朝倉市(あさくらし)は、福岡県中南部、筑後地域に位置する市。
地理
福岡県の中央部、県庁所在地である福岡市の南東約40km、久留米市の北東約20kmの場所に位置する。市内を北西から南東へと貫く国道386号あたりを境に、南側は盆地、北側(市域北部から北東部〜東部にかけて)は古処山をはじめとする600〜900m級の山々が連なる。この山地の中に福岡県両筑地域の水資源供給の役割を担う寺内ダム・江川ダムがある。また市域の南側には、境界にほぼ沿う形で筑後川が流れている。
市域西端部は旧甘木市で、中心となる鉄道駅の甘木駅、朝倉市役所や商店街などの中心市街地が所在する。市中心部から北東約8kmの位置に、秋月城の旧城下町の秋月地区がある。秋月地区は「筑前の小京都」と呼ばれ、観光地となっている。朝倉都市圏の中心都市である。
国道386号の杷木地区(旧杷木町)を過ぎると、大分県日田市に入る。
気候
朝倉(1991年 - 2020年)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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19.8 (67.6)
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24.7 (76.5)
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26.1 (79)
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31.4 (88.5)
|
35.1 (95.2)
|
37.6 (99.7)
|
38.8 (101.8)
|
38.4 (101.1)
|
37.1 (98.8)
|
32.8 (91)
|
29.7 (85.5)
|
24.2 (75.6)
|
38.8 (101.8)
|
平均最高気温 °C (°F)
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9.8 (49.6)
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11.5 (52.7)
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15.3 (59.5)
|
20.9 (69.6)
|
25.8 (78.4)
|
28.2 (82.8)
|
31.8 (89.2)
|
33.2 (91.8)
|
29.4 (84.9)
|
24.2 (75.6)
|
18.1 (64.6)
|
12.1 (53.8)
|
21.7 (71.1)
|
日平均気温 °C (°F)
|
4.7 (40.5)
|
6.0 (42.8)
|
9.4 (48.9)
|
14.4 (57.9)
|
19.2 (66.6)
|
22.9 (73.2)
|
26.8 (80.2)
|
27.4 (81.3)
|
23.6 (74.5)
|
17.9 (64.2)
|
12.1 (53.8)
|
6.7 (44.1)
|
15.9 (60.6)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
0.3 (32.5)
|
0.9 (33.6)
|
3.9 (39)
|
8.4 (47.1)
|
13.4 (56.1)
|
18.6 (65.5)
|
23.0 (73.4)
|
23.3 (73.9)
|
19.3 (66.7)
|
12.8 (55)
|
6.9 (44.4)
|
2.0 (35.6)
|
11.1 (52)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−8.3 (17.1)
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−7.5 (18.5)
|
−5.6 (21.9)
|
−1.6 (29.1)
|
3.2 (37.8)
|
8.6 (47.5)
|
14.1 (57.4)
|
15.1 (59.2)
|
6.2 (43.2)
|
0.7 (33.3)
|
−2.0 (28.4)
|
−5.7 (21.7)
|
−8.3 (17.1)
|
降水量 mm (inch)
|
64.6 (2.543)
|
81.4 (3.205)
|
121.8 (4.795)
|
139.2 (5.48)
|
169.5 (6.673)
|
333.6 (13.134)
|
413.2 (16.268)
|
206.9 (8.146)
|
176.6 (6.953)
|
92.4 (3.638)
|
88.9 (3.5)
|
65.0 (2.559)
|
1,953 (76.89)
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平均降水日数 (≥1.0 mm)
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9.0
|
9.1
|
10.9
|
10.1
|
9.0
|
13.3
|
12.9
|
10.6
|
9.5
|
7.0
|
8.5
|
8.6
|
118.6
|
平均月間日照時間
|
112.5
|
129.7
|
162.3
|
181.5
|
194.6
|
122.6
|
164.1
|
194.7
|
159.6
|
175.3
|
139.1
|
118.9
|
1,854.9
|
出典1:Japan Meteorological Agency
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出典2:気象庁[1]
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隣接している市町村
- 福岡県
-
- 大分県
-
地名
朝倉市発足時、旧杷木町のみ従来の大字の前に「杷木」を冠するように改められた。
- 旧甘木市
-
- 甘木(旧甘木町)
- 菩提寺(旧甘木町)
- 下渕(旧安川村)
- 甘水(旧安川村)
- 隈江(旧安川村)
- 持丸(旧安川村)
- 千手(旧安川村)
- 長谷山(旧安川村)
- 楢原(旧安川村)
- 屋形原(旧三奈木村)
- 荷原(旧三奈木村)
- 三奈木(旧三奈木村)
- 城(旧三奈木村)
- 板屋(旧三奈木村)
- 矢野竹(旧三奈木村)
- 秋月(旧秋月町。朝倉市合併時に下秋月より改称)
- 秋月野鳥(旧秋月町。朝倉市合併時に野鳥より改称)
- 江川(旧上秋月村)
- 山見(旧上秋月村)
- 上秋月(旧上秋月村)
- 田代(旧上秋月村)
- 日向石(旧上秋月村)
- 一木(旧立石村)
- 柿原(旧立石村)
- 古賀(旧立石村)
- 小隈(旧福田村)
- 小田(旧福田村)
- 倉吉(旧福田村)
- 中寒水(旧福田村)
- 堤(旧立石村)
- 頓田(旧立石村)
- 白鳥(旧福田村)
- 平塚(旧福田村)
- 来春(旧立石村)
- 鵜木(旧蜷城村)
- 鎌崎(旧蜷城村)
- 金丸(旧蜷城村)
- 上畑(旧蜷城村)
- 相窪(旧立石村)
- 中(旧蜷城村)
- 長田(旧蜷城村)
- 徳渕(旧蜷城村)
- 八重津(旧蜷城村)
- 福光(旧蜷城村)
- 片延(旧蜷城村)
- 林田(旧蜷城村)
- 屋永(旧金川村)
- 牛鶴(旧金川村)
- 桑原(旧金川村)
- 中島田(旧金川村)
- 田島(旧金川村)
- 黒川(旧高木村)
- 佐田(旧高木村)
- 下浦(旧馬田村)
- 牛木(旧馬田村)
- 上浦(旧馬田村)
- 千代丸(旧馬田村)
- 草水(旧馬田村)
- 馬田(旧馬田村)
- 中原(旧馬田村。1949年、下浦などから分立。)
- 美奈宜の杜1〜7丁目(三奈木・田代・矢野竹より分立。年不詳。住居表示実施済[2])
- 旧朝倉町
-
- 古毛(旧朝倉村)
- 菱野(旧朝倉村)
- 山田(旧朝倉村)
- 烏集院(旧宮野村)
- 須川(旧宮野村)
- 比良松(旧宮野村)
- 宮野(旧宮野村)
- 石成(旧大福村)
- 入地(旧大福村)
- 大庭(旧大福村)
- 上寺(旧大福村)
- 多々連(旧大福村)
- 田中(旧大福村)
- 長渕(旧大福村)
- 旧杷木町
-
- 杷木池田
- 杷木白木
- 杷木林田
- 杷木穂坂
- 杷木赤谷(旧松末村)
- 杷木大山(旧松末村)
- 杷木星丸(旧松末村)
- 杷木松末(旧松末村)
- 杷木志波(旧志波村)
- 杷木久喜宮(旧久喜宮村)
- 杷木古賀(旧久喜宮村)
- 杷木寒水(旧久喜宮村)
- 杷木若市(旧久喜宮村)
歴史
邪馬台国甘木・朝倉説
安本美典が唱える説で、甘木・朝倉地方を中心とした周辺地域の地名と、奈良・大和地方を中心とした周辺地域の地名の酷似[3]から、邪馬台国の中心は甘木・朝倉にあり後に奈良・大和地方に移って大和朝廷になったとする説。この説にちなんで5月には甘木公園[4]で「花の邪馬台国まつり」が開催されている。
武家政権時代
鎌倉時代の1203年(建仁3年)、原田種雄(たねかつ)が鎌倉幕府より秋月庄を賜り秋月城(現在は城跡のみ)の築城を始める。それ以降、原田氏は秋月氏を名乗り、以後17代にわたって統治が続き城下町として栄える。
戦国時代末期以降
秋月氏は1587年(天正15年)、豊臣政権による九州征伐に屈し、日向国高鍋に移封された。慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの功により、黒田長政が筑前国の領主となる。秋月には叔父の黒田直之を配した。直之は秋月城や町割りを整備した。その後1623年(元和9年)、福岡藩を統治していた黒田長政の遺言により、長政の三男黒田長興が秋月に5万石で分封され秋月藩が成立、城下町を立て直した。以後は黒田氏による統治が明治時代の廃藩置県まで続くこととなる。
廃藩置県により秋月県が誕生、県庁所在地となったがすぐに福岡県に統合され、県内の一都市となった。その後、明治政府の打ち出した政策に強い不満を抱いた士族により、1876年10月24日熊本藩で起きた神風連の乱に呼応する形で10月27日に秋月の乱が起こった。
近現代における行政区域の変遷
災害
昭和28年西日本水害
1953年6月に九州一帯を襲った集中豪雨により筑後川が各所で氾濫。現在の朝倉市域では、特に大福、蜷城一帯の全家屋が浸水した[5]。
平成29年7月九州北部豪雨
2017年7月5日に九州北部を襲った記録的な集中豪雨では市内の黒川地区にある北小路公民館では降り始めからの累加雨量894mm、24時間雨量829mmに達するなど市内各地で記録的な豪雨となり、市内各地で土砂崩れや河川の氾濫による浸水が発生。市内で34人が死亡、2人が行方不明となったほか、住宅の全壊・大規模半壊372件、その他国道386号を中心とする道路等の生活基盤施設や農地なども多くの被害を受けた[6]。
朝倉市では同年度末に復興計画を策定、2020年代も復興・復旧や将来に向けた防災・減災事業が進められている。17世帯が暮らしていた小河内地区は、被災者生活再建支援法に基づく長期避難世帯に指定され、のちに1軒が地元へ戻ったものの、転居先での暮らしの定着や砂防ダム建設計画の浮上などもあり、2022年春に地区の解散を決めた[7]。
- 被災の様子
-
九州北部豪雨により北川が氾濫し被災した朝倉市杷木志波(2017年7月7日)
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九州北部豪雨により奈良ヶ谷川が氾濫し被災した朝倉市山田(2017年7月7日)
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九州北部豪雨により妙見川が氾濫し被災した朝倉市須川(2017年7月8日)
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九州北部豪雨により黒川が氾濫し被災した朝倉市黒川(2017年7月8日)
-
九州北部豪雨により黒川が氾濫し被災した朝倉市黒川(2017年7月8日)
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九州北部豪雨により佐田川が氾濫し被災した朝倉市佐田(2017年7月8日)
行政
市長
代 |
氏名 |
就任年月日 |
退任年月日 |
備考
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白水堅志 |
2006年3月20日 |
2006年4月22日 |
職務執行者[8]・旧朝倉町長
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初 |
塚本勝人 |
2006年4月23日 |
2010年4月22日 |
旧甘木市長
|
2-3 |
森田俊介 |
2010年4月23日 |
2018年4月22日 |
元県議
|
4-5 |
林裕二 |
2018年4月23日 |
現職 |
元県議
|
消防
警察
議会
市議会
- 定数:18人
- 任期:2023年5月1日 - 2027年4月30日
衆議院
地域
人口
|
朝倉市と全国の年齢別人口分布(2005年)
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朝倉市の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 朝倉市 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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朝倉市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
|
66,623人
|
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1975年(昭和50年)
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64,982人
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1980年(昭和55年)
|
64,623人
|
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1985年(昭和60年)
|
65,128人
|
|
1990年(平成2年)
|
63,724人
|
|
1995年(平成7年)
|
62,593人
|
|
2000年(平成12年)
|
61,707人
|
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2005年(平成17年)
|
59,385人
|
|
2010年(平成22年)
|
56,355人
|
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2015年(平成27年)
|
52,444人
|
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2020年(令和2年)
|
50,273人
|
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総務省統計局 国勢調査より
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地域圏・経済圏
朝倉市の市域は、一部を除いたほぼ全域が旧筑前国に属しており、福岡県の公式的な地域圏としては福岡地域圏に分類される。しかし反面、市内の鉄道(西鉄甘木線)が久留米方向へ向かって整備されており久留米市を中心とする筑後地域圏に含まれる要素も多い。また、自動車のナンバープレートも久留米自動車検査登録事務所の管轄のため「福岡」ではなく「久留米」となっており、郵便番号も筑後地区の地域番号である「83」(838-XXXX)となっている。朝倉市のうち旧甘木市、朝倉町域は福岡都市圏の5%通勤圏に属する。
教育
高等学校
中学校
- 市立
-
- 甘木中学校
- 南陵中学校
- 秋月中学校
- 十文字中学校
- 比良松中学校
- 杷木中学校
小学校
- 市立
-
- 甘木小学校
- 立石小学校
- 福田小学校
- 蜷城小学校
- 秋月小学校
- 馬田小学校
- 金川小学校
- 三奈木小学校
- 大福小学校
- 朝倉東小学校
- 杷木小学校
- 久喜宮小学校 (2018年3月閉校、2018年4月より杷木小学校に統合)
- 志波小学校 (2018年3月閉校、2018年4月より杷木小学校に統合)
- 松末小学校 (2018年3月閉校、2018年4月より杷木小学校に統合)
産業
朝倉市に工場を置く主な企業
朝倉市に本社を置く主な企業
主な商業施設
交通
鉄道
甘木鉄道: 甘木鉄道甘木線(基山駅でJR鹿児島本線と、小郡駅で西鉄天神大牟田線と接続。福岡市方面へのメインルート)
西日本鉄道: 西鉄甘木線(宮の陣駅で西鉄天神大牟田線と接続。久留米市方面へのメインルート)
バス
路線バス
- 西鉄バス(西日本鉄道・西鉄バス久留米・日田バス)
- 朝倉市の中心部に甘木バスセンターと営業所(西鉄バス二日市甘木支社)、旧杷木町の中心部に杷木発着所と営業所(日田バス杷木営業区)を置き、市内で運行している。
- 西日本鉄道が運行する[40][41][400]番は朝倉市内を北西から南東に貫く朝倉街道(国道386号およびその旧道)に沿って経由し、福岡市・筑紫野市と朝倉市を結ぶ路線で、西鉄バス二日市・日田バス(400を除く)への管理委託路線である。甘木バスセンターを経由する。
- ほかに杷木発着所を拠点として西鉄バス久留米が無番の路線を運行しており、杷木から東峰村に向かう路線と、杷木からうきは市の旧浮羽町の中心部である浮羽発着所を経て旧浮羽町南部の山間部へ向かう路線があり、うち1路線は日田市の旧前津江村域まで運行する。
- 日田バスはかつて独自の路線が日田市から乗り入れていたが、2020年4月30日を以って廃止され、現在は先述の西日本鉄道の路線の管理委託のみを行っている。
- [40][41]:筑紫野市(JR二日市駅・西鉄朝倉街道駅) - 筑前町 - 朝倉市(甘木バスセンター・甘木営業所・杷木)
- [400]:福岡市(博多バスターミナル) - 太宰府市 - 筑紫野市 - 筑前町 - 朝倉市
- 朝倉市(杷木) - 東峰村
- 朝倉市(杷木) - うきは市 - 日田市(旧前津江村内)
- 甘木観光バス
- 2001年に西鉄が当時の甘木市内のローカル路線を廃止した際に路線を引き継ぎ路線バスに参入、運行を開始したが、朝倉市が発足した後は路線の廃止が相次ぎ、現在では甘木駅を拠点とする秋月地区、久留米市田主丸町、筑前町(太刀洗駅)への路線と、市中心部を循環する甘木市街地循環線のみを運行している。
コミュニティバス
- 朝倉地域コミュニティバス:朝倉町で運行されているコミュニティバスで、矢野タクシーが運行する。日祝・年末年始を除き運行。各ルートとも1日定期便2往復のほか、予約に応じて運行する1往復が設定されている。
- あいのりタクシー - 予約制(デマンド交通)乗合タクシー。甘木観光バスの廃止に伴い運行されている。矢野タクシー、安全タクシーが担当。
- 杷木東部線・福城線、長渕線、黒川線、矢野竹線、美奈宜の杜線 、馬田線、上秋月・安川線
- あいのりスクールバス - 小中学校のスクールバスを予約制乗合タクシーとしても運行する。
- 上秋月地域スクールバス混乗化事業
- うきはバス:うきは市が運行するコミュニティバスで、浮羽線が杷木を経由する。
高速バス
以下の2路線が市内の停留所に発着する。発着地は朝倉市中心部近くの大分自動車道甘木インターチェンジに併設される高速甘木(甘木バスストップ)、旧朝倉町中心部近くの朝倉インターチェンジに併設される朝倉インターバス停(朝倉バスストップ)、旧杷木町中心部の杷木発着所。
- ひた号 - 福岡・福岡空港・日田方面(高速甘木・朝倉インター・杷木発着所)
- サンライト号 - 長崎・大分方面(高速甘木)
道路
- 高速道路
-
- 一般国道
-
- 主要地方道
-
- 道の駅
-
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光
旧跡
- 国の史跡
-
- 福岡県指定史跡
-
祭事
百選
著名な出身者
★は故人
市外局番
事案
- 平成29年7月九州北部豪雨の災害復旧工事において、当市都市計画課建築係長が豪雨による山林崩壊の土砂撤去工事費を増額したことや、その後も同様の便宜を図ってほしいと期待された見返りと知った上で、2019年4月22 - 23日、防水工事会社役員から現金100万円と2人で出かけた韓国旅行の航空券を受け取ったとして、福岡県警察は2人を2020年6月に逮捕した[9]。福岡地方検察庁は2020年7月3日、2人を起訴した。市は7月3日付で係長を地方公務員法の規定に基づき休職とした上で人事秘書課付とする異動辞令を発令した[10]。今後、係長を懲戒処分する方針である[11]。
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
朝倉市に関連するカテゴリがあります。