『江戸特捜指令』(えどとくそうしれい)とは、1976年10月2日から1977年3月26日まで、毎日放送と三船プロダクションの制作により、TBS系列で毎週土曜日 22:00 - 22:55(日本標準時)に放送された時代劇。全26話。
内容
将軍直属の秘密捜査官「隠し目付」が探索の末、リーダーの作った台本に従った芝居で悪事の証拠を掴み、悪人たちを斬り捨てる。
リーダーの作った台本に従った芝居(劇中では「一幕芝居」と呼称)は、町人らからエキストラを集め、建物を改造するなど大掛かりなもので、この一幕芝居で悪人たちを騙すことが本作の特徴である。
登場人物
- 幻々舎一斎:中村敦夫
- 隠し目付のリーダー。普段は周囲から「先生」と呼ばれている芝居の脚本家。
- 五人を集合させる際に夢介の自宅にある太鼓を激しく叩く。近所の住人は芝居の脚本が書けないための気晴らしと思っている。
- 隠し目付の中で最も変装を用いる頻度が高い。
- 立ち回りでの装束の色は黒。武器は大刀。
- 松五郎:竜雷太(第1 - 12、15 - 23、25、26話)
- 隠し目付。普段は大工をしている。
- 立ち回りでの装束の色は茶色。大刀を腰に差しているが怪力の持ち主であり、大立ち回りでは唯一、素手で戦う。
- 辰:原田大二郎(第1 - 9、12 - 24、26話)
- 隠し目付。普段は遊び人。花札を手裏剣代わりに投げる。天涯孤独の身の上で、幼少期は角兵衛獅子をしていた。
- 立ち回りでの装束の色は青。大刀を使うが斬る動きが一斎とは異なる。
- 小雪:五十嵐淳子(第1 - 8、10、12 - 18、20、21、23 - 26話)
- 隠し目付。普段は芸者。医者でもあり、火薬の調合も行う。
- 立ち回りでの装束の色は紫。匕首を逆手で使用する。
- お町:秋野暢子(第1 - 6、8 - 16、18、19、21 - 26話)
- 隠し目付。普段は飛脚。忍者の家系で「小猿」と呼ばれ、男の様に育てられた(第12話)。
- 立ち回りでの装束の色は赤。青い柄の大刀と鞘を使用し、身体能力の高さから繰り出されるアクロバティックなアクションが特徴。
- 夢介:山城新伍(第1 - 5、7 - 17、20 - 22、24 - 26話)
- 隠し目付。普段は関西弁を話す時計職人。からくり人形の菊千代を大事に管理している。自宅には隠し部屋があり、隠し目付たちの隠れ家となっている。
- 女好きで小雪に言い寄るがその度に上手く あしらわれ「あんた、本当に女なん?」と小雪に言うのが口癖となっている。
- 立ち回りでの装束の色は緑色系。メンバー唯一の槍使いである。大刀と脇差しも装備しており、槍と大刀を交互に使用したり(第4、8、12話)、大刀と脇差しの二刀流を一瞬だけ披露したことがある(第10話)。
- おえん:エバ・マリア・バスケス
- 本作のコメディリリーフ。一斎に言い寄る役者志願の町娘で日本人とアメリカ人のハーフである。
- 一人称は「アタイ」。一斎からは「また来やがった」と言われる。
スタッフ
主題歌
ED曲 「明日への旅人」、歌:清水京子(キングレコード)、作詞:山川啓介、作・編曲:菊池俊輔
放映リスト
脚注
前後番組
TBS系 土曜22時台(当時は毎日放送の制作枠。一部 系列局を除く) |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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江戸特捜指令
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