藤倉 勇樹(ふじくら ゆうき、1979年10月23日 - )は日本の将棋棋士。棋士番号245。桜井昇九段門下。東京都新宿区出身。
第30回(2001年度下半期)三段リーグでは5勝13敗と低調だったが、翌第31回(2002年度上半期)は一転して13勝5敗の好成績で、1位で四段昇段を果たす。
第19期竜王戦(2005 - 06年)6組で、ランキング戦で準決勝まで進出し、昇級者決定戦でも勝利して5組に昇級する。
しかし、順位戦では7期在籍していずれも指し分け(5勝5敗)以下の成績しか収められず、第68期(2009年度)C級2組の順位戦で3つ目の降級点を取り、熊坂学(27歳で順位戦の制度上最速の3期在籍で陥落)に次ぐ史上2番目の若さ(30歳)、本間博と並ぶ史上2番目タイの速さ[注 1]でフリークラスに陥落した。
2015年度には、第66回(2016年度)NHK杯将棋トーナメント予選の決勝で梶浦宏孝四段に勝ち、初の本戦出場を決めた(本戦では1回戦で、第40回優勝者の先崎学九段に敗れた)。
フリークラス在籍期限となる2019年度まで規定の成績を挙げることが出来ず、2020年3月末時点で5組在籍を維持していた竜王戦を除き、2020年度以降に開催される公式戦の参加資格を失った[1]。出場可能の棋戦は、フリークラス規定の特例により最大2年間出場可能(5組在籍)となる竜王戦のみとなり、2020年12月開始の第34期に出場。2010年に改定されたフリークラス規定の特例によって現役続行となったのは、藤倉が史上初となった[注 2]。第34期も5組残留を決め、次期35期の竜王戦参加資格を得た[2]。しかし、現役継続には4組昇級が必須条件となった第35期竜王戦では、ランキング戦、昇級者決定戦いずれも初戦で敗れたことにより、残留決定戦の終了をもって引退となることが決定した。
2022年5月19日、第35期竜王戦5組残留決定戦 対藤森哲也五段戦で黒星となり、これが現役最終局となった[3][4]。
引退棋士の中で四段昇段が最も直近であるため、棋士番号は引退棋士の中で最も大きい(2023年9月時点、「将棋棋士一覧」参照)。
振り飛車党の棋士で、四間飛車を駆使した対トーチカ・対居飛車穴熊・相振り飛車などの戦形を得意とする。
(2023年6月5日現在)
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