樺沢 和佳奈(かばさわ わかな、 1999年3月24日 - )は、日本の女性陸上競技選手。長距離走。
略歴
中学・高校時代
前橋市立富士見中学校時代は全国中学校駅伝大会で2年次、3年次とも1区を走り同校は2年連続優勝を果たした[1][2]。
常磐高等学校時代は1年次から全国高校駅伝に出場。1学年上の岡本春美とともに活躍し、1年次に3区を区間2位でチームは3位[3]。2年次に2区を区間2位でチーム2位と上位進出に貢献[4]。3年次はエース区間の1区を走るも和田有菜 (長野東)、田中希実 (西脇工)、加世田梨花 (成田)らに遅れをとり区間9位。チームは10位と入賞を逃した[5]。3年次の7月にはポーランドのブィドゴシュチュで開催されたU20世界陸上競技選手権大会3000メートル競走に出場し、20位[6]。
大学時代
慶應義塾大学に進学。同学は陸上長距離の強豪校ではなかったが、日本学生陸上競技対校選手権大会 (日本インカレ) では3年次の1500mで7位[7]。4年次は1500mと5000mで3位と上位入賞[8]。全日本大学女子選抜駅伝競走大会 (富士山女子駅伝) では大学での出場はなかったが全日本チームで選抜され、2年次には3区で区間賞を獲得した[9]。地元群馬県で2020年東京オリンピックの聖火ランナーを務めた[10]。
社会人時代
資生堂に入社。2年後に三井住友海上に移籍。2023年12月 第107回日本陸上競技選手権大会10000mで5位。タイムは自己ベストの31分45秒19[11]。2024年2月 全日本実業団ハーフマラソンで1時間10分13秒で優勝し、この活躍により三井住友海上は団体でも優勝[12]。同年6月 第107回日本陸上競技選手権大会5000mで9位[13]。
同年7月8日、2024年パリオリンピックに派遣する陸上女子5000m日本代表選手に内定されたことが発表された[14]。8月2日 スタッド・ド・フランスで行われた2024年パリオリンピックの陸上競技女子5000m予選に田中希実、山本有真とともに出場。15分50秒86のタイムで2組19着となり決勝進出はならなかった[15]。
主な記録
脚注
関連項目
外部リンク