株式会社ベイシア(英: Beisia Co., Ltd.)は、群馬県前橋市に本社を置き、北海道を除く東日本を中心にスーパーマーケットを展開する企業。ホームセンターのカインズ、作業服チェーンのワークマンらとともにベイシアグループの中核企業である。
社名は「Bene」(ラテン語で「良い」「善」を意味する)と「Iseya」(前身の商号)を合わせた造語である。
店舗概要
店舗の特徴
旧いせや時代からある店舗は旧来の総合スーパーとして運営しているため複層階建ての店舗が多いが、ベイシア発足後はスーパーセンターとして開業する形態が増え、ワンフロアに統一されている。
群馬県を中心に栃木県・茨城県・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都・山梨県・新潟県・長野県・福島県・静岡県・愛知県・岐阜県・滋賀県に店舗を展開している。食料品、衣料品、家庭用品、日用雑貨などベーシックな品揃えである。店舗の種類は以下の通り。
- ベイシアスーパーセンター
- モール店
- ベイシアショッピングセンター
- ベイシアマート
- フードセンター
なお、これまで東京都内への出店を控えていたが、2014年秋に東京第1号店が青梅市にオープンした。
2019年5月24日 神奈川県三浦市にベイシア三浦店(フードセンター)をグランドオープンし、関東全都県にベイシアが出店することになった。
その他業種
ベイシアグループでは、業種毎に企業が独立しているが、以下の店舗形態は、株式会社ベイシア直営となっている。
「ベイシア電器」(いせや時代にいせやデンキとして分社)・「ベイシアスポーツクラブ」(2008年にベイシアから分社)は、ベイシアグループの別法人である。
沿革
- 1959年(昭和34年)6月21日 - 群馬県伊勢崎市に株式会社いせや設立。
- 1974年(昭和49年) - コンピュータを導入、システム化がスタート。
- 1984年(昭和59年) - 東京都台東区に東京情報センター開設。
- 1989年(平成元年) - ホームセンター事業を分社化し、株式会社カインズを設立。
- 1997年(平成9年)3月 - スーパーマーケット事業を分社化し、株式会社ベイシアを設立。
- 2000年(平成12年) - スーパーセンター1号店オープン(渋川こもち店)。
- 2001年(平成13年) - 売上高1,000億円達成。
- 2002年(平成14年) - カインズホームスーパーセンター1号店内に、フードセンター前橋吉岡店オープン。
- 2003年(平成15年)
- フードセンター吉田店オープン(静岡県初出店)。
- スーパーセンター新潟豊栄店オープン(新潟県初出店)。
- スーパーセンター鴨川店オープン(千葉県初出店)。
- 2004年(平成16年)
- ベイシアマート1号店オープン(尾島店)。
- フードセンター蒲郡店オープン(愛知県初出店)。
- 2005年(平成17年) - 売上高2,000億円達成。
- スーパーセンター彦根店オープン(滋賀県初出店)(関西初出店)。
- 2006年(平成18年)
- ベイシアビジネスセンター(新本部)開設。
- 群馬県伊勢崎市下道寺町510より本部移転。
- 2009年(平成21年)
- 群馬県民会館のネーミングライツを5年間、5000万円で取得。呼称を『ベイシア文化ホール』とする。
- スーパーセンター関店オープン(岐阜県初出店)。
- 2010年(平成22年)
- 店舗数100店目となるスーパーセンター古河総和店がオープン。
- スーパーセンター山梨店オープン(山梨県初出店)。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災により東北・関東の一部店舗が被災し、そのうち真岡店と下館店(茨城県)が閉店。
- 2014年(平成26年)9月18日 - スーパーセンター青梅インター店オープン(東京都初出店)。
- 2019年(令和元年)5月24日 - フードセンター三浦店オープン(神奈川県初出店)。これにより関東全都県に出店。
- 2023年(令和5年)10月中旬 - 初の都市型店舗となるBeisia Foods Park津田沼店を千葉県船橋市のViit(旧津田沼パルコB館)に出店[3]。
- 2024年(令和6年)
歴代社長
- 土屋嘉雄:1996年 - 2006年
- 高山正雄:2006年 - 2011年
- 赤石好弘:2011年 - 2016年
- 橋本浩英:2016年 - 2022年
- 相木孝仁:2022年 - 現職
店舗
現在営業中の店舗
関東地方と甲信越地方、福島県・岐阜県・静岡県・愛知県・滋賀県に出店。
過去に存在した店舗
| この節の 加筆が望まれています。 (2021年2月) |
群馬県
- ベイシアIS伊勢崎店(伊勢崎市中央町19-1[7][8]、1989年(平成元年)4月26日開店[9] - 2023年(令和5年)10月29日閉店[10])
- 地上4階建てで敷地面積6,285m2、売場面積7,592m2、延床面積20,686m2(1989年開業当初)[9]。
- 旧店舗にあたる伊勢崎店南側の駐車場の土地に、いせやIS伊勢崎店として1989年(平成元年)4月に移転開業[注釈 1][9]。1998年(平成10年)10月に、ベイシアIS伊勢崎店へ店名変更[11]。
- 館内にはカルチャーセンターや多目的ホールなどを備えていた[9]。
- 2023年(令和5年)10月に老朽化等を理由に閉店[10]。
- いせや桐生店(桐生市本町6-20[6]、1959年(昭和43年)9月開店[6] - ?閉店)
- 売場面積2,100m2[6]
埼玉県
- 売場面積3,100m2[12]
茨城県
- いせや下館店 → ベイシア下館店(2011年(平成23年)7月3日閉店[要出典])
- 東日本大震災被災のため閉店。トライアルに土地を売却し、2013年(平成25年)9月26日にメガセンタートライアル筑西店として再開。[要出典]
栃木県
- いせや小山店(小山市宮本町3丁目、1974年(昭和49年)6月20日開店[14])
- 店舗面積約2,581m2。
- 1974年6月に小山市内で3番目の大型総合スーパーとして開業。ディスカウントストアのTOPも併設していた。
- ショッピングセンター「コミュニティータウン鹿沼店」の核店舗だった。[要出典]
- いせや今市店(1973年(昭和48年)12月2日開店[15]、今市市今市1109[注釈 2])
- 1973年の開店当初は一部地上5階建てで、店舗面積11,000m2[16]。東武鉄道下今市駅前にあった。跡地は、平屋建てのベイシアマート今市店として再開。
- 日光市郊外には、ベイシアを核店舗とした「ベイシア今市モール」が開業している。
- 真岡店(真岡市並木町1丁目)
- GMS業態で、A館・B館の2館体制だった。[要出典]
- 東日本大震災で建物が損壊し、閉店[注釈 3][17]。2013年(平成25年)9月26日にワンフロアのスーパーセンターとして新築開業[17]。
長野県
かつての業態
- ディスカウントストアTOP(ディスカウントストア)
事業所
- 本部(本社)/ベイシアビジネスセンター - 群馬県前橋市亀里町900
- 2006年に「ベイシアビジネスセンター」を開設し、本部(本社)を移転させている。登記上の本店も「ベイシアビジネスセンター」開設と同時に同センターに移動[要出典]。
- ベイシア東京情報センター - 東京都台東区上野7-6-1
- 青山イノベーション・ハブ - 東京都港区北青山1-2-3
グループ会社
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提供番組
スポーツチーム
脚注
注釈
- ^ 1989年4月25日の『上毛新聞』記事には「いせや伊勢崎本店」と記載。
- ^ 今市市は2006年3月20日は周辺市町村と合併し、日光市となった。
- ^ 近隣にあった福田屋百貨店真岡店も、東日本大震災による建物の損壊等で2011年(平成23年)8月に閉店した。
出典
外部リンク
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