加藤 健一(かとう けんいち、1949年10月31日 - )は、日本の俳優。静岡県磐田市出身。加藤健一事務所主宰、青年座映画放送部所属。文化庁芸術選奨新人賞(1989年)、第11回読売演劇大賞優秀男優賞受賞(2004年)、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞(2004年)、紫綬褒章(2007年)[1]、旭日小綬章(2024年)[2][3]受章。愛称は、カトケン。
静岡県立袋井商業高等学校卒業後[4]、半年間のサラリーマン生活を経て劇団俳優小劇場の養成所に入所。その後、劇団新芸を結成しその上演を続けつつ、劇団つかこうへい事務所の作品に出演していた。1980年に一人芝居『審判』を上演するため加藤健一事務所を設立。以降現在に至るまで年間3、4本のペースで東京都世田谷区の本多劇場を中心に公演を行い、主役を演じ続けている。また、1986年には加藤健一事務所俳優教室を開設し、若手俳優の育成にも力を入れている。
映画やテレビドラマなどの映像作品については、舞台の稽古のためにスケジュールが合わないなどの理由から最近は少なくなっているが、ドラマ『想い出づくり。』、映画『椿姫』などへの出演経験がある。テレビ番組『おしゃべり人物伝』(NHK)にもゲスト出演している。
2016年、『母と暮せば』で第70回毎日映画コンクール・男優助演賞を受賞[5][1]。