男衾駅(おぶすまえき)は、埼玉県大里郡寄居町大字富田にある、東武鉄道東上本線の駅である。駅番号はTJ 36。
駅名は、かつての地名である大里郡男衾村に因む。
島式ホーム1面2線を有する地上駅。改札口と駅事務室はホームの東武竹沢駅寄りにあり、そこから階段とエレベーターで線路を跨ぐ東西自由通路につながっている。自動改札機設置。ホームに男女別トイレと多目的トイレあり。
2014年6月から駅舎の移設と東西自由通路の工事が実施され、2016年7月16日に完成した[2]。それ以前は線路の東側に平屋建ての駅舎があり、ホームとは跨線橋で連絡していた。旧駅舎と跨線橋は、改築工事の完成に伴い、取り壊された。
このほか、構内東側に貨物線と1面1線のホーム跡が、西側に旧陸軍弾薬工場(現:埼玉県環境整備センター)への専用線[4]ホーム跡が残っていた。 西側のホーム跡は、東西自由通路建設に伴い、撤去された。
2023年度の1日平均乗降人員は1,430人である[東武 1]。
近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである。
1985年(昭和60年)に経営破綻した不動産会社・磯村建設の事務所、並びに開発した宅地「ひばりヶおか」「柏田ニュータウン」は当駅が最寄り駅ではあったが、宅地は駅から徒歩18分と言う不便な位置にあった。磯村建設の経営破綻後、間もなく「ひばりヶおか」はその名称自体が消滅した。
映画『鬼畜』(1978年、松竹制作)の冒頭は、当駅の旧駅舎で撮影された。