黒潮盃(くろしおはい)は、特別区競馬組合が大井競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(平地競走)である。正式名称は「日刊スポーツ賞 黒潮盃」。
副賞は、特別区競馬組合管理者賞、東京都馬主会理事長賞(2024年)。
1967年に南関東公営競馬のサラブレッド系旧4歳馬(馬齢は当時の旧表記)による競走として創設。正式名称は「日刊スポーツ賞 黒潮盃」日刊スポーツ新聞社が優勝杯を提供している。長らく南関東三冠競走の前哨戦として位置付けられていたが、1999年から夏季開催に移動。2003年は東日本地区交流、2004年から地方競馬全国交流競走となっており[2]、2010年までは中央競馬を含まない地方全国競走としては最高額賞金(1着賞金1800万円)の競走のひとつであった(2010年から東京2歳優駿牝馬が、2011年からロジータ記念が全国交流競走になり、両競走とも1着賞金が2000万円、かつ2011年から黒潮盃は1着1800万円と減額されたため「全国交流競走の最高額賞金競走」ではなくなっている)。
格付けは南関東SII。なお過去に2007年までは1着に入賞した競走馬に限りダービーグランプリへの優先出走権が与えられていたが、2010年から再びダービーグランプリが施行されるため、ダービーグランプリの全国指定競走に指定され、1着馬にダービーグランプリへの優先出走権が与えられる。また、過去には上位3着までに戸塚記念への優先出走権が与えられていた。
2017年から2023年までの「3歳秋のチャンピオンシップ」シリーズにおいて、本競走はカテゴリーAに指定された。本競走とダービーグランプリの双方に優勝した馬の馬主にはボーナス賞金1000万円が贈られる[3](2018年までは同800万円)。
2024年からは全日本的なダート競走の体系整備に伴い、この年から秋季に移設される「ジャパンダートクラシック」[注 1]のトライアル競走となり、1・2着馬にジャパンダートクラシックへの優先出走権が付与されるようになる[4]。なお、格付けはSIIIへ格下げとなる[5]。
出典:南関東4競馬場公式「黒潮盃競走優勝馬」https://www.nankankeiba.com/win_uma/18.do