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阿賀野市(あがのし)は、新潟県下越地方に位置する市。新潟広域都市圏(新潟都市圏)の構成市町村である[2]。新潟市への通勤率は26.8%(平成22年国勢調査)。
2004年4月1日に北蒲原郡安田町、水原町、京ヶ瀬村、笹神村の4町村が合併して市制施行された市で、阿賀野川流域にあることからこの名前となった。旧水原町域の市街地は人口集中地区となっており、市役所もこの市街地にある。
瓢湖(「白鳥の湖」で知られる。)や五頭山、五頭温泉郷といった観光地を有する。
阿賀野川右岸(阿賀北地域)に位置する。市域の西部は平地(越後平野)で、水田が広がっている。一方、市域の東部は山地であり、月岡断層帯が北北東-南南西に走る[3]。
旧安田町では「ダシの風」と呼ばれる東南東の局地風が春から夏にかけて発生しやすい[5]。なお、同様の風は県内他地区の河川沿いにも見られる[6]。
水原には明治初頭に越後府→水原県が置かれ、近隣の行政の中心地となっていた。
現在の市域は古くから北蒲南部郷と呼ばれある程度の纏まりがあったが、昭和の大合併では単一の自治体として成立することがかなわなかった。
北蒲原4町村には当初、新潟市への編入合併案があった
旧安田町で江戸時代より続く安田瓦[13]のほか、庵地焼など焼き物の製造が盛ん。また、新潟県における酪農発祥の地であり[5]、ヤスダヨーグルトなど現在でも生産が盛んである。
市内には新潟県東部産業団地、阿賀野市営西部工業団地、京ヶ瀬工業団地などの工業団地が所在するほか、各地に工場が立地する。京ヶ瀬地区にはINPEXの南阿賀油田の石油プラントがある。また、市では2010年(平成22年)2月にバイオマスタウン構想を策定している[14]。
2010年代以降は大規模太陽光発電所(メガソーラー)の参入が相次いでおり、丘陵地帯の林地が発電所用地へと転換されている。
水原では4・8のつく日に、保田では5・9のつく日に六斎市(朝市)が開催される[17][18]。
公共交通利用者向けの無料パークアンドライド駐車場が市内各地(水原駅、水原公民館、京ヶ瀬駅、京ヶ瀬支所、安田インター前)に整備されていることが特筆される[19]。
東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線が通行し、市内に3駅がある。新潟駅まで直通する列車はなく、亀田・横越線の路線バスと比べて本数も非常に少ない。
路線バスは、新潟交通グループの新潟交通観光バスが運行する「S9 亀田・横越線」が基幹路線となっており、新潟中心部と京ヶ瀬・水原地区を結んでいる。このほか、本数は少ないながらも安田地区や京ヶ瀬地区において同グループ京ヶ瀬営業所の路線が存在する[20]。
市では市域をほぼ網羅する「阿賀野市営バス」を運行している。五頭温泉郷への観光アクセスを担う五頭温泉郷線を除き、平日のみの運行となる。大型バスや小型バス、マイクロバスなど多彩な車両で運行されており、各車両には愛称が付けられている[21]。
旧町村で運行されていた福祉バス等の路線を見直す形で2004年、市発足と同時に運行を開始[22][23]。路線や運行経路の変更を重ねながら運行が続けられており、2015年のデータでは、10以上ある路線のなかでも分田線、五頭温泉郷線の利用が多い[24]。2017年12月からは、一部路線で予約制(デマンドバス)の実証実験が行われている[25]。
磐越自動車道の「安田インター前」停留所から、県内路線の「ときライナー G 五泉村松線」(新潟 - 安田・五泉・村松)、県外路線の「会津若松線」(新潟 - 会津若松)を利用できる(ただし会津若松線は新潟方面への利用はできない)。同インターにはパークアンドライド駐車場が整備されている[23]。
高速道路のインターチェンジは、磐越自動車道の安田インターチェンジ1箇所。 新潟市秋葉区にある新津ICが阿賀野市街(水原)の最寄りとなる場合もある。
(以上の三つの温泉をまとめて五頭温泉郷と呼ばれる。ラジウム温泉として知られている。)
丘陵地帯には「真光寺ヴィレッジ」などの別荘地やゴルフ場が存在し、かつては新潟ロシア村も営業されていた。
郷土玩具の三角達磨が生産されている。
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