1947年の読売ジャイアンツ

1947年の読売ジャイアンツ
成績
レギュラーシーズン5位
56勝59敗4分 勝率.487[1]
本拠地
都市 東京都文京区
後楽園球場
球団組織
オーナー 正力松太郎
経営母体 読売新聞社
監督 中島治康三原脩
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1947年の読売ジャイアンツ(1947ねんのよみうりジャイアンツ)では、1947年読売ジャイアンツの動向をまとめる。

この年の読売ジャイアンツは、職業野球公式戦再開2年目のシーズンである。

概要

シーズン途中の6月23日、戦中・戦後の人員不足の時代にチームを支えた黒沢俊夫腸チフスを発病し、急死した。球団は球団葬を行い、黒沢が付けていた背番号4は永久欠番になり、これと同時に1944年太平洋戦争で戦死した沢村栄治の背番号14も永久欠番になった。チームは5月に最下位に転落すると、6月5日には選手兼任の中島監督が現役に戻り、チーム生え抜きの三原脩が監督に就任。三原新監督のもと、チーム成績を建て直すも優勝争いに加わることはできず、8チーム中5位でシーズンを終えた(優勝と阪神に22.5ゲーム差)。この年は6位の東急に12勝4敗1分、7位の太陽に12勝5敗と大きく勝ち越しも上位陣には歯が立たず、優勝の阪神に5勝12敗、3位の南海には6勝11敗と大きく負け越し、阪神の戦後初優勝のアシスト役になってしまった。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 呉新亨
2 山川喜作
3 千葉茂
4 川上哲治
5 平山菊二
6 黒沢俊夫
7 川崎徳次
8 武宮敏明
9 田中資昭
1947年日本野球連盟順位変動
順位 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 大阪 -- 大阪 -- 大阪 -- 大阪 -- 大阪 -- 大阪 --
2位 中日 0.5 中日 1.5 中日 6.0 中日 5.5 中日 8.5 中日 12.5
3位 南海 2.5 南海 7.0 南海 10.0 南海 10.5 南海 11.0 南海 19.0
4位 金星 7.5 阪急 10.0 巨人 13.0 阪急 14.5 阪急 12.5 阪急 20.5
5位 阪急 8.0 巨人 阪急 14.5 巨人 15.0 巨人 16.5 巨人 22.5
6位 太陽 8.0 金星 12.5 東急 18.0 太陽 17.5 太陽 21.5 東急 28.0
7位 東急 8.5 太陽 13.0 太陽 18.5 東急 22.0 東急 24.5 太陽 28.0
8位 巨人 9.0 東急 14.0 金星 20.0 金星 23.0 金星 25.5 金星 37.5
1947年日本野球連盟最終成績
順位 球団 勝率
優勝 大阪タイガース 79 37 3 .681 -
2位 中日ドラゴンズ 67 50 2 .573 12.5
3位 南海ホークス 59 55 5 .518 19.0
4位 阪急ブレーブス 58 57 4 .504 20.5
5位 読売ジャイアンツ 56 59 4 .487 22.5
6位 東急フライヤーズ 51 65 3 .440 28.0
7位 太陽ロビンス 50 64 5 .439 28.0
8位 金星スターズ 41 74 4 .357 37.5

個人成績

主な投手成績

  • 色付きは規定投球回数(180イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手















































W
H
I
P
 
かわさき/川崎徳次 51 38 32 10 2 24 16 -- -- .600 1421 357.2 255 9 118 -- 7 129 0 0 101 85 2.14 1.04
たた/多田文久三 34 26 15 2 1 12 14 -- -- .462 986 244.0 178 6 130 -- 2 101 3 0 76 64 2.36 1.26
なかお/中尾輝三 28 26 14 1 1 9 14 -- -- .391 762 182.0 137 10 110 -- 1 74 3 0 76 59 2.92 1.36
すわ/諏訪裕良 19 7 3 0 2 2 5 -- -- .586 379 89.1 95 2 28 -- 3 17 1 0 42 33 3.30 1.38
おかた/緒方俊明 9 6 4 2 0 3 1 -- -- .750 223 56.2 38 1 24 -- 0 17 0 0 15 11 1.74 1.09
こんとう/近藤貞雄 10 5 1 0 0 0 2 -- -- .000 166 41.0 37 4 11 -- 0 4 0 0 27 19 4.17 1.17
みやした/宮下信明 4 1 0 0 0 0 2 -- -- .000 108 22.1 27 4 15 -- 2 3 1 0 23 20 7.83 1.88

主な打撃成績

  • 色付きは規定打席(330打数)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
かわかみ/川上哲治 119 510 443 56 137 30 7 6 199 57 16 5 0 -- 65 -- 2 17 -- .309 .400 .449 .849
ちは/千葉茂 103 447 391 58 117 13 7 4 156 34 9 5 5 -- 51 -- 0 25 -- .299 .380 .399 .779
やまかわ/山川武範 108 475 414 58 115 7 9 1 143 29 18 9 2 -- 58 -- 1 42 -- .278 .368 .345 .713
こまつはら/小松原博喜 111 416 368 43 96 14 7 6 142 56 6 3 6 -- 40 -- 0 33 -- .261 .333 .386 .719
たなか/田中資昭 110 431 390 32 94 10 1 1 109 16 20 10 11 -- 30 -- 0 23 -- .241 .295 .279 .575
ひらやま/平山菊二 116 479 441 39 103 18 6 5 148 65 10 7 3 -- 34 -- 1 20 -- .234 .290 .336 .626
こしんきよう/呉新亨 91 326 303 28 68 16 3 1 93 19 10 7 0 -- 21 -- 2 24 -- .224 .279 .307 .586
うちほり/内堀保 87 268 253 22 56 5 1 0 63 15 4 4 2 -- 13 -- 0 22 -- .221 .259 .249 .508
たた/多田文久三 78 193 168 9 36 6 3 1 51 19 1 1 1 -- 24 -- 0 23 -- .214 .313 .304 .616
たけみや/武宮敏明 57 161 142 5 22 3 1 1 30 10 1 0 1 -- 17 -- 1 18 -- .155 .250 .211 .461
かわさき/川崎徳次 63 159 142 8 27 4 2 0 35 8 1 1 1 -- 16 -- 0 14 -- .190 .272 .246 .519
ふるや/古家武夫 51 130 118 12 21 2 0 1 26 10 1 1 2 -- 12 -- 1 13 -- .178 .260 .220 .480
なかしま/中島治康 44 124 117 5 23 4 1 0 29 4 3 2 0 -- 7 -- 0 4 -- .197 .242 .248 .490
くろさわ/黒沢俊夫 26 106 95 2 19 3 0 0 22 5 0 2 0 -- 11 -- 0 8 -- .200 .283 .232 .515
はやし/林清光 36 57 51 8 7 1 0 0 8 3 0 0 2 -- 4 -- 0 8 3 .137 .200 .157 .357
みやした/宮下信明 24 51 46 2 7 2 0 0 9 2 0 0 0 -- 5 -- 0 6 -- .152 .235 .196 .431
うの/宇野光雄 8 17 16 0 2 0 0 0 2 0 0 0 0 -- 0 -- 1 0 -- .125 .176 .125 .301

できごと

選手・スタッフ

[2][3]

表彰選手

川上哲治(一塁手、6年ぶり2度目)
千葉茂(二塁手、初受賞)

出典

  1. ^ 年度別成績 1947年 日本野球連盟”. 日本野球機構. 2017年8月8日閲覧。
  2. ^ 読売巨人軍公式HP 背番号変遷”. 読売ジャイアンツ. 2015年10月5日閲覧。
  3. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7 

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