2020年のオリックス・バファローズでは、2020年シーズンのオリックス・バファローズの動向についてまとめる。
この年のオリックス・バファローズは、西村徳文監督の2年目のシーズンである。
最下位に沈んだ昨年から巻き返しを図りたいチームはMLBでも実績十分のアダム・ジョーンズを補強し[1]臨んだが、開幕2カード目のロッテとの6連戦[注 1]で6連敗を喫する[2]など開幕から10試合終了時点でわずか1勝に終わり、スタートダッシュに失敗。その後も調子は上向かず、8月20日の西武戦に敗れ借金が17となったところで監督の西村徳文が球団からの辞任要請を受諾。事実上の解任となった[3]。残りのシーズンの指揮を2軍監督であった中嶋聡が代行し、同時にコーチ陣の入れ替えも行い再スタートを切った。しかしシーズン序盤の負債を返済するまでには至らなかった。チーム別の対戦成績では対ソフトバンクには5勝17敗2分、対ロッテには5勝18敗1分と上位2球団の草刈り場となり2年連続で最下位となった。
個人では山本由伸が最多奪三振、吉田正尚が首位打者のタイトル獲得した。また翌年ブレイクイヤーとなる宮城大弥・紅林弘太郎が一軍の舞台を踏み、2軍で好成績を収めていた杉本裕太郎が公式戦に41試合出場し、2021年シーズンのリーグ優勝への布石となった。
[注 2]
[7][8]
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
1936年から1946年までは「阪急軍」(1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。)1947年から1988年までは「阪急ブレーブス」1989年から1990年までは「オリックス・ブレーブス」1991年から2004年までは「オリックス・ブルーウェーブ」(2004年オフに大阪近鉄バファローズと球団合併)2005年から「オリックス・バファローズ」