全日本大学女子選抜駅伝競走(ぜんにほんだいがくじょしせんばつえきでんきょうそう)は、例年冬季に行われる、日本学生陸上競技連合主催の女子の大学駅伝大会である。2013年(平成25年)より、正式略称が「富士山女子駅伝」(ふじさんじょしえきでん)となっている[1]。
大学女子駅伝の中で優勝校に文部科学大臣杯が授与されるのは、10月下旬開催で出場校が予選会から勝ち上がる全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)と、出場校が選抜方式の当大会のみである。
第1回大会が2004年開催と、日本のメジャー駅伝大会のなかでは最も歴史の新しい大会であるが、有力高校生選手の大学進学志向が高まり、区間タイムおよび大会記録のレベルアップは著しいものとなっている。
第3回大会(2006年)までは2月第3日曜日に埼玉県・中山道沿いの全6区間30.0kmで開催され、第7回大会(2009年)までは年末年始の頃に茨城県つくば市の全6区間30.67kmで開催されたが、テレビ東京の主催離脱およびスポンサー降板により休会となった[2]。
世界文化遺産に富士山が登録されたのを記念して2013年より静岡県の富士山麓(富士宮市・富士市)の全7区間43.4kmで復活開催となり、フジテレビ系列で毎年放送されている[3]。2015年以降は、毎年12月30日に開催している[4]。
以下の条件を満たす計24チームが出場する。
以下の条件を満たす計20チームが出場する。
2013年から採用された富士山麓で行われていた従来のコースからより興味が湧く白熱したレースにして欲しいという主催者側の要望からコースと中継所の変更に伴った新設コース。 また、従来のコースのうち3.3kmと走行距離の短かった共催の富士宮市からは市民の「もっと選手を応援したい、富士宮市を全国にもっとアピールしたい。」という要望から、浅間大社前を発着とした富士宮市街地を1周回する区間を1区として新設した形となり、結果コース中の富士宮市内を走行する距離は7.4kmへと延長された。 このコース変更に伴い最長区間は9.4kmから10.5kmに延長、最も厳しい区間である7区も7.7㎞から8.3㎞へ延長されより順位変動の激しいコースとなった。
全7区間 43.4km。 スタート: 富士山本宮浅間大社前~フィニッシュ: 富士総合運動公園陸上競技場
先頭が中継所を通過してから10分経過すると繰り上げスタートとなる。(第5中継所までは白タスキとなる)
2020年・区間賞
全7区間 43.4km。
全6区間・30.67km。
1区(5.0km) つくば中央公園(つくば駅前)→茗溪学園
2区(3.0km) 茗溪学園→筑波宇宙センター
3区(5.5km) 筑波宇宙センター→筑波大学本部棟
4区(3.5km) 筑波大学本部棟→大穂交差点
5区(6.0km) 大穂交差点→筑波大学附属病院
6区(7.67km) 筑波大学附属病院→筑波大学陸上競技場
全6区間・30.0km。
テレビでの放送は第1回 - 第7回までテレビ東京をキーステーションにTXN系列の6局、ならびにBSデジタル放送・BSジャパンで放送されたが、2009年の第7回大会に関しては、テレビ東京の予算削減の影響等の事情により[8]後日の録画放送となった[9]。中継にはTXN系列のアナウンサーが実況ならびに中継リポートに参加していた。なお、テレビ東京は2010年に主催を降板している。
第8回からはフジテレビをキーステーションにFNS系列局で「スズキスポーツスペシャル・富士山女子駅伝」として放送されている。2013年と2014年は、レース開催当日の14時から(レーススタートは9時15分)16時50分まで録画放送された。尚、開催地の地元の系列局であるテレビ静岡は、制作協力に関わっている他、中継所にはアナウンサーも配置した。第10回(2015年)からは9時50分から12時40分まで生放送されており、第12回(2017年)・第18回(2023年)は9時55分から12時40分まで生放送された[10]。「男は箱根、女は富士山」のキャッチコピーも用いられている。
括弧書きが無い場合はいずれもフジテレビアナウンサー
Category:駅伝を参照
日本インカレ
「富士山女子駅伝」として復活
「富士山女子駅伝」として復活し7区間となる