西条地区(さいじょうちく)とは、広島県東広島市の地区の一つ。合併前の賀茂郡西条町に相当する。
東広島市中南部に位置している。9つある東広島市の地区の中で人口が最も多く[1]、東広島市の中心市街地を形成している。
地理的には周囲を山に囲まれており、西条盆地を形成している。米作が盛んであるが、水源に乏しいため溜池が多く見られる[2]。
地区内北部にある龍王山から日本酒の醸造に適した中硬度水が豊富に流れていること、季節による寒暖差が大きいことなどから醸造業が盛んであり[3]、酒都とも称される[4]。また京都府の伏見、兵庫県の灘と並んで日本三大酒処にも数えられている。
1982年から1995年にかけて、地区内への広島大学の統合移転が実施されたことから学園都市としての性格も有している。また、西条駅から広島駅まで山陽本線で40分程度[5]であることから、広島市のベッドタウンとしても機能している[6]。
西条地区には合計58個[注釈 1]の町丁字が存在し、うち16個の大字は「西条町」を冠する。
ここでは東広島市発足後の地区内のできごとについて記載する。
西条駅は西条地区ならびに東広島市の代表駅である。
JRバス中国と芸陽バスが地区内を走る路線バスを運行している[15][16]。また、両社は東広島市から委託を受けてコミュニティバス「のんバス」も運行している[17]。
このほか、西条駅(南口・北口)および広大中央口バス停から大阪方面の、(広島大学)学生会館前バス停から東京方面の高速バスが運行されている。
地区内に居住して公立小・中学校に通学する場合、学区は以下のようになる[18]。