七尾港(ななおこう)は、石川県七尾市の七尾湾に面している港湾である。港湾管理者は石川県。港湾法上の重要港湾、港則法上の特定港に指定されている。
概要
古くから香島津(かしまつ)の名で天然の良港として栄えた。江戸時代には北前船の寄港地として繁栄した。
718年(養老2年)、能登国の発足に伴って現在の七尾湾を国津として決め、「香島津」と名付けた。1858年(安政4年)、五ヶ国条約の開港地候補として江戸幕府は加賀藩に対して能登国内に点在する天領と七尾港の領地交換を持ちかけるが加賀藩は拒絶。1862年(文久2年)、加賀藩は港に七尾軍艦所を設け軍港となった。
1899年(明治32年)、勅令により開港場に指定され開港した[1]。北陸地方では、伏木港(富山県高岡市、現在の伏木富山港)および敦賀港(福井県敦賀市)も開港場として指定されている[6]。当時は2年ごとの輸出入総額が5万円に達しなければ閉港されるという条件付きとなっていた[1]。
現在の七尾港は七尾市府中町から同市矢田新町までの一帯が港湾地帯となっている。また、港一帯はみなとオアシスとして登録していて、能登食祭市場を代表施設とするみなとオアシス七尾「能登食祭市場」として様々なイベントが開催されている。
歴史
施設
- 府中地区
- 矢田新地区
- 大田地区
- 赤崎地区
- 三室地区
港湾統計
取扱貨物量は県内の港では最大である[要出典]。現在は在来型貨物船が中心で、コンテナ航路は有していない。
2015年度の発着数は1,626隻(4,029,667総トン)、うち外航商船183隻(3,358,780総トン)[3]、利用客数は13,705人(乗込人員6,901人、上陸人員6,804人)である[4]。
統計年[19] |
取扱貨物量(t) |
入港船舶数(隻) |
入港船舶総トン数(t)
|
計
|
(輸出) |
(輸入)
|
計
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(外航商船)
|
計
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(外航商船)
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2006年(平成18年) |
4,367,769 |
85,999 |
3,641,128 |
1,576 |
241 |
4,191,816 |
3,356,545
|
2005年(平成17年) |
3,857,501 |
64,509 |
3,191,739 |
1,590 |
212 |
3,888,155 |
3,101,388
|
2004年(平成16年) |
4,241,436 |
47,892 |
3,441,369 |
1,771 |
213 |
4,205,210 |
3,273,957
|
2003年(平成15年) |
4,178,536 |
10,876 |
3,383,161 |
1,839 |
184 |
3,909,400 |
3,115,954
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近隣港湾
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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