2014年中国グランプリは、2014年のF1世界選手権第4戦として、2014年4月20日に上海インターナショナルサーキットで開催された。
予選
展開
ハミルトンが予選全セッションをトップタイムでポールポジションを獲得した。2位はリチャルド、3位にはベッテルのレッドブル勢が入った。ロズベルグはブレーキのトラブルに悩まされ、4番手に終わった[1]。また、グロージャンが今季初のQ3進出を果たした[2]。
結果
[3]
決勝
展開
レース当日は天候は回復したものの、上海特有のスモッグが覆い、日差しを遮ったために、路面温度は23度と上がらず、タイヤの温度管理も難しい状況となった。マグヌッセンのみがミディアムタイヤ、それ以外の全車がソフトタイヤでスタートした。スタートでは、トップのハミルトンが危なげなく首位を守ったが、後方では、リカルドがスタートに失敗した他、数台が接触、特にロズベルグとボッタスは接触し、それぞれ6位と10位にポジションを下げた。オープニングラップを終え、ハミルトン以下、ベッテル、アロンソ、リチャルド、マッサがつける。ハミルトンは快調に飛ばし、1周あたりコンマ5秒ずつ2位に上がったベッテルを引き離していく。5周目にスタートで後退したロズベルグが、マッサを抜いて5番手に上がる。10周目にマッサはピットインするが、タイヤ交換に手間取り、最後尾まで後退してしまう。11周目に3位のアロンソがピットインし、翌周ピットインしたベッテルのアンダーカットに成功し、2番手に上がる。その後、ベッテルはタイヤに苦しみ、ロズベルグ、リチャルドに立て続けに抜かれてしまう。28周目に今季初のQ3進出を決め、10位を走行していたグロージャンがギアボックストラブルでリタイヤした。レッドブル勢を攻略したロズベルグは、2度目のタイヤ交換を済ませるとファステストラップをマークしながら、アロンソを猛追し、42周目にオーバーテイクして2番手まで挽回した。トップのハミルトンは危なげなく首位を走行し、2位ロズベルグに18秒差をつけて、オフィシャルのミスで1周早く終わってしまった54周のレースを締めくくった[4]。終わってみれば、メルセデスの1-2フィニッシュだったが、3位には今季初表彰台のアロンソが入り、チーム代表が更迭されるなどの混乱もあったが、新体制になってからの初レースで見事に結果を残した[1]。4位にリチャルドが入り、5位はベッテルだった[5]。
結果
[6]
- ラップリーダー
第4戦終了時点でのランキング
- ドライバーズ・チャンピオンシップ
|
- コンストラクターズ・チャンピオンシップ
|
- 注:ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。
- [7]
脚注