長峯 誠(ながみね まこと、1969年〈昭和44年〉8月2日[1] - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(2期)。
経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官、参議院外交防衛委員長、財務大臣政務官、都城市長等を歴任。父は元参議院議員の長峯基。
来歴
生い立ち
宮崎県都城市出身。都城市立妻ヶ丘中学校、宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。大学時代は雄弁会に所属していた[2]。1995年(平成7年)から父の長峯基参議院議員の秘書、JC宮崎ブロック事務局長を務める。
政治家として
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/64/Question_book-4.svg/50px-Question_book-4.svg.png) | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "長峯誠" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2015年12月) |
財務大臣政務官時に公表された肖像(2017年)
1997年(平成9年)6月、宮崎県議会議員補欠選挙に自由民主党公認で出馬し、初当選。1999年(平成11年)4月、2期目の当選。2003年(平成15年)4月、3期目の当選。2004年(平成16年)9月、県議3期目の任期中に辞職。同年12月、都城市長選挙に出馬する。現職で九州最高齢市長(77歳)であった岩橋辰也を破り当選(当時全国最年少市長[要出典])。
2006年(平成18年)1月1日、都城市(旧制)が山之口町・高城町・山田町・高崎町と合併(新設合併)する。新しい都城市が誕生し、長峯は失職。それに伴って同年2月5日に実施された市長選に無所属で出馬し、当選。2010年(平成22年)1月24日執行の市長選において2期目の当選。2012年(平成24年)11月21日、都城市長を任期中に辞職。辞職の理由は、2013年(平成25年)夏に実施予定の第23回参議院議員通常選挙に宮崎県選挙区から自民党公認で出馬することによる[3]。
2013年(平成25年)7月21日、第23回参議院議員通常選挙で民主党の道休誠一郎を3倍以上の得票差で破り、当選。
2017年(平成29年)8月7日、第3次安倍第3次改造内閣にて財務大臣政務官に就任。
2019年(令和元年)7月21日、第25回参議院議員通常選挙で再選。
2022年(令和4年)8月12日、第2次岸田第1次改造内閣で、内閣府大臣政務官兼経済産業大臣政務官に就任。
2024年(令和6年)1月12日、自民党5派閥の政治資金パーティーの裏金問題をめぐり、2018年 - 2022年の5年間で長峯が清和政策研究会(安倍派)のパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分116万円を派閥側からキックバックとして受け取っていたことが明らかとされた[4]。
政策・主張
不祥事
政治資金パーティー収入の裏金問題
2023年12月1日、朝日新聞が、自民党5派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、安倍派が、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を裏金として議員側にキックバックする運用を組織的に続けてきた疑いがあるとスクープした[8]。安倍派は2018~2022年に毎年1回パーティーを開き、計6億5884万円の収入を政治資金収支報告書に記載している[9]。一方、収入・支出のいずれにも記載していない裏金の総額は直近5年間で1億円を超えるとされ(のちに5億円に修正[10])、共同通信は「実際のパーティー収入は少なくとも8億円前後に膨らむ可能性がある」と報じた[11]。清和政策研究会の政治資金収支報告書の記載内容は下記のとおり[注 1]。
清和政策研究会
年月日 |
パーティー名 |
会場 |
収入 |
購入者数 |
出典
|
2018年5月22日 |
清和政策研究会との懇親の集い |
東京プリンスホテル |
2億802万円 |
7,021人 |
[17]
|
2019年5月21日 |
清和政策研究会との懇親の集い |
東京プリンスホテル |
1億5338万円 |
5,177人 |
[18]
|
2020年9月28日 |
清和政策研究会との懇親の集い |
東京プリンスホテル |
1億262万円 |
3,464人 |
[19]
|
2021年12月6日 |
清和政策研究会との懇親の集い |
東京プリンスホテル |
1億2万円 |
3,376人 |
[20]
|
2022年5月17日 |
清和政策研究会との懇親の集い |
東京プリンスホテル |
9480万円 |
3,200人 |
[12]
|
(合計) |
|
|
6億5884万円 |
|
|
パーティー券は通常1枚2万円であるため、販売枚数が推計できるが、枚数に対する購入者の比率は2018年から2022年にかけてすべて「0.675」で統一されている。日本大学名誉教授の岩井奉信は「絶対にあり得ない」とし、安倍派は政治資金収支報告書に架空の購入者数を記入したとみられる[21][22]。
同年12月22日、安倍派においては、議員側の「中抜き」を含む3つのパターンで裏金づくりを行っていたことが関係者の証言により明らかとなった[23][注 2]。12月25日、安倍派では少なくとも参議院議員選挙があった2019年と2022年に開いたパーティーについて、改選となる参議院議員に販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが報道により明らかとなった[26][注 3]。
2024年1月20日、長峯は宮崎市で記者会見し、2018年 - 2022年の5年間で安倍派のパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分116万円を派閥側からキックバックとして受け取っていたことを明らかにした[4]。
所属団体・議員連盟
支援団体
関連書籍
脚注
注釈
出典
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
長峯誠に関連するカテゴリがあります。