ティモシー・レナード・スポール, OBE(Timothy Leonard Spall, OBE、1957年2月27日 - )は、イギリスの俳優。
来歴
性格俳優として知られるスポールは1957年にロンドンで生まれる。父親は郵便配達員で、母親は理容師だった[1][2][3][4]。4人兄弟の3番目。役者を目指してイギリスのナショナル・ユース・シアターと王立演劇学校で演技を学ぶ。1970年代の終わりからロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに2年ほど在籍し、数々の舞台に立った。その後、テレビや映画に出始め、1996年マイク・リーの『秘密と嘘』に出演、国際的にも知られるようになった。
多くの賞にノミネートされており、マイク・リー監督の『人生は、時々晴れ』では根暗な一家の大黒柱、ダニー・ボイル監督の『ヴァキューミング』ではどこか影のある冷血な掃除機セールスマン、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』では人情のある銀行家などなど、その幅広い役を演じる。
1999年12月に大英帝国勲章を授与された[5]。
『バニラ・スカイ』あたりから徐々にハリウッド映画への出演も増え始め、日本では、渡辺謙、真田広之、小雪、中村七之助などの日本人俳優との共演を果した大ヒット作『ラスト サムライ』で知名度が上がった。尚、同作品では京都ロケにも参加し、劇中では日本語も披露している。
時代ものの作品に出演するときは、その時代の作法や風習を細かく考慮するらしく、『ラスト サムライ』の監督を務めたエドワード・ズウィックは、撮影中に彼には助けられたと言うほど高く評している[要出典]。ハリウッドへ進出してからは、トム・クルーズやジム・キャリー、マーク・ウォールバーグにジョニー・デップ、エド・ハリスにヴィゴ・モーテンセンなどといった錚々たる俳優たちと共演し、引けを取らない堂々とした存在感で映画に貢献している。
2007年に出演したティム・バートン監督の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』ではミュージカルにも挑戦して悪役を演じ、歌声も披露している。
近年ではディズニー映画へも出演。2008年の『魔法にかけられて』ではナサニエル役で出演したが、冒頭のアニメーションに現れるナサニエルもスポールをモデルにしたデザインとなっている。2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』には声優として出演。
2014年、『ターナー、光に愛を求めて』で第67回カンヌ国際映画祭・男優賞、第80回ニューヨーク映画批評家協会賞・主演男優賞を受賞。
私生活
1981年にシェインという女性と結婚して3人の子供がいる。息子のレイフ・スポールは俳優になった。ちなみにスポールの兄弟であるマシューは、イギリスのゲームソフト会社『アイドス』においてスタジオディレクターを務めている。
1996年には急性骨髄性白血病と診断された[6]が、現在も国際的な俳優として精力的に活動を続けている。
主な出演作
参照
外部リンク
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