ひとりぼっち秀吉BAND(ひとりぼっちひできちばんど)は、福島県郡山市出身のロックバンドである。2008年結成。バンド名は、ボーカルの秀吉が、ソロ活動時代の苦労や出会いを忘れたくないという思いから由来している。省略して秀吉BANDとも呼ばれる。
数々のメンバーチェンジやサポートメンバーの支えを受け、秀吉、ホリ、ヨギの3人で活動。しかし、脱退メンバーの再復帰もあり、解散時の正式メンバーは9人。
2008年10月、弾き語り者として活動をしていたひとりぼっち秀吉が筆頭となり結成し、2008年12月より活動を始める。 以降、「人間の喜怒哀楽、人間くささ」を胸に、地元福島県郡山市から全国各地・場所や会場を問わず精力的な活動を拡げて行く。
バンド名は、当時から異彩を放っている秀吉が筆頭である事と、作詞作曲を主に秀吉が行っている事からきている。「秀吉」の読みは「ひでよし」ではなく「ひできち」である。
活動を行うにつれ、ファンの間から「人間ロック」という愛称が生まれる。2013年には、ミニアルバム『道しるべ』を全国リリース。アルバム収録曲の中の「俺達まだやれる人」が、求人広告『ワーキン』のテレビCMソングに起用された。一度は全国デビューを果たしたものの、その後、どこにも所属しないフリーとして、郡山市を中心にバンド活動をしている。
また、同年には、原発事故で避難を余儀なくされた人達や、地元福島県に残って活動する人達の複雑な感情を描いた「FURUSATO」を発表。まだまだ被災地には、色々な問題があるけれど、そういう問題を歌詞にするのではなく、明日にむかって進んでいける歌詞にしたかったと秀吉は語っている。
クリエイター箭内道彦と交流が深く、『純粋な福島県の特産品バンド』、『福島の希望の光』と呼ばれる。その後、箭内氏は「白い鳩」「苺」等の作詞提供も行っている。
活動期間中は、福島県最大のロックフェス「風とロック芋煮会」の実行委員も務めた。
2024年5月、郡山シャープナインでのワンマンライブを最後に解散する。