■ ― 市 / ■ ― 町・村
地理院地図 Google Bing GeoHack MapFan Mapion Yahoo! NAVITIME ゼンリン
日出町(ひじまち)は、大分県速見郡に属する町である。
大分県の中部、国東半島の南端部、大分市から別府湾沿いに北上して約25kmの場所に位置する。
隣接する別府市、杵築市とは、かつて同じ速見郡に属していたことから「別杵速見」(べっきはやみ)と呼ばれ、市民生活、文化面などでの結びつきが強い。一方、経済的には大分都市圏に属し、大分市との関係も深い。
団地の造成や土地区画整理事業に伴う宅地の増加などが理由で、また、日出工業団地の造成や県北・国東テクノポリス地域の指定などによる企業の誘致などが理由で、人口が増加傾向にあった[1]。2012年(平成24年)における人口増加率は大分県の市町村で最も高かった[2]。2010年(平成22年)には国の総人口が減少に転じ、2012年(平成24年)には日出町の人口も減少に転じた[1]。
町村制施行時の旧日出町の区域には大字がなく、町名に次に番地が来る。
江戸時代には日出城があり、日出藩3万石の城下町として栄えた。
平成の大合併では、2000年(平成12年)12月に大分県の合併推進要綱で杵築市、山香町との基本パターンが示されたが、2002年(平成14年)にはこれに大田村を加えた4市町村で杵築速見地域市町村合併任意協議会、2003年(平成15年)には法定協議会が設置された。しかし、新市の名称と本庁舎の位置で対立し、2004年(平成16年)に日出町が協議会を離脱。残りの3市町村は2005年(平成17年)に新設合併し[3][4]杵築市となった。
2024年8月25日町長選挙が行われ、イスラム土葬墓地の建設反対を主張する元町議の安部徹也が、建設を推進する現職の本田博文を破り当選した。同町では大規模なイスラム教徒の土葬墓地建設計画が進んでおり、前町長は九州各地の遺体を受け入れることや区画が足りなくなった場合に遺体の上に重ねて埋葬するなどの合意を締結していた。これに対し水質汚染や風評被害を問題視する安倍は反対を公約に掲げ、町民の民意を仰いだかたちで選挙が行われた[5]。
大分地区新産業都市開発地域、県北国東地域テクノポリスの指定を受け、主に製造分野での企業進出が盛ん。かつては日本テキサス・インスツルメンツ日出工場があった。
以下の路線バスがある[7]。