福岡県道53号久留米筑紫野線(ふくおかけんどう53ごう くるめちくしのせん)は、福岡県久留米市から筑紫野市に至る県道(主要地方道)である。
概要
久留米市御井旗崎1丁目から筑紫野市大字永岡に至る。
久留米市と筑紫野市をほぼ直線的に結んでいることから国道3号の混雑回避にも利用できるほか、終点で接続する福岡県道35号筑紫野古賀線のバイパスを利用することで久留米市方面から太宰府市・糟屋郡・古賀市などへの連絡も可能となる。
久留米市山川町と久留米市北野町の間の筑後川に架かる神代橋(くましろばし)は2018年(平成30年)3月4日に新橋に架け替えられ供用開始された[1]。架け替え前の神代橋は1940年(昭和15年)に架けられた橋で、狭隘な上、大型車両の通行も多く、老朽化や欄干との接触による損傷が問題となっていた[2]。
久留米市の区間は進路変更が多く、一部にセンターラインのない区間もあるため、起点から三井郡大刀洗町の彼坪交差点までの区間は国道322号の方が通行しやすい[注釈 1]。一方で彼坪交差点から筑紫野市の終点までは片側1車線以上が確保された快走路となっており、大型車も多数通行している。
路線データ
歴史
路線状況
旧道
過去には大刀洗町下高橋から、松崎宿など旧街道のルートを通っていた旧道が分岐していた。小郡市干潟で福岡県道・佐賀県道132号本郷基山停車場線と短区間重複する。終点は福岡県道77号筑紫野三輪線交点。その先の旧街道は大宰府政庁まで通じていた。旧道は道幅が狭く、大型車は通行できなかった。そのため、バイパスが開通した後は交通量が激減した。
重複区間
道路施設
橋梁
- 神代橋(筑後川、久留米市)
- 田端橋(床島用水、久留米市)
- 川敷橋(久留米市)
- 干潟陸橋(小郡市)
- 新御原橋(草場川、小郡市)
- 牟田川橋(牟田川、朝倉郡筑前町)
- 曾根田川橋(曾根田川、朝倉郡筑前町)
- 天神川橋(天神川、朝倉郡筑前町)
- 朝日大橋(山家川、朝倉郡筑前町)
地理
筑後平野を横断するため周辺は田園風景が広がる。
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
沿線
脚注
注釈
- ^ 当県道は国道322号に起点の高速道入口交差点と三井郡大刀洗町の彼坪交差点で接続する。
出典
関連項目
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主要地方道 |
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一般県道 |
101 - 102、104 - 146(隣県越境路線) | |
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103・201 - 302(北九州・京築地域) | |
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401 - 478(筑豊地域) | |
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501 - 611(福岡・筑前地方) | |
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701 - 806(筑後地方) | |
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凡例 |
- 数字は路線番号を示す。
- 打ち消し線は廃止された路線を示す。
- 空白は路線番号が使用されたことがないことを示す。
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