南栗橋駅(みなみくりはしえき)は、埼玉県久喜市南栗橋一丁目にある、東武鉄道日光線の駅。駅番号はTN 03。副駅名は「BLP南栗橋スマートヴィラ」。
日光線は東京(浅草)と日光・鬼怒川温泉方面を結ぶ特急列車を除いて当駅で運行系統が分割されており、当駅を跨いでの利用には乗り換えが必要となるほか、駅の北側に立地する南栗橋車両管区への入出庫(当駅は起点・終点とする)列車も数多く設定されている。伊勢崎線(東武スカイツリーライン)経由で東京メトロ日比谷線・半蔵門線に直通する列車が乗り入れる最北端の駅である。
島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。
駅舎内下り・上りホーム、改札外東・西口、それぞれにエレベーターが設置されている[広報 7]。下り(東武日光方面)ホームには待合室(2007年11月完成)が、コンコースとホームには運行情報表示器と発車標がそれぞれ設置されている。自動改札機設置。定期券発売駅。
発車標は、コンコース部がLED式、ホーム部が液晶ディスプレイ式となっている。
2023年度の一日平均乗降人員は7,409人である[東武 1]。日光線の途中駅では幸手駅・杉戸高野台駅・栗橋駅・栃木駅に次ぐ第5位。
周辺の宅地開発や五霞町コミュニティバスの乗り入れにより、乗降人員は2016年まで毎年増加していたが、以降は横ばいないし減少傾向である。
駅勢圏は、前述の鉄道の駅が存在しない五霞町に加え、隣の幸手駅とは距離のある中川以北の幸手市高須賀地区の一部と外国府間地区も入る。
近年の一日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表のとおりである。
近隣は新興住宅地であることから駅開業当初から市街地が新しく、街づくりの開発スタンスも行政主導による開発スピードがゆっくりな土地区画整理事業で、駅周辺に大きな集客力を持つほどの商店はない地域だったが、2022年、駅西側の主に東武鉄道が所有していた耕作地(そば畑)約16.7ヘクタールで産官学連携によるスマートタウン開発がスタートし[5]、その一環として大規模ショッピングモールである「イオンスタイル南栗橋」が5月にオープンした[6]。
以前は「中里」という町名であったが、区画整理完了による換地処分で町名変更が実施され、「南栗橋一丁目」 - 「南栗橋十二丁目」が中里より分離新設され、駅名から発祥した「みなみくりはし」が町名となった[注釈 2]。
東口・西口とも暫定的な土地利用、パークアンドライドを目的としたコインパーキングが多く立地する。2023年4月には、上記のスマートタウン開発に触発される形で、西口側に高層マンションが建てられた。
東口に、五霞町コミュニティバス「ごかりん号」が発着するほか、イベント開催時の臨時シャトルバスの発着がある。
2017年4月21日のダイヤ改正以降、特急以外で当駅を跨いで運行する定期列車は設定されていない。