西出水駅(にしいずみえき)は、鹿児島県出水市西出水町にある肥薩おれんじ鉄道線の駅である。駅番号はOR17。
NPO法人北薩倶楽部が管理する有人駅である。近隣に高校が多いため平日朝夕は通学客で大変混雑する。そのため平日朝夕の通学ラッシュ時間帯のみ有人駅となる。2018年3月ダイヤ改正から八代 - 当駅間列車が設定された(折返し列車は回送となる)。
かつてはこの地が出水郡出水郷武本村の中心地だったことや、開業当初の所在地が出水町武本地区だったことから「武本駅」と命名された。
しかしその後の地区改名でこの駅周辺から「武本」の地名が消滅したため、出水駅の西側に所在しているという意味合いで駅名も「西出水駅」に改称された。
なお、「武本」という地名は西出水駅の南方にある石堂山の中腹(国道328号沿い)に現存している。
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎は1966年に建てられた国鉄様式のコンクリート製標準型で簡易委託駅である。
新築当時からの出札窓口と鉄製改札口、広い待合室を有し、1974年まで使用された構内踏切跡が残っている。かつては鉄道小荷物窓口も設置されていたが1984年に閉鎖され、窓口跡は大型掲示板で塞がれている。
毎年3月中旬に隣の高尾野駅付近で開催される「高尾野 中の市」や毎年8月に開催される「高尾野夏祭り」開催時は駅が大変混雑するため、朝8時頃から夜まで臨時に駅係員が配置される。