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この項目では、青森県の町について説明しています。北海道根室市の地名については「平内町 (根室市)」をご覧ください。 |
平内町(ひらないまち)は、青森県東津軽郡の夏泊半島に位置する町。東青地域に属する[2]。
江戸時代には黒石藩の飛び地として盛岡藩と隣接していた[3]。
夏泊半島の他白鳥の飛来地である浅所海岸や夜越山スキー場など自然レジャー・観光施設が多い。
地理
町の東西を貫く国道4号、青い森鉄道線(旧・東北本線)の沿線付近に人口が集中する。小湊川の下流にある小湊周辺には町役場が置かれている。町の南部は山地になっている。
隣接している自治体
地名の由来
地名の由来はアイヌ語の「ピラ・ナイ」(崖・川)からとされている。峡谷を流れる川という意味がある。また「平内」の漢字名は「平氏(へいし)の内舎人(うどねり)」を意味するとの説があり、「平」は当初この地を治めていた桓武平氏(津軽曾我氏や北条氏)のことで、「内」は宮中の役職名である内舎人(うどねり)のことを表すともいう[4][5]。
歴史
行政
歴代町長
特記なき場合『平内町勢要覧2021』による[9]。
代 |
氏名 |
就任日 |
退任日 |
備考
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1 |
細川重太郎 |
1955年5月 |
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2 |
船橋茂 |
1961年12月 |
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口広投票場不在事件による改選
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3 |
佐々木善之助 |
1987年 |
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4 |
逢坂雄一 |
1995年 |
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5 |
船橋茂久 |
2011年11月 |
現職 |
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地域
行政
- 平内町役場
- 山村開発センター(教育委員会)
- 地方独立行政法人青森県産業技術センター林業研究所(青い森林業アカデミー)[10]
人口
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、9.86%減の11,142人であり、増減率は県下40市町村中25位。
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平内町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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平内町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 平内町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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平内町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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17,551人
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1975年(昭和50年)
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17,175人
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1980年(昭和55年)
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17,501人
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1985年(昭和60年)
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17,246人
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1990年(平成2年)
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16,103人
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1995年(平成7年)
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15,441人
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2000年(平成12年)
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14,528人
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2005年(平成17年)
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13,483人
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2010年(平成22年)
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12,361人
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2015年(平成27年)
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11,142人
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2020年(令和2年)
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10,126人
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総務省統計局 国勢調査より
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教育
高等学校
そのほか、「青森県立青森東高等学校平内校舎」が平内町小湊に所在していたが、本校への統合により2021年3月をもって閉校した[11]。
中学校
小学校
所管警察署
産業
漁業
養殖ホタテの生産量は日本一[12]。
- 小湊漁港(かつて青函連絡船用の岸壁と可動橋[13]があった)
- 浪内漁港
- 茂浦漁港(漁港設置前に未成線の茂浦鉄道が建設され、北海道や大陸と結ぶ計画があった)
- 稲生漁港
- 東田沢漁港
- 白砂漁港
- 清水川漁港
- 口広漁港
- 狩場沢漁港
郵便
直営郵便局
- 小湊郵便局〔集配局〕(84020)
- 清水川郵便局(84150)
- 東田沢郵便局(84180)
- 西平内郵便局(84187)
金融機関
交通
鉄道
- 青い森鉄道
町の中心となる駅:小湊駅
バス
- 弘南バス
- えんぶり号(バスタ新宿行・但し、多客期のみの季節運行で、乗降地は平内町体育館。)
道路
港湾
- 小湊港 - 付近に日本鉄道が開業前に一時期終着駅を設置する構想を打ち出したほか、1946(昭和21)年7月1日から1949(昭和24)年7月15日まで函館港との間で青函連絡船の補助航路としての小湊航路が開設されていた[3]。
観光
名所・旧跡
祭事
出身有名人
脚注
関連項目
外部リンク
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平内町に関連するカテゴリがあります。