クリス・マーティン
Chris Martinボストン・レッドソックス #55 |
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ニューヨーク・ヤンキース時代 (2015年6月18日) |
基本情報 |
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国籍 |
アメリカ合衆国 |
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出身地 |
テキサス州アーリントン |
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生年月日 |
(1986-06-02) 1986年6月2日(38歳) |
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身長 体重 |
6' 8" =約203.2 cm 215 lb =約97.5 kg |
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選手情報 |
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投球・打席 |
右投右打 |
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ポジション |
投手 |
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プロ入り |
2010年 グランドプレーリー・エアーホッグス(英語版)と契約 |
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初出場 |
MLB / 2014年4月26日 NPB / 2016年3月26日 |
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年俸 |
$6,000,000(2023年)[1] |
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経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
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クリストファー・ライリー・マーティン(Christopher Riley Martin, 1986年6月2日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州アーリントン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのボストン・レッドソックス所属。
経歴
プロ入り前
2004年のMLBドラフト18巡目(全体523位)でデトロイト・タイガースから指名されたが、マクレナン・コミュニティカレッジ(英語版)へ進学した。
2005年のMLBドラフト21巡目(全体627位)でコロラド・ロッキーズから指名されたが、契約には至らなかった。
コミュニティカレッジ時代に肩に大怪我を負ったため、一時期野球をやめて倉庫従業員を行っていた。倉庫従業員時代、同僚とキャッチボールすると肩の痛みが癒えていたことに気付き、野球を再開することになった。
プロ入りと独立リーグ時代
2010年には独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのグランドプレーリー・エアーホッグス(英語版)でプレー。13試合(先発4試合)に登板して4勝0敗、防御率1.96、36奪三振の成績を残した。
レッドソックス傘下時代
2011年3月31日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。5月から傘下のA級グリーンビル・ドライブでプレー。7試合(先発1試合)に登板して4勝0敗、防御率2.17、28奪三振と好投した。6月にA+級セイラム・レッドソックスへ昇格。13試合に登板して2勝1敗4セーブ、防御率0.92、24奪三振を記録した。8月にAA級ポートランド・シードッグスへ昇格。3試合に登板して0勝1敗、防御率15.88、3奪三振を記録した。
2012年はAA級ポートランドでプレーし、23試合に登板して3勝6敗、防御率4.48、65奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス(英語版)に所属した。
2013年はまずAA級ポートランドで12試合に登板。2勝0敗、3セーブと結果を残し、6月にAAA級ポータケット・レッドソックスへ昇格。30試合に登板して3勝3敗2セーブ、防御率3.18、47奪三振を記録した。
ロッキーズ時代
2013年12月18日にジョナサン・ヘレーラとのトレードで、フランクリン・モラレスと共にロッキーズへ移籍した[2]。
2014年は傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスで開幕を迎え、4月25日にロッキーズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。翌26日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの5回裏一死から登板し、1.2回を投げ1安打無失点、2奪三振だった[4]。この年メジャーでは16試合に登板して防御率6.89、14奪三振を記録した。
2015年1月5日にDFAとなった[5]。
ヤンキース時代
2015年1月13日に金銭トレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[6]。ヤンキースでは24試合に登板して0勝2敗、防御率5.66という成績に終わり、メジャー2年目も初勝利はお預けとなった。オフの11月2日にフリーエージェント(FA)となった[7]。
日本ハム時代
2015年11月4日に北海道日本ハムファイターズと契約に合意したことが発表された[8]。
2016年当初、中継ぎとして起用される。シーズン中盤に抑えの増井浩俊が成績不振により2軍落ちし、その後先発に転向したことで抑えへ配置転換。球速は最速158kmまで伸び、防御率1.07、WHIP0.63、投球回を上回る57奪三振を記録する絶対的クローザーとして君臨した。シーズン終盤に右足首の故障で離脱するも、日本ハムの4年ぶりの優勝に貢献した。
2017年オフの11月10日にMLB復帰を目指すため退団することが発表された[9]。12月2日にFAとなった[10]。
レンジャーズ時代
2017年12月15日にテキサス・レンジャーズと2年総額400万ドルの契約を結んだ[11][12]。
2018年4月11日に前年までの二年間、元チームメート同士だった大谷翔平が移籍したロサンゼルス・エンゼルスと初対戦した。なお、直接対決はなかった[13]。9月26日、エンゼルスとの試合で2-2と同点の8回に登板し、1アウトランナー無しの場面で大谷と初の直接対決。カウント2-2からの6球目、153キロの外角直球を左翼席上段に運ばれた。後続は断ったが、これが決勝点となりチームも敗戦した。[14]
このオフの日米野球に参加し、登板している[15][16]。
ブレーブス時代
2019年7月30日にコルビー・アラードとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[17]。オフの10月31日にFAとなった[18]が、11月19日に2年総額1400万ドルで再契約を結んだ[19]。
2020年から、背番号は55となった。
2021年はチームがワールドシリーズに進出し、ヒューストン・アストロズを4勝2敗で下し優勝。自身初めてとなるワールドシリーズ優勝を経験した[20]。オフの11月3日にFAとなった[21]。
カブス時代
2022年3月17日にシカゴ・カブスと250万ドルの1年契約を結んだ[22]。
ドジャース時代
2022年7月30日にザック・マッキンストリーとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[23]。
オフの11月6日にFAとなった[24]。
レッドソックス時代
2022年12月2日にボストン・レッドソックスが2年契約を結んだと発表した[25]。
選手としての特徴
MLBではリリーフとして、最速96.7mph(約156km/h)日本での最速159km/h、平均94.3mph(約152km/h)のフォーシームを全投球中の約5割を占め、その他に平均146km/hのカットボール、平均151km/hのシンカーと言った速球系と、決め球である平均133km/hのカーブを持ち球とする。PITCHf/x上では2014年にスライダーとツーシームも1球ずつ使用している。
詳細情報
年度別投手成績
年
度 |
球
団 |
登
板 |
先
発 |
完
投 |
完
封 |
無 四 球 |
勝
利 |
敗
戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝
率 |
打
者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬
遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴
投 |
ボ 丨 ク |
失
点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P
|
2014
|
COL
|
16 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
---- |
69 |
15.2 |
22 |
2 |
4 |
0 |
0 |
14 |
1 |
2 |
12 |
12 |
6.89 |
1.66
|
2015
|
NYY
|
24 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
5 |
.000 |
99 |
20.2 |
28 |
2 |
6 |
1 |
1 |
18 |
3 |
0 |
13 |
13 |
5.66 |
1.65
|
2016
|
日本ハム
|
52 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
21 |
19 |
1.000 |
182 |
50.2 |
25 |
2 |
7 |
0 |
0 |
57 |
2 |
3 |
8 |
6 |
1.07 |
0.63
|
2017
|
40 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
29 |
.000 |
137 |
37.2 |
21 |
2 |
6 |
0 |
1 |
34 |
0 |
1 |
5 |
5 |
1.19 |
0.72
|
2018
|
TEX
|
46 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
5 |
0 |
14 |
.167 |
177 |
41.2 |
46 |
5 |
5 |
2 |
3 |
37 |
4 |
0 |
21 |
21 |
4.54 |
1.22
|
2019
|
38 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
4 |
12 |
.000 |
147 |
38.0 |
35 |
8 |
4 |
0 |
0 |
43 |
0 |
0 |
13 |
13 |
3.08 |
1.03
|
ATL
|
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
6 |
.500 |
69 |
17.2 |
17 |
1 |
1 |
0 |
0 |
22 |
0 |
0 |
10 |
8 |
4.08 |
1.02
|
'19計
|
58 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
3 |
4 |
18 |
.250 |
216 |
55.2 |
52 |
9 |
9 |
0 |
0 |
65 |
0 |
0 |
23 |
21 |
3.40 |
1.02
|
2020
|
19 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
6 |
.500 |
66 |
18.0 |
8 |
1 |
3 |
1 |
1 |
20 |
0 |
0 |
3 |
2 |
1.00 |
0.61
|
2021
|
46 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
4 |
1 |
13 |
.333 |
181 |
43.1 |
49 |
4 |
6 |
1 |
3 |
33 |
0 |
0 |
20 |
19 |
3.95 |
1.27
|
2022
|
CHC
|
34 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
6 |
1.000 |
133 |
31.1 |
38 |
5 |
4 |
1 |
0 |
40 |
6 |
1 |
16 |
15 |
4.31 |
1.34
|
LAD
|
26 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
1 |
2 |
3 |
.750 |
92 |
24.2 |
12 |
1 |
1 |
0 |
1 |
34 |
1 |
0 |
4 |
4 |
1.46 |
0.53
|
'22計
|
60 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1 |
2 |
9 |
.800 |
225 |
56.0 |
50 |
6 |
5 |
1 |
1 |
74 |
7 |
1 |
20 |
19 |
3.05 |
0.98
|
2023
|
BOS
|
55 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1 |
3 |
23 |
.800 |
199 |
51.1 |
45 |
2 |
8 |
3 |
0 |
46 |
1 |
0 |
6 |
6 |
1.05 |
1.03
|
2024
|
45 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
1 |
2 |
15 |
.750 |
180 |
44.1 |
47 |
5 |
3 |
1 |
3 |
50 |
2 |
0 |
22 |
17 |
3.45 |
1.13
|
MLB:9年
|
369 |
0 |
0 |
0 |
0 |
16 |
18 |
14 |
106 |
.471 |
1412 |
346.2 |
347 |
36 |
45 |
10 |
12 |
357 |
18 |
3 |
140 |
130 |
3.38 |
1.13
|
NPB:2年
|
92 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
2 |
22 |
48 |
.500 |
319 |
88.1 |
46 |
4 |
13 |
0 |
1 |
91 |
2 |
4 |
13 |
11 |
1.12 |
0.67
|
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
- NPB投手記録
- NPBその他記録
背番号
- 47(2014年)
- 57(2015年 - 同年途中)
- 33(2015年途中 - 同年終了)
- 55(2016年 - 2017年、2020年 - 2021年、2023年 - )
- 31(2018年 - 2019年7月29日)
- 51(2019年8月2日 - 同年終了)
- 58(2022年)
脚注
- ^ “Chris Martin Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月8日閲覧。
- ^ “Rockies acquire LHP Franklin Morales and RHP Chris Martin”. Rockies Press Release. MLB.com. (2013年12月18日). http://m.rockies.mlb.com/news/article/66068174 2015年11月19日閲覧。
- ^ “RHP Chris Martin selected to Major League roster, RHP Chad Bettis optioned to Triple-A Colorado Springs”. Rockies Press Release. MLB.com. (2014年4月25日). http://m.rockies.mlb.com/news/article/73351132 2014年4月27日閲覧。
- ^ “Scores for Apr 26, 2014”. ESPN MLB (2014年4月26日). 2014年4月27日閲覧。
- ^ “Rockies sign catcher Nick Hundley to two-year deal”. Rockies Press Release. MLB.com. (2015年1月5日). http://m.rockies.mlb.com/news/article/105599906/rockies-sign-catcher-nick-hundley-to-two-year-deal 2015年1月6日閲覧。
- ^ “Yankees acquire RHP Chris Martin from Colorado”. Yankees Press Release. MLB.com. (2015年1月13日). http://m.yankees.mlb.com/news/article/106310082/yankees-acquire-rhp-chris-martin-from-colorado 2015年1月14日閲覧。
- ^ “Transactions | yankees.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
- ^ “クリス・マーティン投手と契約合意”. 北海道日本ハムファイターズ (2015年11月4日). 2015年11月4日閲覧。
- ^ “マーティン投手、ドレイク選手退団のお知らせ”. 北海道日本ハムファイターズ (2017年11月10日). 2018年1月20日閲覧。
- ^ “自由契約選手 | 2017年度公示”. 日本野球機構 (2017年12月2日). 2017年12月6日閲覧。
- ^ T.R. Sullivan (2017年12月15日). “Rangers sign reliever Martin to two-year deal” (英語). https://www.mlb.com/rangers/news/rangers-sign-chris-martin-from-japan/c-263252142 2017年12月23日閲覧。
- ^ “前日本ハムマーティンがレ軍入り「大谷に感謝」”. 日刊スポーツ (2017年12月16日). 2017年12月23日閲覧。
- ^ “大谷翔平と元同僚・マーティンとの対決に米解説「誰が予想しただろう」”. full-count (2018年4月12日). 2018年4月13日閲覧。
- ^ “大谷に被弾の元同僚マーティン、完敗認める「彼の勝ち」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース” (日本語). Yahoo!ニュース. https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000103-dal-spo&pos=5 2018年9月28日閲覧。
- ^ 元日ハム・マーティンが日米野球に向けインスタ更新 「特別な経験となる」
- ^ 元日ハム・マーティンが“凱旋” 日本打者対策を聞かれ「もう秘密を明かすの?」
- ^ Mark Bowman (2019年7月31日). “Braves land reliever Martin from Rangers” (英語). MLB.com. 2019年7月31日閲覧。
- ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (November 8, 2019). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. December 2, 2019閲覧。
- ^ Paul Casella (2019年11月19日). “Reliever Martin signs 2-year deal with Braves” (英語). MLB.com. 2019年11月20日閲覧。
- ^ Anthony Castrovince (November 2, 2021). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. November 3, 2021閲覧。
- ^ “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 3, 2021). November 5, 2021閲覧。
- ^ “鈴木誠也に強力援軍 カブスが元日本ハム助っ人右腕の3億円契約を発表”. Full Count (2022年3月17日). 2022年3月18日閲覧。
- ^ “Cubs acquire INF Zach McKinstry from Dodgers for RHP Chris Martin” (英語). MLB.com. 2022年7月31日閲覧。
- ^ “131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
- ^ “元日本ハムのマーティン、レッドソックスと2年24・5億円合意 今季はドジャースでV貢献”. 日刊スポーツ. (2022年12月3日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202212030000087.html 2023年2月10日閲覧。
関連項目
外部リンク