三ノ輪駅(みのわえき)は、東京都台東区三ノ輪二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の駅である。駅番号はH 20[注釈 1]。台東区最北端の駅である。
過去に銀座線(都市高速鉄道第3号線)が浅草駅から当駅(明治通り)まで延伸する予定があり、同区間のルートについて都市計画決定が行われているが、運輸政策審議会答申における延伸は1985年に削除されており、凍結状態となっている。
相対式ホーム2面2線を有する地下駅。南千住側はトンネル坑口が近距離(駅中心位置からトンネル坑口までは253 m[注釈 2])にあるため、冬場のホーム気温は外気温とほぼ変わらない。
1991年にホームの壁や床などの改装工事を行ってから30年が経過し、通路などの老朽化が著しくなっている。3番出入口は2011年にリニューアルされた。
バリアフリー設備として、北側改札口に車椅子専用の昇降機および南側改札口と各ホームを連絡するエレベーターが設置されている。
入谷寄りの1a・1b番出入口は中目黒方面ホーム、2番出入口は北千住方面ホームへの改札口のみ接続している。そのため、反対側のホームに移動するためには、改札内ではホームの南千住寄りにある3番出入口に接続する改札口への階段を迂回するか、改札外では中目黒寄りの地上部にある歩道橋を渡る必要がある。
1a・1b番出入口側の改札口と地上との間にはエレベーターが設置されている。地上部は駅前のマンションに直結している。2番出入口側の改札口と地上との間を結ぶエレベーターも設置工事が終了し2012年6月30日より使用できるようになった。
(出典:東京メトロ:構内図)
2020年2月7日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[5]。
曲は1番線が「タイムマシン」(大和優子作曲)、2番線が「星まつり」(福嶋尚哉作曲)である[5]。
2023年度の1日平均乗降人員は43,935人で[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中80位。11月の酉の市がある日は、鷲神社への参拝客で中目黒寄り改札が混雑する。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
3番出口前は交差点(大関横丁)になっており、付近にはJR常磐線の高架がある。当駅の付近を首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスを走行するものの駅はない。周辺は商店街やスーパーマーケットが立地し、2000年代以降はマンションなどの建設も盛んである。