2003年のNFLドラフトは68回目のNFLドラフト。2003年4月26日から27日までの2日間ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催された。
ドラフト指名順は、2002年のレギュラーシーズンの成績が悪かったチームから完全ウェーバー制で行われ、シンシナティ・ベンガルズは全体1位でUSCのQBカーソン・パーマーを指名した。パーマーは2002年のハイズマン賞受賞者である[1]。ハイズマン賞受賞者が全体1位で指名されたのは1987年のビニー・テスタバーディ以来のことであった[2]。
デトロイト・ライオンズが全体2位で指名したWRチャールズ・ロジャースは3シーズンでわずか36レシーブにとどまった[3]。
ヒューストン・テキサンズが全体3位で指名したアンドレ・ジョンソンはプロボウルに7回選出された[3]。
1巡全体7位指名権を持っていたミネソタ・バイキングスは指名権のトレードを行おうとした結果15分以内の選手指名に失敗し、ジャクソンビル・ジャガーズ、カロライナ・パンサーズの2チームがバイキングスより先に選手を指名することとなった[4][5]。
全米ではNFLネットワークとESPNによって放送された。
この年のドラフト外でトニー・ロモ、アントニオ・ゲイツ、クリス・ディールマン、クリス・クレモンス、クインティン・ミケル、ゲイリー・ブラケットなどが入団した[3]。
指名選手
指名された255人のポジションごとの人数は次のとおりである。
指名順位の数字の後の*は、FAで失った選手に対して自動的に計算し与えられる補償ドラフト、**は、前年のエクスパンションチームであるヒューストン・テキサンズに与えられる指名権を示す。
1巡指名選手
2巡指名選手
3巡指名選手
4巡指名選手
5巡指名選手
6巡指名選手
7巡指名選手
ドラフト外入団の主な選手
主な指名権のトレード
ニューヨーク・ジェッツは1巡指名権2つ(全体13位及び全体22位)をシカゴ・ベアーズにトレードして全体4位指名権を獲得した[6]。
ニューオーリンズ・セインツは1巡全体17位、18位、2巡全体54位指名権と引き替えに1巡全体6位、2巡全体37位、4巡指名権を獲得した。
全体13位指名権は当初ワシントン・レッドスキンズが持っていたがラバーニアス・コールズの獲得のため、ジェッツにトレード、ジェッツは上述のとおりベアーズにトレードした。さらにニューイングランド・ペイトリオッツが1巡全体14位指名権と6巡指名権と引き替えにベアーズから獲得した。ベアーズが獲得した全体14位指名権はバッファロー・ビルズが前年にドリュー・ブレッドソーの獲得のため、ペイトリオッツにトレードした指名権である[7]。
フィラデルフィア・イーグルスは1巡全体30位、2巡全体62位と引き替えにサンディエゴ・チャージャーズから1巡全体15位を獲得した。
ピッツバーグ・スティーラーズは1巡全体27位、3巡、6巡指名権と引き替えにカンザスシティ・チーフスから1巡全体16位を獲得した。
ボルチモア・レイブンズは2巡指名権および2004年ドラフト1巡指名権と引き替えにニューイングランド・ペイトリオッツから1巡全体19位指名権を獲得した。
バッファロー・ビルズはピアレス・プライスとのトレードでアトランタ・ファルコンズから1巡全体23位を獲得した[8]。
オークランド・レイダースは1巡全体32位をタンパベイ・バッカニアーズから獲得した。ジョン・グルーデンヘッドコーチがレイダースからバッカニアーズに移籍することとなり、2002年のドラフト1巡、2巡指名権、2004年のドラフト2巡指名権をレイダースは獲得した[9]。
脚注
外部リンク
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