サントピアワールド(SUNTOPIA WORLD)は、新潟県阿賀野市にある遊園地。
磐越自動車道安田ICが最寄りの、久保山にある。キャッチフレーズは「水と緑と太陽のユートピア」。施設名称は「太陽(sun)のユートピア(utopia)」からの造語に由来する。マスコットキャラクターは、「トピアちゃん」である。
概要
1976年、当時の安田町に安田アイランド(やすだ - )として開園した。1985年には、裏山に安田町民スキー場が開設されたが[3]、後に閉鎖された。1997年にリニューアルされて現在の名称になった。安田アイランド時代から引き継いだ施設が多い。
熱帯植物園「安田フラワーガーデン」(1992年オープン[4])が併設されており、「洋らん展」など定期的にイベントが開催されている[5]。
集客は県内のほか、隣接する福島県会津地方や山形県庄内地方などからも得ている。積雪地のため、冬季の12月~3月は休園となる。TBS系ドラマ『BE-BOP HIGHSCHOOL』のロケで使用された。
2011年9月30日、新潟地方裁判所新発田支部に民事再生法の適用を申請して保全命令を受け、負債総額は約4億円の見込みとなったが、営業は継続された[6]。2011年11月26日、駐車場内に競艇場外発売場・競輪場外車券売場のミニボートピア阿賀野・サテライト阿賀野がオープンした。
2019年に、「貞子」のコスプレをした来園者を対象に入場無料とするイベントをした[7]。2020年、新型コロナウイルス感染症流行のため春からの行楽シーズンに休業せざるを得ず、売り上げが大幅に落ち込み経営が悪化[8]。5月末より、営業継続のための資金確保として、クラウドファンディングを開始し[8]、およそ5500万円を集めて営業再開した[9]。クラウドファンディングの返礼品に貸切利用もあり、実際に県内の高校が学校行事の代替を兼ねて利用する例もあった[10]。営業再開後は修学旅行向けの平日貸し切りプラン、10月からは経営危機を逆手にとった『ギリギリ企画』を行い、体感速度が爆速になる「爆速メリーゴーラウンド」、真っ暗な観覧車で約10分間の瞑想ができる「瞑想観覧車」などの『ぎりぎりアトラクション』が登場した[9]。また、営業休止期間中に近隣住民へ園内で使用している除菌能力のある酸性電解水を無償で配布した[11]。
アトラクション
ローラーコースター
観覧車
その他乗り物
- アイスリバー
- サファリジープ
- スカイエレファント
- スカイジェット
- スカイレーシング
- チューリーチューリー
- ツインドラゴン
- 弁慶号(ミニSL)
- メリーゴーランド
- ローズマリー号(ミニSL)
- ロックアドベンチャー
- ロックンロール
- ワンダーツアーズ
建物系
- 3Dアドベンチャーシアター
- 怪奇モンスターの館 - 途中の通路にわら人形が打ち付けてある所があるが、なぜかそこに「祝」と書いてある。なぜ「呪」じゃないのかスタッフにも分からない。
- キッズランド
- 氷の館アラスカ
その他
- ストライカーボール
- バッテリーカー
- プリンセスパットゴルフ
- ふわふわランド
- メルヘントレイン
- メロディペット
イベント
アクセス
- 自家用車等
- シャトルバス
- 土休日および春休み期間、ゴールデンウイーク、夏休み期間には新潟駅南口および新津駅西口を発着する無料シャトルバスが運行される(1往復・要予約)。
- その他の公共交通
- 新津駅東口からタクシーで約30分
- 水原駅からタクシーで約20分
- または阿賀野市営バス寺社線で約40分。水原駅徒歩約3分の五頭タクシー前(新潟駅 - 水原・瓢湖間の急行バス・路線バス等が発着する「水原」停留所の別名)より発車する。サントピアワールド前に停車する便は1日1往復となっている(平日および日曜運行)。
- 五泉駅からタクシーで約20分
関連項目
- 新潟ロシア村 - かつて近隣にあったテーマパーク
- 山下家具店 - 安田アイランドの開業に携わった(運営会社である安田遊園は同社の子会社として設立[12])
脚注
外部リンク