唐紙 学志(からかみ さとし、1978年8月28日 - )は、静岡県静岡市出身のサッカー審判員。元国際審判員。
静岡南高校を経て静岡産業大学卒業。大学はサッカーの強豪として知られるが、サッカー部ではプレーはしていないという[1]。大学卒業後の2002年11月に1級審判員に登録され、2003年より日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の副審、2007年よりJ2リーグ主審として登録、7試合を担当した。佐藤隆治、井上知大とともに、2007年に新規登録された主審の中では若い年齢の審判だったが同年8月にJリーグの担当から外れ、主に日本フットボールリーグ (JFL) で主審を務めた。2009年よりJ2リーグ副審に復帰し、2010年からはJ1の副審も担当している。
2013年からは、越智新次とともに国際副審に登録された[1]。
なお、大学卒業後は静岡三菱ふそう自動車販売(現・三菱ふそうトラック・バス 東海ふそう)に勤務していたが、2005年からは静岡県サッカー協会の職員として働きながらサッカー審判員としての活動を続けている[1]。
2016年11月のACL決勝、アルアイン(UAE)-全北現代モーターズ(韓国)で予備副審として、佐藤隆治、相樂享、山内宏志、飯田淳平とともにUAEへ派遣された。
レフェリングについては、過去のJサテライトリーグでも「厳しい判定が多い」といった不満の声があった。唐紙が主審を務めた試合では、カードの枚数、特にレッドカード(退場)が他の主審の1試合当たりの平均値と比較して多かった(「主審記録」を参照)。
問題となった試合としては、JFL・Jサテライトリーグの試合もあるが、本稿では2007年のJ2リーグ戦のみを掲載する。
また、第4節(同年3月21日)の愛媛FC-水戸ホーリーホック戦においても、愛媛の選手には1回も警告が出なかったのに対し、水戸の選手は5人が警告を受けるなど、結果として愛媛に有利な判定となるケースが多くなっている。
なお、2007年のJ2リーグでは第4節以来、1ヶ月におよそ2試合のペースで主審を担当していたが、前述の第21節以降、同リーグで主審を担当することはなかった。