2002年度新人選手選択会議(2002ねんどしんじんせんしゅせんたくかいぎ)は、2002年(平成14年)11月20日に行われた38回目のプロ野球ドラフト会議である。
概要
11月20日14時より新高輪プリンスホテルで行われ、78選手の交渉権が確定した。いわゆる「松坂世代」の大学生が卒業する年度ということもあって有力選手が多く、投手は和田毅、新垣渚、木佐貫洋、永川勝浩など、野手は後藤武敏、村田修一などが上位指名を受けた。横浜は多田野数人を自由獲得枠で指名する予定だったが、諸般の事情を総合的に検討して指名を見送った。
この年はメジャーリーグで通算16勝を挙げた鈴木誠(マック鈴木)が元メジャーリーガーとして初めてドラフトで指名された。鈴木はNPB球団に在籍したことがなく、NPB入りするにはドラフトでの指名を受ける必要があった。
またこのドラフトで指名された瀬間仲ノルベルトは、ドラフトで指名された選手として初めて外国人枠の適用を受けることとなった。当時外国籍の選手が外国人枠の適用外となるためには、日本の高校・大学・社会人チームに在籍することに加えて日本居住が5年以上ということも要件であったが(この条件を満たして外国人枠の適用外となった選手にはこの年の林威助、古くは大豊泰昭などがいる)、瀬間仲は日本居住歴が高校3年間のみであり居住期間の要件を満たさなかったからである。なお瀬間仲は2005年シーズンから外国人枠の適用外となる予定であったが、高校・大学に関しては「日本居住5年以上」の条件が2003年限りで撤廃され、これが瀬間仲にも適用されて2004年シーズンから外国人枠の適用外となっている。
選択希望選手一覧
- 矢印の向きはウェーバー制の指名順を示す。
- は指名重複を示す。
指名選手
セントラル・リーグ
読売ジャイアンツ
ヤクルトスワローズ
中日ドラゴンズ
阪神タイガース
広島東洋カープ
横浜ベイスターズ
パシフィック・リーグ
西武ライオンズ
大阪近鉄バファローズ
福岡ダイエーホークス
千葉ロッテマリーンズ
日本ハムファイターズ
オリックス・ブルーウェーブ
外部リンク
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