高知空港(こうちくうこう、英: Kochi Airport)は、高知県南国市にある空港である。空港法第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)に区分されている。愛称は高知龍馬空港(こうちりょうまくうこう、英: Kochi Ryoma Airport)[3][4]。
概要
高知市東方約18kmの香長平野の田園地帯に位置する空港。空港法に基づき、国土交通大臣が設置・管理する国管理空港に区分される。定期便は国内線のみで、国際線はチャーター便以外での就航実績はない。
日本で初めて、かつ唯一愛称に人名を冠した空港で、2003年11月15日から[3][4]、高知県出身の明治維新の志士・坂本龍馬にちなみ、高知龍馬空港の愛称が使用されている[6][7]。
前身は、1944年に設置された日本海軍の日章第一海軍航空基地[8]。第二次世界大戦後は連合国軍に接収され、接収解除後、1954年に民間機が就航。1958年に空港整備法上の第二種空港・高知空港に指定され、1960年に供用を開始した。以後、滑走路の延長や敷地の拡張などが行われてきた。
2,500メートルの滑走路1本があり、旅客ターミナルビルを備える。空港周辺には、旧海軍の基地で使用していた掩体壕(えんたいごう)が7基現存している。
統計
利用者数
元のウィキデータクエリを参照してください.
2016年度の年間利用客数は143万2,012人(国内線143万991人、国際線1,021人)[9]で、着陸回数は日本の空港で第27位、旅客数は第24位となっている[10]。
歴史
施設
滑走路・エプロン
誘導路を備えた長さ2,500メートルの滑走路1本がある[24]。
1960年4月の供用開始当初は1,200メートルだったが、1983年12月に2,000メートルに延長され、ジェット機が就航し、初めて国際チャーター便が運航された。2004年2月に2,500メートルとなり、ジャンボジェットによるアメリカへの国際チャーター便が運航された。エプロンは、7バース(大型ジェット機用1、中型ジェット機等用6)を備える[25]。
旅客ターミナルビル
1983年11月に竣工した国内線用のターミナルビルで、鉄骨造の地上3階・地下1階建。設計は松田平田設計が担当した。2002年6月に北西側に増築され、ボーディングブリッジ1基が新設された。
1階に到着ロビーとチェックインカウンター、2階に出発ロビーと飲食店・物販店が、3階に送迎デッキがある。ボーディングブリッジは3基で、運営は、高知県、南国市などが出資する第三セクターの高知空港ビル株式会社が行っている。空港内の航空会社の旅客業務、グランドハンドリング業務、運航支援業務等はとさでん交通が行なっている。
就航路線
国内線
現在
航空会社名が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航するコードシェア便である。
過去
(高知空港発)2022年度就航路線別旅客数/順位
[26]
行き先 |
旅客数 |
国内線順位
|
東京国際空港
|
約78万人 |
上位31位
|
国際線
就航都市
国内線
国際線
空港内の所在部隊等
アクセス
運行本数・所要時間・運賃などの詳細は、該当項目や
公式サイトを参照
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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▲印は供用廃止となった空港・ヘリポート。+印は定期便が就航していない空港等(無期限運休中・供用休止中を含む)。 C印は関税法上の税関空港、I印は入管法上の出入国港、Q印は検疫法上の検疫飛行場。 |