『松山千春のON THE RADIO』(まつやまちはるのオン ザ レディオ)は、NACK5制作のラジオ番組。松山千春の冠番組。放送上では「松山千春のON THE RADIO」とタイトルコールされるが、番組表やウェブサイト等では『松山千春 ON THE RADIO』(まつやまちはる オン ザ レディオ)と表記されている。
オープニングテーマは松山が1984年に発表した「On the Radio」であり、番組タイトルの由来にもなっている。
松山自身の近況のほか、時事ネタをはじめ、スポーツや芸術、芸能などの話題についてコメントする1時間番組である[注釈 2]。
基本的に、松山が居住している札幌市のSTVラジオのスタジオ、またはNACK5 GINZA STUDIOからの生放送だが[注釈 3]、STVラジオを除く各ネット局[注釈 4]へは制作局であるNACK5で放送した内容が1週遅れで放送される。特に信越放送とかつてネットされていたRKBラジオは、NACK5とSTVラジオと同時間に放送されているにもかかわらず、内容は1週前のものである。
遅れネットの関係上、年末年始はNACK5とSTVラジオで放送される回と、その他のネット局向けに裏送りされる回に分かれる。12月24日には、STVラジオで24時間特番「STVラジオ・チャリティー・ミュージックソン」の放送があるが、同局では「ミュージックソン」の放送と並行して通常編成の番組も随時放送するため、24日が日曜日と重なる2023年にも当番組は通常通り生放送された[注釈 5]。
NACK5のスタジオ以外での放送時に楽曲を流す際は、松山の曲紹介に合わせるように、埼玉・大宮のNACK5本社でスタッフが音楽プレーヤーの再生ボタンを押している。そのため、NACK5本社のスタッフは、どのタイミングで再生ボタンを押すか、松山のトークを毎回耳を澄ませて聞いているという。
時折ゲストが登場することもあり、特に地方での収録では、その局で番組を持つ松山の知人のタレントがゲスト出演することが多い。東海ラジオでの収録では、2016年6月まで『宮地佑紀生の聞いてみや〜ち』を担当していた松山の友人の宮地佑紀生が必ず登場し、同番組のリスナーへのプレゼントのために松山が私物を提供するのが恒例となっていた。2016年6月以降は南日本放送での収録の際、『たけまる商店・営業中』のMCを務める桂竹丸が出演している。
Eメールのあて先は制作局のNACK5ではなく、松山の個人ドメイン「matsuyamachiharu.com」になっている。東海ラジオなどでは以前、番組公式サイトとしてRKBラジオの番組紹介ページをリンクしていたが、現在はNACK5の番組紹介ページをリンクしている。
松山は2024年夏に、狭心症と糖尿病悪化のため当面入院、音楽活動は中断するが、本人の意志で当番組のラジオ出演は、入院先病院からの外出許可を得て、9月1日放送分までは通常通りに生放送された[1]。
その後、9月8日の生放送分に関しては松山の手術により、長谷川雄啓がピンチヒッターを務め、手術の様子を報告した[2]。長谷川は2008年の松山の緊急入院時にもピンチヒッターを担当した。またこの回は長谷川に加えて、松山の楽曲のプロデューサーを務めるコロンビアソングスのスタッフ・涌井淳をゲストパートナーとして、松山のアルバム「起承転結15」に関する選曲の裏話を放送した[3]。
それ以後も当面はリハビリ専念のため、長谷川と涌井による対談形式での進行が続いていたが、同年10月13日生放送分[4]から松山が復帰を果たした。松山は、「入院中は歌のことは全然浮かばず、それよりも自分の体がどうなるかってことだった」とこの生放送で回帰している。
2007年7月1日に放送を開始。当初はNACK5のみの放送であったが、2007年8月以降、徐々にAM局・FM局でネットされることとなった。auのフィーチャーホン・スマートホン向け「LISMO WAVE」[注釈 6]での配信は行われなかったが、Web IPサイマルラジオ「radiko」での配信は行われている。FM OSAKAでは『松山千春のオン・ザ・レディオ 851』との番組タイトルで放送された。
北海道では、松山を見出して初めて放送メディアに登場させたSTVラジオでネットされている。同局では1976年以来30年にわたって松山の番組が続いてきたが、2007年2月に松山の不祥事(暴力団の会合に招かれて歌ったこと)により『松山千春 季節の旅人』が打ち切りとなり、出演番組が途絶えていたことにも起因している。2015年4月放送分より放送時間が日曜11:00 - 12:00に移動し、約8年ぶりに『季節の旅人』の打ち切り前と同時間帯に戻った。そして、2017年4月9日よりNACK5との同時生放送を行うことになった[5]。ツアーの都合で会場近くのネット局などから放送する場合以外は、たいていはSTVラジオのスタジオからの生放送であるため、幹事局はNACK5でありながら、実質的にはNACK5とSTVラジオの共同制作という形がとられている。
2014年6月の宮崎放送の事例など、過去のネット局から放送することもある。2014年9月28日は福岡からの放送となったが、技術スタッフ確保の都合上、本番組のネット局であるRKB毎日放送ではなく、CROSS FMのベイサイドプレイス博多スタジオから放送された。
毎年正月には、「松山千春スーパーショット20xx」[8]が生放送されている。この番組は一部地方局でもネットされており、2024年1月1日の生放送分においては、STVをキー局として、IBC、rfc、KNB、MRO、SF、RBCと当番組をネットしていない青森放送(RAB)、秋田放送(ABS)、新潟放送(BSN)、FBCの11局ネット、うちSTVとYBC、KNB、MROの4局は同時ネット生放送で放送された。
2025年の放送はネット局がSFとの2局のみ(STV 1月1日13:00-14:00生放送,SF 1月2日20:00-21:00)となった。
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