東銀座駅(ひがしぎんざえき)は、東京都中央区銀座四丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅。
都営地下鉄の浅草線と、東京メトロの日比谷線が乗り入れる。駅番号は浅草線がA 11、日比谷線がH 10[注釈 1]。
浅草線の駅は昭和通りの直下に位置する地下駅。相対式ホーム2面2線の構造を有するが、駅の構造上、線路の間に地下道(昭和通り三原橋交差点のアンダーパス)や駐車場があるため、ホームの向かい側は全面が壁となっており、対向の線路やホームを見ることはできない。
ホーム間の連絡通路は改札外にあり、改札内での上下ホームの行き来はできない。これまで都営地下鉄の駅の中でバリアフリーの対応がなかったが、2010年10月26日に地上とA1・A2出入口改札外コンコースを連絡するエレベーターが設置された[9]。
日比谷線の駅は島式ホーム1面2線を有する地下駅。壁面に歌舞伎の定式幕をイメージしたカラーパネルが使用されている。晴海通りの直下に位置しており、浅草線の駅の下部にある。また、北千住側に非常用の渡り線がある[10]。
日比谷線当駅の地下1階、北千住寄りには「東銀座変電所」がある[11]。このため、地下2階の中目黒方面ホーム(A線)の壁面には、変電所の機器搬出入用の立坑(通常はシャッターで閉じられている)がある[11]。
当駅は、都営地下鉄(浅草線)と東京メトロ(日比谷線)のホーム番号を連番で設定している[注釈 2]。同一駅でも企業体が異なれば連番とはしないことが多い中では珍しいケースといえる。
当駅・銀座駅・日比谷駅の3駅はトンネル上層の地下道によって直結している。さらに、これらの駅から先、有楽町駅・二重橋前駅・大手町駅・東京駅まですべて地下通路により連絡が可能である。
浅草線押上方面改札にあるメトロ券売機は都営地下鉄の管理となっており、メトロ券売機での発売できる乗車券類に制限がある。またメトロ券売機でのチャージができないため、代替で都営のチャージ機が設置されている(ただし紙幣のみの対応のため、10円単位のチャージには対応していない)。逆に浅草線西馬込方面改札にある都営券売機は東京メトロの管理となっており、都営券売機で発売できる乗車券類に制限がある(以前は都営券売機でのチャージが不可だったが、券売機置き換え後は可能となった)。
東京メトロ東銀座駅は、「銀座駅務管区東銀座地域」として近隣の駅を管理している[12]。
(出典:東京メトロ:構内図・都営地下鉄:駅構内図)
全ホームで発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
都営浅草線ホームでは、2019年3月9日から都営地下鉄共通のメロディを使用している[7]。
日比谷線ホームでは、2020年2月7日からスイッチ制作のメロディを使用している[8]。
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
いずれも日立自動車交通による運行。
6番出口付近に日の丸自動車興業の運行する「スカイホップバス」の「築地・銀座(築地市場・歌舞伎座)」バス停がある。
都営バスの最寄り停留所は、晴海通り上にある築地(9・10番のりば)となる。
このほか、銀座駅寄り(浅草線押上方面ホーム改札側)からは銀座四丁目(1-4番のりば、発着系統は「築地」と同じ。A1は東京駅・四谷駅・新橋方面、A2は反対各方面)も当駅に近い[18]。