多ノ郷駅(おおのごうえき)は、高知県須崎市妙見町にある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。駅番号はK17。特急列車は「あしずり」の一部(下りは9・11・13・15号の4本、上りは2・4号の2本)が停車する。
1942年6月20日に多ノ郷信号場として開設した[4]。1945年9月1日に一度は廃止されたものの、1946年7月10日に再度開設[4]。1947年6月1日には駅に昇格した[4]。須崎の新市街地の最寄りで、2013年3月16日のダイヤ改正で下り夕方、上り朝方にそれぞれ2本ずつ特急が臨時停車するようになり、2020年3月14日現在は下り夕方以降4本、上り朝方2本の計6本の停車となっている。また、2009年3月までは臨時特急「ウィークエンドエクスプレス高知」(下り1本)が停車する時期があった。
2014年から毎年9月に開催されている「ご当地キャラまつりin須崎」の会場の最寄駅になるため、開催当日は特急3往復(下りは南風3号まで、上りは12-17時までの間)が臨時停車する。かつては大阪セメント高知工場の専用線が延びており、セメントの原料である石灰石が斗賀野駅から輸送されてきていた。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては駅は1面1線のホームしか存在しなかった。木造駅舎を有する。業務委託駅だったが、2010年9月に無人駅になった。ホーム間は跨線橋で移動する。
配線は従来の単線ホームから副線ホームを増設した1線スルー構造のようだが、信号設備を上下で使い分けているので、下り通過列車は分岐側を通過する。速度制限は下りが60km/h、上りが100km/hである。