熊谷桜堤 (くまがやさくらつつみ)は、埼玉県熊谷市で荒川左岸の堤防の内、荒川大橋付近から下流、約2kmの区間の名称で観光名所。
約500本もの桜(ソメイヨシノ)が植えられていて、毎年熊谷さくら祭が開催され、花見客で賑わいを見せている。1990年(平成2年)には、日本さくら名所100選にも選ばれている。
近年では菜の花も植えられ、ピンクと黄色のコントラストが映えている。
熊谷駅から徒歩5分というアクセスの良さも好評。
ここにある桜の木のうち1本が熊谷地方気象台における桜開花の標本木となっている[1]。
1580年頃、熊谷堤(現在の熊谷桜堤とは別の位置でもっと現在の駅の位置に近かった)が築かれ、その後、桜が植えられた。
江戸時代頃より、桜の名所として有名になる。
明治時代に入って、一度枯れてしまったが、1886年(明治19年)より植樹を開始し復活、1910年(明治43年)には906本に達した。 1923年(大正12年)には、内務省から名勝の指定を受けたり、上野からの花見客向け臨時列車が運転されるなど、大いに栄えていたが、1925年(大正14年)、大火にあい、多くが焼失、衰えてしまった。
1952年(昭和27年)、荒川改修に伴い、新たな熊谷堤が築かれ、そこに熊谷市・市制施行20周年事業として植樹、現在の熊谷桜堤となる。
1954年(昭和29年)、熊谷堤の名勝指定が解除された。旧熊谷堤の一部は、万平公園として残されている。また、旧熊谷堤の東端に、名勝熊谷堤の石碑が今も残されている。
JR上越新幹線・JR高崎線・秩父鉄道秩父本線熊谷駅南口より、徒歩5分。
この熊谷桜堤では、春と夏に大きなイベントが開催される。
など
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