十日町駅(とおかまちえき)は、新潟県十日町市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・北越急行の駅である[1]。
十日町市の中心駅であり、JR東日本の飯山線と、北越急行のほくほく線が乗り入れ、接続駅となっている[1]。
飯山線においては新潟県側の運転上の要衝で、当駅で運転系統が南北に分かれる場合が多い[1]。越後川口方面は上越線との接続が重視され、森宮野原方面は、ほくほく線の乗換えおよび戸狩野沢温泉での接続を意識したダイヤとなっている。
当駅はその沿線の中心駅である。ほくほく線は北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業まで上越新幹線から北陸方面へ抜ける短絡ルートであったため、越後湯沢駅と北陸方面を結ぶ特急「はくたか」の一部も停車していた。延伸開業後は、2023年まで運行されていた超快速列車「スノーラビット」が停車していた。
構内を両社で共用している。東口はJR東日本が、西口は北越急行がそれぞれ駅業務を行い、両者の駅業務を相互に委託している。西口にはエレベーターが設置されている。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅[1]であり、森宮野原から飯山線の終点駅である越後川口の間で唯一、列車交換が可能な駅である。JR線ホームとほくほく線ホームおよび西口改札とは跨線橋(階段のみ)で連絡している[1]。
JR東日本新潟支社が管理する直営駅(駅長配置)。長岡営業統括センター傘下で、管理駅として、飯山線の足滝駅 - 内ケ巻駅間を管理する。
駅構内にはみどりの窓口[1][14]・タッチパネル式自動券売機・屋内待合室が設置されており、かつてはキヨスクも出店していた[1]。駅舎外には化粧室と公衆電話が設けられている。
(出典:JR東日本:駅構内図)
島式ホーム1面2線を有する高架駅で、北越急行の駅で唯一自社の社員が配置されている。ホームと改札階の間は階段のほかエレベーターでも結ばれている。かつては特急「はくたか」の一部が当駅を高速通過するために、ホームのない通過線1線を本線とする構造であったが、同列車の運行終了に伴い、通過線の使用を休止している。
駅舎2階にはきっぷ販売窓口(マルス端末[注 1]設置)・自動券売機・待合室・立食いそば店・売店[注 2]・化粧室などが設置されている。2015年に2階部分を中心に約1,000 m2を増床し、新たに十日町市の総合観光案内所が入居した[12][13]。同案内所ではレンタサイクルの貸出しも行われている[15]。北越急行の営業企画課も2階に置かれている。
西口2階コンコースの立食いそば店は、地元十日町を拠点とする日本そば店「小嶋屋」系列の「雪中庵」第1号店舗である。
この他、駅改札外には東西自由地下通路が設けられている[1]。通路にはショーウィンドーが設けられ、絵画などが飾られている。なお、当駅では補充券(出札補充券と特別補充券の二種類)が発売されている。
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は386人である[JR 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
東口側は十日町市の中心街となっており、駅前の歩道には雁木型アーケードが設置されている。商店街の中心(本町)は国道沿いにあり、徒歩5分程で国道117号に達する。北側には道の駅クロス10十日町や越後妻有里山現代美術館キナーレが、南側には新潟県立十日町高等学校がある。駅前すぐにはスーパーマーケットがある。
西口駅前には、地元出身の彫刻家・藤巻秀正による「大地の響」が駅前モニュメントとして建てられている。北側には西口公園が併設され[18]、高架下には有料駐車場がある[19]。
また、西口側は主として住宅地となっているほか、新潟県立十日町総合高等学校や新潟県立十日町病院がある。北側には十日町市博物館や十日町情報館がある。
戦前に信濃川対岸の千手町に鉄道省が水力発電所を建設する際、十日町駅から引き込み線が敷設され資材・人員運搬などに使われた。1954年(昭和29年)の発電所二期工事完成後は運行を休止したが線路自体は1970年代半ばまで残されていた。現在[いつ?]は西口を出て越後川口寄りの稲荷町踏切から西本町、下島を経て信濃川東岸までの間が遊歩道として整備されている。
越後交通・南越後観光バス・東頸バスのバス停がある。路線の詳細は#外部リンクの「十日町市公共交通マップ」を参照。
六日町経由新潟駅行の【ときライナー】T 十日町線と長岡駅前行のバスは、東口から徒歩約5分の商店街にある「十日町本町3丁目」から出ている。
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