八丁堀駅
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この項目では、東京都中央区にある東京メトロ日比谷線、JR東日本京葉線の八丁堀駅について説明しています。広島県広島市にある広島電鉄本線・白島線の八丁堀停留場(電停)については「八丁堀停留場」をご覧ください。 |
八丁堀駅(はっちょうぼりえき)は、東京都中央区八丁堀にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
乗り入れ路線
東京メトロの日比谷線と、JR東日本の京葉線の2社2路線が乗り入れ、接続駅となっている。東京メトロの駅には「H 12」[注釈 1]、JR東日本の駅には「JE 02」の駅番号がそれぞれ与えられている。
JR東日本の駅には、京葉線の列車(特急以外のすべての種別) のほか、西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している。
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A1番出入口(2018年10月)
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B2番出入口(2005年7月)
歴史
駅構造
東京メトロ
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、新大橋通りの真下に位置する。以前は天井が高く空間が広かったが、改装により天井が低くなった。かつては改装前の仲御徒町駅と同様に駅構内の照明が少なく、薄暗かった。
茅場町寄りにY字型の引き上げ線があり、夜間留置で使用される[8]。留置される車両は平日・土休日共に中目黒から夜に回送され、翌朝の始発の中目黒行きで出庫する。この引き上げ線は日比谷線の計画当初、東急東横線方面からの輸送需要が多いと予想され、中目黒駅から都心部を超えた当駅で多数の列車が折り返すことを想定したものである[9]。しかし、実際には予想は大きく外れ、東武伊勢崎線方面からの輸送需要が圧倒的に多く、本来の中目黒方面からの折り返しには使用されなかった。
エスカレーターは改札内にあり、茅場町寄り改札とホームを連絡している。エレベーターは改札外にあり、A2・A3出入口と茅場町寄り改札を連絡している。
のりば
(出典:東京メトロ:構内図)
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八丁堀交差点方面改札口(2018年3月)
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下り線ホーム(2018年3月)
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桜川公園方面改札口(2005年10月)
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ホーム(2016年11月)
発車メロディ
2020年2月7日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[6]。
曲は1番線が「黄金虫のワルツ」(塩塚博作曲)、2番線が「煌めき」(大和優子作曲)である[6]。
JR東日本
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、鍛冶橋通りの真下に位置する。ホームは日比谷線よりも深い位置にある。日比谷線の中目黒側と、京葉線の東京側で両路線のホームが交差している。改札とホームを連絡するエスカレーターとエレベーターが設置されている。
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している東京駅管理の業務委託駅[5]。かつてはマルス端末の設備を持つみどりの窓口が設置されていたが、指定席券売機設置に伴い、営業を終了した。
現在、特急列車を除く全ての定期営業列車(通勤快速・快速・各駅停車)が停車する。
開業当初は土曜・休日ダイヤにおいて快速(「マリンドリーム」「むさしのドリーム」)は当駅を通過していたが[11]、2002年12月1日から平日ダイヤと同様に停車するようになった[12][13]。
発車メロディは両隣の東京駅や越中島駅と同じく、東洋メディアリンクス制作の「Verde Rayo V2」を両番線とも使用している。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先
|
1
|
京葉線
|
下り
|
舞浜・蘇我方面
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武蔵野線
|
-
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舞浜・西船橋・新松戸方面
|
2
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京葉線
|
上り
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東京方面
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(出典:JR東日本:駅構内図)
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改札口(2023年3月)
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ホーム(2023年3月)
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京葉線ホームへと下りる階段(2005年10月)
利用状況
- JR東日本 - 2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は31,071人である[JR 1]。
- 東京メトロ - 2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は98,923人である[メトロ 1]。
- 東京メトロ全130駅の中では後楽園駅に次いで第31位。
各年度の1日平均乗降人員の推移は下表の通りである。
年度別1日平均乗降人員
1999年度(平成11年度)以降の1日平均乗降人員は下表の通りである(JRを除く)。
年度別1日平均乗降人員[統計 1][統計 2]
年度
|
営団 / 東京メトロ
|
1日平均 乗降人員
|
増加率
|
1999年(平成11年)
|
100,465
|
|
2000年(平成12年)
|
101,120
|
0.7%
|
2001年(平成13年)
|
101,775
|
0.6%
|
2002年(平成14年)
|
100,558
|
−1.2%
|
2003年(平成15年)
|
100,269
|
−0.3%
|
2004年(平成16年)
|
100,726
|
0.5%
|
2005年(平成17年)
|
102,194
|
1.5%
|
2006年(平成18年)
|
105,242
|
3.0%
|
2007年(平成19年)
|
109,736
|
4.3%
|
2008年(平成20年)
|
109,109
|
−0.6%
|
2009年(平成21年)
|
105,192
|
−3.6%
|
2010年(平成22年)
|
103,031
|
−2.1%
|
2011年(平成23年)
|
101,477
|
−1.5%
|
2012年(平成24年)
|
103,602
|
2.1%
|
2013年(平成25年)
|
103,702
|
0.1%
|
2014年(平成26年)
|
103,982
|
0.3%
|
2015年(平成27年)
|
106,551
|
2.5%
|
2016年(平成28年)
|
109,064
|
2.4%
|
2017年(平成29年)
|
111,924
|
2.6%
|
2018年(平成30年)
|
116,977
|
4.5%
|
2019年(令和元年)
|
117,546
|
0.5%
|
2020年(令和02年)
|
[メトロ 2]76,291
|
−35.1%
|
2021年(令和03年)
|
[メトロ 3]77,337
|
1.4%
|
2022年(令和04年)
|
[メトロ 4]89,641
|
15.9%
|
2023年(令和05年)
|
[メトロ 1]98,923
|
10.4%
|
年度別1日平均乗車人員(1962年 - 2000年)
開業以後の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。
年度別1日平均乗車人員
年度
|
JR東日本
|
営団
|
出典
|
1962年(昭和37年)
|
未 開 業
|
[備考 1]3,654
|
[東京都統計 1]
|
1963年(昭和38年)
|
6,224
|
[東京都統計 2]
|
1964年(昭和39年)
|
11,443
|
[東京都統計 3]
|
1965年(昭和40年)
|
16,102
|
[東京都統計 4]
|
1966年(昭和41年)
|
17,307
|
[東京都統計 5]
|
1967年(昭和42年)
|
19,847
|
[東京都統計 6]
|
1968年(昭和43年)
|
22,718
|
[東京都統計 7]
|
1969年(昭和44年)
|
25,480
|
[東京都統計 8]
|
1970年(昭和45年)
|
26,901
|
[東京都統計 9]
|
1971年(昭和46年)
|
27,243
|
[東京都統計 10]
|
1972年(昭和47年)
|
29,258
|
[東京都統計 11]
|
1973年(昭和48年)
|
27,767
|
[東京都統計 12]
|
1974年(昭和49年)
|
28,326
|
[東京都統計 13]
|
1975年(昭和50年)
|
28,992
|
[東京都統計 14]
|
1976年(昭和51年)
|
29,542
|
[東京都統計 15]
|
1977年(昭和52年)
|
29,803
|
[東京都統計 16]
|
1978年(昭和53年)
|
29,838
|
[東京都統計 17]
|
1979年(昭和54年)
|
28,913
|
[東京都統計 18]
|
1980年(昭和55年)
|
28,433
|
[東京都統計 19]
|
1981年(昭和56年)
|
28,811
|
[東京都統計 20]
|
1982年(昭和57年)
|
28,767
|
[東京都統計 21]
|
1983年(昭和58年)
|
28,956
|
[東京都統計 22]
|
1984年(昭和59年)
|
29,625
|
[東京都統計 23]
|
1985年(昭和60年)
|
30,351
|
[東京都統計 24]
|
1986年(昭和61年)
|
30,945
|
[東京都統計 25]
|
1987年(昭和62年)
|
31,249
|
[東京都統計 26]
|
1988年(昭和63年)
|
34,751
|
[東京都統計 27]
|
1989年(平成元年)
|
[備考 2]
|
35,301
|
[東京都統計 28]
|
1990年(平成02年)
|
14,162
|
45,551
|
[東京都統計 29]
|
1991年(平成03年)
|
17,699
|
47,844
|
[東京都統計 30]
|
1992年(平成04年)
|
19,877
|
49,493
|
[東京都統計 31]
|
1993年(平成05年)
|
20,899
|
50,934
|
[東京都統計 32]
|
1994年(平成06年)
|
21,904
|
51,077
|
[東京都統計 33]
|
1995年(平成07年)
|
22,224
|
51,404
|
[東京都統計 34]
|
1996年(平成08年)
|
22,625
|
52,044
|
[東京都統計 35]
|
1997年(平成09年)
|
23,035
|
52,093
|
[東京都統計 36]
|
1998年(平成10年)
|
22,912
|
52,008
|
[東京都統計 37]
|
1999年(平成11年)
|
22,951
|
50,861
|
[東京都統計 38]
|
2000年(平成12年)
|
[JR 2]23,633
|
51,079
|
[東京都統計 39]
|
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度別1日平均乗車人員[統計 2]
年度 |
JR東日本 |
営団 / 東京メトロ |
出典
|
2001年(平成13年)
|
[JR 3]24,029
|
51,068
|
[東京都統計 40]
|
2002年(平成14年)
|
[JR 4]24,231
|
50,408
|
[東京都統計 41]
|
2003年(平成15年)
|
[JR 5]25,625
|
50,292
|
[東京都統計 42]
|
2004年(平成16年)
|
[JR 6]26,287
|
50,753
|
[東京都統計 43]
|
2005年(平成17年)
|
[JR 7]26,881
|
51,392
|
[東京都統計 44]
|
2006年(平成18年)
|
[JR 8]27,411
|
52,984
|
[東京都統計 45]
|
2007年(平成19年)
|
[JR 9]28,752
|
54,967
|
[東京都統計 46]
|
2008年(平成20年)
|
[JR 10]29,251
|
54,526
|
[東京都統計 47]
|
2009年(平成21年)
|
[JR 11]28,842
|
52,581
|
[東京都統計 48]
|
2010年(平成22年)
|
[JR 12]28,969
|
51,488
|
[東京都統計 49]
|
2011年(平成23年)
|
[JR 13]28,962
|
50,716
|
[東京都統計 50]
|
2012年(平成24年)
|
[JR 14]30,054
|
51,778
|
[東京都統計 51]
|
2013年(平成25年)
|
[JR 15]30,884
|
51,803
|
[東京都統計 52]
|
2014年(平成26年)
|
[JR 16]31,047
|
51,984
|
[東京都統計 53]
|
2015年(平成27年)
|
[JR 17]32,367
|
53,344
|
[東京都統計 54]
|
2016年(平成28年)
|
[JR 18]33,172
|
54,732
|
[東京都統計 55]
|
2017年(平成29年)
|
[JR 19]34,289
|
56,247
|
[東京都統計 56]
|
2018年(平成30年)
|
[JR 20]35,764
|
58,871
|
[東京都統計 57]
|
2019年(令和元年)
|
[JR 21]35,957
|
59,161
|
[東京都統計 58]
|
2020年(令和02年)
|
[JR 22]22,347
|
|
|
2021年(令和03年)
|
[JR 23]23,221
|
|
|
2022年(令和04年)
|
[JR 24]27,391
|
|
|
2023年(令和05年)
|
[JR 1]31,071
|
|
|
- 備考
- ^ 1963年2月28日開業。開業日から同年3月31日までの計32日間を集計したデータ。
- ^ 1990年3月10日開業。
駅周辺
駅周辺はオフィス街の一角であり夜間は閑散とする。最も東側にあるB4出入口は亀島川に面している。
バス路線
亀島橋(日比谷線北千住寄り出口そば)
八丁堀駅(日比谷線中目黒寄り出口南側)
その他
- 2021年6月、東京メトロの当駅の多機能トイレ内にてくも膜下出血を発症した男性が、転倒から発見まで約7時間発見されずに死亡した事故があった。トイレ内の非常ボタンはブレーカーが切れて電源が入っておらず、30分以上の在室を検知すると自動で駅事務室に通報する装置は駅事務室をつなぐケーブルが敷設されていなかった。2022年、東京メトロはこの事故を受けて定期検査の実施などの再発防止策を公表した。2023年9月、男性の遺族側は、設備点検を怠った東京メトロの過失と死亡に因果関係があったと主張し、損害賠償を求めて東京メトロを提訴したが、東京メトロ側は「男性の死亡と当社の対応に因果関係はない」「設備を点検する法的義務はなく、賠償責任はない」と請求棄却を求めている[14]。
隣の駅
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 日比谷線
- 築地駅 (H 11) - 八丁堀駅 (H 12) - 茅場町駅 (H 13)
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 京葉線
- ■快速
- 東京駅 (JE 01) - 八丁堀駅 (JE 02) - 新木場駅 (JE 05)
- ■各駅停車(武蔵野線直通含む)
- 東京駅 (JE 01) - 八丁堀駅 (JE 02) - 越中島駅 (JE 03)
脚注
注釈
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況に関する資料
- JR・地下鉄の1日平均利用客数
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- JR・地下鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 八丁堀駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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