米ノ津駅(こめのつえき)は、鹿児島県出水市下鯖町にある肥薩おれんじ鉄道線の駅である。駅番号はOR15。鹿児島県最北端の駅。
開業当時の地名(出水郡米之津町)が由来。
古くは「米之津」と書かれていた。「米ノ津」の「米」は「米」、「津」は「港」を表す言葉で、読んで字の如く「米の積出港」を意味する地名である。この地は古くから稲作が盛んだった上に米ノ津川の河口に作られた集落だったため、港では米の出入りが多かったことから「米之津」という地名が生まれ、駅名は「之」を簡素化して「米ノ津」になった。
相対式ホーム2線2面を有する地上駅である。それぞれのホームは若干ずれている。無人駅。
かつては駅長所在駅だったため大きな木造駅舎が建っていたが、無人駅化に伴い解体撤去され、1985年に現在のプレハブ駅舎が竣工した。駅舎の隣には水洗トイレも併設されていたが、設備老朽化に伴い、2021年に閉鎖され使用不可能となっている。
駅前ロータリー内に「米ノ津駅前」停留所があり、下記の路線が発着する。