河村 尚子(かわむら ひさこ、1981年5月10日[1]- )は、日本のクラシック音楽のピアニスト。
1981年に兵庫県西宮市に生まれる。5歳で渡独し、ピアノを学ぶ。ハノーファー音楽演劇大学でウラジミール・クライネフに師事。2007年までにゾリステンクラッセ修了[2]。この他に、澤野京子[3]、マウゴルジャータ・バートル・シュライバー[4]に師事。
これまでにNHK交響楽団[5]、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、京都市交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、モスクワ・ヴィルトゥオージ、スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団、マンハイム国立劇場管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、ウィーン交響楽団[6]、ベルン交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、モスクワ放送交響楽団、ウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団ほかと共演した。
2019年には、2年がかりで「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト」に取り組み、自ら厳選した14のソナタを全4回のリサイタルで披露した[7]。同年公開の映画「蜜蜂と遠雷」では、栄伝亜夜役のピアノ演奏を担当[8]した。
現在、ドイツ・エッセンのフォルクヴァンク芸術大学(ドイツ語版)教授[9]、東京音楽大学特任講師[10]。2024年に河村はデビュー20周年を迎える[11]。