サミー・ナセリ(Samy Naceri、1961年7月2日 - )はフランスの俳優。出生時の名前はサイード・ナセリ (Saïd Naceri)。父親は西アルジェリアからの移民、母親はノルマンディー出身。
経歴
パリ4区で、アルジェリアカビール系の父とノルマンディー出身の母との間で生まれる。6人兄弟姉妹の中で、3歳上の兄に脚本家のビビ・ナセリ (fr) がいる。4区界隈のサン=マルタン通り(サン=マルタン街)や、郊外(バンリュー)のフォントネー=スー=ボワで育つ。16歳で学校をやめて工事現場で働き始める。しかし、両親の離婚をきっかけに生活は荒み22歳で刑務所に入っている。その後、俳優演劇学校で演技を学んだあと、1994年にリュック・ベッソンの『レオン』に端役で出演し、ベッソンの目にとまることになる。1995年には、トマ・ジル監督の『Rai』に出演。
1997年、リュック・ベッソン製作の痛快カーアクション『TAXi』の主役に抜擢されスピード狂のタクシー運転手を演じ、一躍トップスターになった。この作品でセザール賞有望若手男優賞にノミネート。以降、続編である『TAXi②』(2000年)、『TAXi③』(2003年)、『TAXi④』(2007年)にも出演している。1998年の『Un pur moment de rock'n roll』、1999年の『La-bas, mon pays』、クロード・ルルーシュ監督の『Une pour toutes』などに出演。
2002年には、ハード・アクション『スズメバチ』、イザベル・アジャーニと共演した『愛のはじまり』、兄弟のビビ・ナセリが脚本をつとめた『La Mentale』などに出演した。
日本では『Taxi』シリーズの破天荒なイメージが定着しているが、2006年のカンヌ国際映画祭では男優賞を受賞している実力派である。
私生活
1995年に女優のマリー・ギヤール (Marie Guillard) と結婚。同年に息子が誕生したが、1998年に離婚した。
その後の2000年代以降プライベートで悪行が目立つ。2005年4月にはコカイン所持で逮捕された。それ以外にも、暴行事件[1] [2][3]、飲酒運転、スピード違反、警察官への侮辱罪[4]などで有罪判決を受けたことがある。
『TAXI NY』には彼が出演する予定だったが、スピード違反で捕まり、クイーン・ラティファが出演することになった。
2009年1月には、元交際相手ら数人とバーで口論となり、彼女らから電話で助けを求められてバーを訪れた男性をナイフで刺したことにより逮捕された。
主な出演作
公開年 |
邦題 原題 |
役名 |
備考
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1994 |
レオン Léon: The Professional |
スワット隊員 |
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1997 |
TAXi Taxi |
ダニエル・モラレス |
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2000 |
TAXi② Taxi 2 |
ダニエル・モラレス |
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2001 |
プセの冒険 真紅の魔法靴 Le petit poucet |
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2002 |
スズメバチ Nid de guêpes |
ナセール |
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ザ・コード La mentale |
ヤニス |
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愛のはじまり La Repentie |
カリム |
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2003 |
TAXi③ TAXI 3 |
ダニエル・モラレス |
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2006 |
デイズ・オブ・グローリー Indigènes |
ヤシール |
カンヌ国際映画祭 男優賞 受賞
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2007 |
TAXi④ Taxi 4 |
ダニエル・モラレス |
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参照
外部リンク
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1946 - 1960 | |
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1961 - 1980 | |
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1981 - 2000 | |
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2001 - 2020 | |
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2021 - 2040 | |
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