苫小牧駅(とまこまいえき)は、北海道苫小牧市表町6丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。駅番号はH18。電報略号はトマ。事務管理コードは▲130325[3][4]。全ての旅客列車が停車する。
苫小牧市の代表駅。室蘭本線を所属線としており[1]、当駅を起点とする日高本線を加えた2路線が乗り入れている。また隣の沼ノ端駅を線路名称上の起点とする千歳線の列車も全て室蘭本線経由で当駅まで乗り入れているため、事実上3路線の接続駅となっている。
室蘭本線は当駅で運転系統が分かれており、特急列車の運行についても当駅から室蘭方面・千歳線が一体的に運用される形となっている。室蘭本線岩見沢方面は非電化区間が含まれており、普通列車のみのローカル線となっている。
JR北海道のICカード「Kitaca」札幌・旭川エリアの南端にあたる。当駅から隣りの沼ノ端駅を経由して千歳線方面がエリアとなり、その他の方面へは利用ができない。
島式ホーム2面4線を有する橋上駅。乗降用ホームは1番線から4番線の順に並んでおり、最も南側が1番線である。4番線の北側には苫小牧運転所に繋がる側線がある。駅構内からは王子製紙専用線が分岐しており、本線南側に沿って西へ進み、王子製紙苫小牧工場へ至る路線でコンテナ輸送に使用されている。
終日社員配置駅。みどりの窓口、自動券売機・話せる券売機[2]・自動改札機を設置している。改札口は駅の北口・南口を結ぶ自由通路に面している。Kitacaは札幌・小樽・新千歳空港方面のみ利用可能であり、室蘭・追分・鵡川方面では利用できない。構内には北海道キヨスクによるセブン-イレブン北海道ST苫小牧店がある[22]。
主に以下の通りに発着するが、一部例外もある。
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
主な駅弁は下記の通り[23]。
苫小牧市の中心市街地であり活性化が課題になっている。苫小牧駅前には1977年(昭和52年)11月に商業施設サンプラザが開業し、2006年(平成18年)3月に苫小牧駅前プラザエガオに改称したが、経営悪化により2014年(平成26年)8月に営業を終了した[24]。
このほか王子製紙苫小牧工場が至近距離に立地している。
2011年(平成23年)に市が「CAP(まちなか再生総合プロジェクト)」を立ち上げて抜本的な解決を目指している[25]。
苫小牧市役所、苫小牧市総合体育館、苫小牧市民文化公園(出光カルチャーパーク)、苫小牧市緑ヶ丘公園などの最寄駅であり、苫小牧市白鳥アリーナ(白鳥王子アイスアリーナ)や苫小牧警察署は南口から徒歩約10分、苫小牧市民会館は南口から徒歩約15分、苫小牧市科学センターは南口から徒歩約20分、苫小牧西港フェリーターミナルは車で約10分に位置している。
南口
北口
かつては駅前には苫小牧市営バスのバスターミナルがあり、苫小牧市営バスの路線を引き継いだ道南バスも利用していたものの、2015年10月31日をもって利用を終了。現在は4か所の乗り場に分かれている[26][27]。苫小牧市営バス#バスターミナル(苫小牧駅前)を参照。