自由民主党党・政治制度改革実行本部

自由民主党党・政治制度改革実行本部(じゆうみんしゅとうとう・せいじせいどかいかくじっこうほんぶ)は、自由民主党内にある組織のひとつである。

概要

1999年11月26日、党内に21世紀にふさわしい政治のあり方を検討する総裁直属機関として政治制度改革本部(党則79条機関)を設置した[1]。本部内に政治改革、国会改革、党改革の3委員会を設置[2]

2004年10月、安倍晋三幹事長代理を本部長として党改革実行本部が設置された[3](安倍は2021年6月現在、高村正彦と共に最高顧問を務める)。

2010年9月18日、党改革実行本部を党・政治制度改革実行本部と改称し、議員定数の削減に取り組む方向となった[4]

2024年10月4日、党政治刷新本部と党改革実行本部を統合し党政治改革本部とした[5]

党内批判

2016年9月、本部の役員会の会合で党則で連続2期6年までと定められている自民党総裁任期を3期9年にする案と、任期制限を撤廃する案の2案を軸に検討する方針を決めた。これに対し元幹事長石破茂は「なぜ今、最優先事項なのか分からない」と疑問を呈した[6]

本部長

自由民主党
党政治改革本部長
自由民主党党章
自由民主党党章
渡海紀三朗
現職者
渡海紀三朗

就任日 2024年10月
地位自由民主党党改革実行本部
所在地東京都千代田区永田町 自由民主党党本部
指名総裁による決定
ウェブサイト自由民主党

歴代本部長

氏名 画像 就任月 出身 総裁
政治制度改革本部長
粕谷茂 1999年11月 河野派 小渕恵三
森喜朗
亀井善之 2000年7月 山崎派
太田誠一 2000年12月 堀内派
原田昇左右 2001年5月 加藤派 小泉純一郎
小里貞利 2003年3月 小里派
丹羽雄哉 2003年11月 堀内派
党改革実行本部長
安倍晋三 2004年10月 森派 小泉純一郎
太田誠一 2005年9月 丹羽・古賀派
安倍晋三
石原伸晃 2007年2月 山崎派
武部勤 2007年8月 山崎派 福田康夫
麻生太郎
谷垣禎一
党・政治制度改革実行本部長
細田博之 2010年9月 町村派 谷垣禎一
古屋圭司 2012年10月 伊吹派 安倍晋三
逢沢一郎 2013年2月 谷垣グループ
渡海紀三朗 2014年2月 無派閥
岩屋毅 2015年2月 麻生派
平沢勝栄 2015年11月 石原派
高村正彦 2016年8月 山東派→麻生派
塩崎恭久 2017年11月 無派閥
棚橋泰文 2018年10月 麻生派
野田聖子 2019年9月 無派閥
塩崎恭久 2020年9月 無派閥 菅義偉
党改革実行本部長
茂木敏充 2021年11月 茂木派 岸田文雄
党政治改革本部長
渡海紀三朗 2024年10月 無派閥 石破茂

脚注

  1. ^ 1994年~2001年 羽田内閣から小泉内閣までの軌跡 民間政治臨調~旧21世紀臨調の時代
  2. ^ 『政治制度改革へ総裁直属の本部 自民が新設決める』読売新聞、1999.11.23 東京朝刊 政治面
  3. ^ 自由民主党 党改革実行本部 PDF
  4. ^ 神戸新聞 2010年9月18日
  5. ^ “自民、石破茂総裁直属の「政治改革本部」新設 トップに渡海紀三朗前政調会長”. 産経新聞. (2024年10月4日). https://www.sankei.com/article/20241004-WZ2R2P6EANNGNN4QB3SO5JSL6M/ 2024年10月9日閲覧。 
  6. ^ 総裁任期延長「3期9年」「制限撤廃」軸に議論開始 毎日新聞


Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!