神田伯山 |
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YouTube |
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チャンネル |
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活動期間 |
2020年 - |
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登録者数 |
23.3万人 |
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総再生回数 |
37,181,270回 |
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登録者100,000人
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2020年[2]
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チャンネル登録者数・総再生回数は 000000002024-01-10-00002024年1月10日時点。 備考:ギャラクシー賞(第57回)のテレビ部門フロンティア賞受賞(2020年) |
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六代目 神田 伯山(ろくだいめ かんだ はくざん、1983年6月4日 - )は、日本の講談師[4][5]・ラジオパーソナリティ・YouTuber。日本講談協会および落語芸術協会所属[5]。前名∶神田 松之丞、本名∶古舘 克彦。紋は「三ツ鐶」。
2020年2月11日を以て講談の大名跡である神田伯山を6代目として襲名[6]。二ツ目時代から独演会では定員数百人の会場を満員にするなど新進気鋭の講談師として注目を浴びている[7]。
来歴
6代目伯山は自身の真打昇進及び襲名に伴って講談界の名跡である桃川如燕、神田五山、桃川三燕、桃川燕玉、桃川桂玉、柴田南玉、桃川燕国、神田松山、神田伯鯉を預かっていることを報告している[30]。
芸歴
人物
芸に関すること
- 高校2年生のときにラジオで偶然、6代目三遊亭圓生の御神酒徳利を聞き、感銘を受ける[32]。
- 高校卒業後の浪人生時代に所沢市で行われた立川談志独演会の高座を見て、立川談志のファンになる[34]。以降、談志の追っかけとなり、のちに講談師になることにした[34]。
- 大学時代、6代目神田伯龍の『村井長庵・雨夜の裏田圃』を聞き、衝撃を受ける[36]。
- 神田松鯉に入門を認めて貰えるよう、大師匠2代目神田山陽の命日10月30日に入門を志願した[14][38]。
- 入門を許された2007年11月に、末廣亭で「神田松之丞」と命名された。「赤穂義士伝」をこよなく愛する師匠・松鯉が、重要登場人物大石主税の幼名にちなんでつけた。伯山(松之丞)は、義士伝について(自身にも複数の持ちネタがあるものの)「今の世の中にそれだけのニーズがあるとは思えない」「『徳川天一坊』や『天保六花撰』などのほうがまだ魅力的で、連続物としてやる価値がある」と発言している[40]。
- 最初に師匠から稽古を付けられた『三方ヶ原軍記』は覚えるまでに2か月ほどを要したが、次の『鉢の木』は没頭して1週間で覚え、師匠の松鯉から「お前は将来名人になる」と言われた[36]。
- 師匠方の着物が畳めないなど、前座仕事には向いていなかった[38]。
- 一話完結の「端物」と呼ばれる読み物よりも、連続物を重視している。これは師匠の神田松鯉の考え方を受け継いだものである。持ちネタの連続物『畔倉重四郎』には客席と一体感があるとしている。
- 松之丞時代は「事務所に入っていいことなんて一つもない」と考えて特定の芸能事務所には所属しておらず、自らがスケジュール管理を行っていた[46]。
- 落語芸術協会の二つ目11人で結成されたユニット「成金」に、講談師としては唯一所属している[注釈 1][47][48]。
- プロレスを好む[49]。プロレスを扱った新作講談『グレーゾーン』を創作し、演じていた[49]。2021年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会でCS生中継で副音声ゲスト。そこの話で、かつての実況アナ、古舘伊知郎とは遠縁だと語った。
- 伯山は松之丞時代も含めて過去にアニメ作品の声優を経験しているが、同じ話術を主とした芸ではあるものの、講談と声優とではそれぞれ異なる演技を要求され、声優の仕事に関しては声だけで120%の演技をしなければいけない上に、アニメに合わせてリッピングをする事も含め難しいと述べている。この事から伯山は声優に就いている者に一定のリスペクトがある事を明かしている[51][52]。
- 趣味は落語を聞くこと[5]。
- 新宿末廣亭(2020年2月中席)での真打昇進襲名披露興行でのゲスト(高座+口上)は以下のとおり。
- 年数回、新宿末廣亭などで主任興行を受け持つことが多くなったが、その際に落語の定席寄席としては縁が薄かった色物芸人などをゲストとして積極的に顔付けを行っている。
- 浪曲では、既に2019年に玉川太福が春風亭昇太の内輪として門下に入り、落語芸術協会にも加入しており同協会の定席興行にも出演していたが、太福と同じく日本浪曲協会所属で、伯山との交流のあった玉川奈々福、国本はる乃が2022年12月に、三代目広沢菊春が2023年7月に芸協の伯山主任の興行に初めて顔付けされた。以降は伯山主任の興行に顔付けされることが多くなり、これが契機となり2024年5月から3名とも落語芸術協会の正会員として入会し、所属となった浪曲師は芸種も「浪曲」として色物枠から独立する形で香盤が設定されている。
- 新たなジャンルともいえる「実況芸」としては、親交のあるフリーアナウンサーの清野茂樹が、2024年7月下席の新宿末廣亭の伯山主任の興行に初めて顔付けされ、以降は伯山主任の興行に不定期ながら顔付けされている。
- 文楽(浄瑠璃)としては、六代目竹本織太夫が、2024年12月中席の新宿末廣亭の伯山主任の興行に初めて顔付けされた。伯山と織太夫の由縁は天保から明治にかけて活躍した二代目竹本織太夫と二代目神田伯山まで遡り、二代目織太夫が約140年前の1883年9月に死去した際、その追善興行に二代目伯山が出演したことが伝わっている[53]。
人物
ラジオに関すること
出囃子
- 猩々くずし(2007年 - 2020年)
- 勧進帳滝流し(2020年 - )
持ちネタ
主な持ちネタは以下の通り[79][80]。
古典
- 寛永宮本武蔵伝 全17話
- 畔倉重四郎 全19話
- 天保水滸伝 全7話
- 村井長庵 全12話
- 天明白浪伝 全10話
- 慶安太平記 全19話
- 徳川天一坊 全20話
- 寛政力士伝より「雷電の初土俵」「谷風の情け相撲」
- 源平盛衰記より「扇の的」
- 源平盛衰記より「青葉の笛」
- 難波戦記より「真田の入場」
- 難波戦記より「本多出雲守の討死」
- 寛永三馬術より「曲垣と度々平」
- 笹野名槍伝より「海賊退治」
- 三家三勇士より「和田平助」
- 黒田武士
- 名月若松城
- 赤穂義士銘々伝より「赤垣源蔵徳利の別れ」
- 赤穂義士銘々伝より「勝田新左衛門」
- 赤穂義士銘々伝より「安兵衛駆け付け」
- 赤穂義士銘々伝より「安兵衛婿入り」
- 赤穂義士銘々伝より「幽霊退治」
- 赤穂義士外伝より「荒川十太夫」
- 赤穂義士銘々伝より「大高源吾」
- 赤穂義士銘々伝より「神崎の詫び証文」
- 赤穂義士本伝より「南部坂雪の別れ」
- 赤穂義士外伝より「天野屋利兵衛」
- 赤穂義士外伝より「忠僕元助」
- 赤穂義士本伝より「大石東下り」
- 赤穂義士外伝より「鍔屋宗伴」
- 三方ヶ原軍記
- 真景累ケ淵より「宗悦殺し」
- 吉原百人斬りより「お紺殺し」
- 小幡小平次
- 乳房榎
- 鍋島の猫騒動
- 番町皿屋敷
- 怪談牡丹燈籠より「お札はがし」
- 幡随院長兵衛より「芝居の喧嘩」
- 浪速侠客伝より「違袖の音吉」
- 淀五郎
- 中村仲蔵
- 小猿七之助
- 鼓ヶ滝
- 万両婿
- 人情匙加減
- 三方一両損
- 大名花屋
- 荒大名の茶の湯
- 阿武松
新作
- 「桑原さん」
- 「トメ」
- 「しゅうまい」
- 「グレーゾーン」
- 「腹話術」
- 「フィナステリドとミノキシジル」
- 「白がってん」
- 「黒がってん」
作品
書籍
連載
講談えほんシリーズ
解説
その他
漫画
CD
- 荒川十太夫 2016年10月14日 渋谷らくご収録
- 天明白浪伝~金棒お鉄 2017年2月11日 渋谷らくご収録
- 天明白浪伝~首無し事件 2016年10月16日 渋谷らくご収録
- 松之丞ひとり語り 2017年5月15日 ソニーミュージック乃木坂スタジオ収録
- 慶安太平記・宇津谷峠 2016年9月20日 東京芸術劇場シアターウエスト収録
- 松之丞CD解説 2017年5月26日 なかのZERO小ホール 本公演前に収録
- 慶安太平記・箱根の惨劇 2016年9月20日 東京芸術劇場シアターウエスト収録
- 村井長庵・雨夜の裏田圃 2017年3月2日 日本橋社会教育会館収録
- 『最後の松之丞』(ユニバーサルミュージック、2020年1月29日発売) - YBCR-1012/3
- 鮫講釈 2019年11月8日 神奈川県民ホール収録
- 汐留の蜆売り 2019年11月8日 神奈川県民ホール収録
- 小幡小平次 2018年7月26日 博品館劇場収録
- 松之丞CD解説 2019年11月16日 習志野文化ホール収録
DVD
- 『新世紀講談大全 神田松之丞』(クエスト、2015年4月) - 収録演目:違袖の音吉、鹿島の棒祭り、グレーゾーン
出演
テレビ
- 現在のレギュラー出演
- 神田伯山の“真”日本プロレス(CSテレ朝チャンネル2)
- シーズン1:2021年2月20日 - 8月21日 全7回
- シーズン2:2022年4月16日 - 9月24日 全6回
- 不定期放送
- 過去のレギュラー出演
- レギュラー以外
テレビドラマ
テレビアニメ
劇場アニメ
映画
ラジオ
Web
CM
その他
弟子
前座
脚注
注釈
- ^ このユニットは、「メンバーの誰かが真打昇進したら終了」としており、メンバー中では香盤最上位の3代目柳亭小痴楽が真打昇進した2019年9月下席直前の2019年9月20日をもって金曜定例会としての「成金」は終了した。(年末定例会「大成金」並びにメンバーの個人営業としての「成金」と付く営業は継続)
- ^ a b 声の出演。
出典
参考文献
関連項目
外部リンク