ライアン・マシュー・バー(Ryan Matthew Burr, 1994年5月28日 - )は、アメリカ合衆国コロラド州ダグラス郡ハイランズランチ(英語版)出身のプロ野球選手(投手)。MLBのトロント・ブルージェイズ所属。右投右打。
経歴
プロ入り前
2012年のMLBドラフト33巡目(全体1028位)でテキサス・レンジャーズから指名されたが、契約せずにアリゾナ州立大学へ進学した。
2013年にはアメリカ合衆国大学代表入りし[1]、第39回日米大学野球選手権大会のメンバーとして来日している。
2014年も2年連続でアメリカ合衆国大学代表入りしている[2]。
プロ入りとダイヤモンドバックス傘下時代
2015年のMLBドラフト5巡目(全体136位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級ヒルズボロ・ホップス(英語版)でプロデビュー。A級ケーンカウンティ・クーガーズでもプレーし、2球団合計で26試合に登板して4勝0敗3セーブ、防御率1.06、49奪三振を記録した。
2016年はルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスとA級ケーンカウンティでプレーし、2球団合計で16試合に登板して1勝2敗、防御率3.52、20奪三振を記録した。
2017年はA級ケーンカウンティとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーした。
ホワイトソックス時代
2017年8月11日にインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[3]。移籍後は傘下のA+級ウィンストン=セイラム・ダッシュ(英語版)でプレーし、移籍前を含めた3球団合計で45試合に登板して2勝2敗6セーブ、防御率1.65、88奪三振を記録した。
2018年、マイナーではAA級バーミングハム・バロンズとAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、2球団合計で37試合に登板して4勝3敗2セーブ、防御率2.45、51奪三振を記録した。8月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[4]、翌23日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー[5]。この年メジャーでは8試合に登板して防御率7.45、6奪三振を記録した。
2019年は初めて開幕をメジャーで迎えた[6]が、6月にトミー・ジョン手術を受けることとなり[7]、以降は全休した。離脱するまで16試合に登板して1勝1敗、防御率4.58、20奪三振を記録した。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[8]が、ほどなくしてマイナー契約で再契約を結んで2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[9]。
2020年は前年の手術、マイナーリーグ自体も新型コロナウイルスの影響で試合が開催されず、メジャーにも昇格しなかったため、公式戦の登板は無かった。
2021年5月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りする[10]と、31日のクリーブランド・インディアンス戦で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした[11]。この年メジャーでは34試合(先発1試合)に登板して2勝1敗、防御率2.45、33奪三振を記録した。
2022年6月13日に自由契約となった[12]。
レイズ傘下時代
2022年8月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。2023年シーズンはAAA級ダーラム・ブルズでプレーした。オフにFAとなった。
ブルージェイズ時代
2023年12月12日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[13]。
2024年5月30日に金銭トレードでトロント・ブルージェイズへ移籍し[14]、翌日アクティブ・ロースター入りした[15]。
投球スタイル
最速98mph[16](約157.7km/h)の速球とカッターで全投球の9割を占める。
詳細情報
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手(P)
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2018
|
CWS
|
8 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1.000
|
2019
|
16 |
1 |
3 |
0 |
0 |
1.000
|
2021
|
34 |
2 |
2 |
0 |
1 |
1.000
|
MLB
|
58 |
3 |
7 |
0 |
1 |
1.000
|
背番号
- 61(2018年 - 2019年、2021年 - 2022年)
- 43(2024年 - )
代表歴
脚注
関連項目
外部リンク