DRAGO CORSE(ドラゴ・コルセ)は、道上龍が代表を務めるレーシングチーム。運営母体は「有限会社ドラゴ(英: DRAGO LLC)」。
概要
現役レーサーとして活動しながらレーシングカートチームを組織して新たなドライバーの発掘・育成を行っていた道上龍が、世界で活躍できるドライバー創出に向けたさらなるステップアップと将来のチーム活動を視野に2014年7月に発足。
“DRAGO”は「龍」、“CORSE”は「競争」や「レース」をそれぞれ意味するイタリア語。
2014年はスーパーフォーミュラの終盤2戦に参戦。参戦にあたりカーナンバーを「34」とするが、これは残っていた番号に「34」があったことと、道上の実家のカートショップの店名「Trentaquattro」がイタリア語で「34」を意味するもの(その心は『“さ”と“し”』で、つまりトレンタクワトロ代表を務める道上の父・佐堵史の事である。DRAGO CORSEというチーム名も、そこに寄せたもの[1])だったことが理由としている。
2015年からスーパーフォーミュラにフル参戦となり、ドライバーにはSUPER GTでチームメイトだった小暮卓史を起用。また、Drago Modulo Honda RacingとしてSUPER GT・GT500クラスにも参戦することになり、ドライバーには小暮とマクラーレンでテストドライバーを務めるオリバー・ターベイを起用[2]。
2016年はスーパーフォーミュラは引き続き小暮を起用。SUPER GTは小暮に代わり武藤英紀を起用し、オリバー・ターベイ(Rd.7より牧野任祐に変更)とのコンビで参戦。11月8日にスーパーフォーミュラ及びSUPER GTでの活動終了を発表[3]。
2017年は6年ぶりに全日本F3に復帰したスリーボンド(東名エンジン)と組み、「ThreeBond Racing with Drago corse」として参戦[4]。
2018年よりホンダ・NSX GT3でSUPER GT・GT300クラスに参戦。チーム代表兼ドライバーの道上は大津弘樹とコンビを組む[5]。また、同年より開催されている鈴鹿10時間耐久レースにも参戦。
2020年よりスリーボンドと共に再びスーパーフォーミュラに参戦[6]。ドライバーは2017年よりザウバーおよびアルファロメオ・レーシングの開発ドライバーを務めるタチアナ・カルデロンを起用。
そのほか、TCRジャパンシリーズにも参戦[7]。
2022年からSUPER GTにはBUSOU(株式会社クレアーレ)とのコラボレーションチーム「BUSOU Drago CORSE」として参戦。マシンは日産・GT-R NISMO GT3を使用し、ドライバーには柳田真孝と井出有治を起用。道上は監督に就任[8]。第2戦で2位表彰台を獲得するなどしていたが、第4戦を前にBUSOUとの契約解除を発表、参戦休止が発表された[9]。第5戦以降の復帰を目指していたが欠場となった。
2023年はSUPER GTの参戦を休止、2024年の参戦を目指す。またスーパーフォーミュラは前年までメインスポンサーであったスリーボンドが活動の母体となる。
参戦歴
スーパーフォーミュラ
全日本フォーミュラ3選手権
SUPER GT
脚注
- ^ “開幕までに知識を増やそう。カーナンバーとチーム名の由来を知る:Modulo Drago CORSE | スーパーGT | autosport web”. AUTO SPORT web (2020年4月5日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ 2015年Hondaモータースポーツ活動計画の概要 - ホンダ・2015年2月13日
- ^ Drago Modulo Honda Racing参戦終了のお知らせ - ホンダ・2016年11月8日
- ^ スリーボンドとドラゴ・コルセがコラボ! 2017年から全日本F3に参戦へ - オートスポーツ・2017年2月5日
- ^ スーパーGT:道上龍が国内復帰。Modulo Drago CORSEとしてNSX GT3でGT300参戦 - オートスポーツ・2018年1月12日
- ^ “道上龍率いるドラゴコルセがSFに復活! スリーボンドと組み2020年から参戦”. motorsport.com. (2019年10月30日). https://jp.motorsport.com/super-formula/news/drago-corse-come-back-sf-2020/4589245/ 2019年11月10日閲覧。
- ^ “Drago CORSEがTCRジャパンシリーズにシビック・タイプR・TCRで参戦! 下野璃央を起用”. motorsport.com. (2019年12月20日). https://www.as-web.jp/domestic/553399?all 2019年12月21日閲覧。
- ^ BUSOUとDrago CORSEがコラボ! 柳田真孝&井出有治のコンビでニッサンGT-RをGT300に投入 - オートスポーツ・2022年2月14日
- ^ 【スーパーGT】Drago CORSE、BUSOUとの契約解除と第4戦富士欠場を発表。第5戦以降の参戦再開目指す - モータースポーツ.com日本語版・2022年8月1日
外部リンク
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GT500 | |
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GT300 |
- 10: GAINER(富田竜一郎(Rd.1-6,8)/大草りき/塩津佑介(Rd.2,4,5,7))
- 11: GAINER(安田裕信/石川京侍)
- 34: BUSOU Drago CORSE(Rd.1-3)(柳田真孝/井出有治)
- 48: NILZZ Racing(井田太陽/田中優暉(Rd.1,2,4,6-8)/平木湧也(Rd.3)/甲野将哉(Rd.4,5))
- 56: KONDO RACING(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
- 360: TOMEI SPORTS(青木孝行/田中篤(Rd.1,2,4,5,7)/柴田優作(Rd.2-6)/名取鉄平(Rd.8))
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