AFC東地区(AFCひがしちく)はNFL、AFCの地区の1つ。
1960年、AFL誕生とともに、AFL東地区として設立され、設立時の所属チームはペイトリオッツ、ビルズ、オイラーズ、ニューヨーク・タイタンズ(現ジェッツ)であった。
1966年、マイアミ・ドルフィンズが誕生し、AFL東地区に編入され、5チーム構成となった。
1970年のAFL、NFLのリーグ統合により、AFC東地区になり、AFL東地区所属の5チームからオイラーズを除く4チーム(ビルズ、ドルフィンズ、ペイトリオッツ、ジェッツ)とNFL所属のコルツが本地区に編入され、5チームで設立された。
2002年、3地区制(東中西)から4地区制(東西南北)に移行する際、コルツがAFC南地区に移動し、現在に至っている。
第3回スーパーボウル(当時はAFL-NFLワールドチャンピオンシップゲームという名称)で、AFLチャンピオンのニューヨーク・ジェッツがNFLチャンピオンのボルチモア・コルツを破り、初めてAFL代表がNFL代表に勝利した。新興のAFLが伝統のNFLを破ったこの試合はアメリカのプロスポーツ史上に残る大番狂わせの1つとして知られている。
第7回スーパーボウルにマイアミ・ドルフィンズが勝利し、レギュラーシーズンを14勝0敗、プレイオフもすべて勝利するというパーフェクトシーズンを達成した。その後、マイアミ・ドルフィンズがパーフェクトシーズンを達成して以来初めて、ニューイングランド・ペイトリオッツが2007年シーズンに16勝0敗のレギュラーシーズン無敗を達成したが、第42回スーパーボウルでニューヨーク・ジャイアンツに敗れ、パーフェクトシーズンの達成は成らなかった。
第16回スーパーボウルから第31回スーパーボウルまでAFCのチームはNFCのチームに16連敗しているが、このうち8敗はAFC東地区チームである。バッファロー・ビルズは第25回スーパーボウルから第28回スーパーボウルまで4年連続出場したが全て敗れた。
第27回スーパーボウルでは、バッファロー・ビルズがワイルドカードプレイオフで32点差をひっくり返す大逆転勝利で勢いに乗り、スーパーボウル出場を果たしたが、ダラス・カウボーイズに敗れ、スーパーボウル3連敗目を喫した。
第51回スーパーボウルでは、ニューイングランド・ペイトリオッツが前半終了時25点ビハインドから同点に追いつき、スーパーボウル初の延長戦の最初のドライブでタッチダウンを決め、アトランタ・ファルコンズに勝利した。
また、本地区からスーパーボウルに出場した22回の内、対戦相手がNFC東地区から出場した回数が12回。第25回から28回にかけて4年連続でバッファロー・ビルズがNFC東地区のチームに負けている。
AFL合併前
AFL合併後