ブレント・モレル
Brent Morel
|
基本情報 |
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国籍 |
アメリカ合衆国 |
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出身地 |
カリフォルニア州ベーカーズフィールド |
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生年月日 |
(1987-04-21) 1987年4月21日(37歳) |
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身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 230 lb =約104.3 kg |
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選手情報 |
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投球・打席 |
右投右打 |
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ポジション |
三塁手、一塁手 |
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プロ入り |
2008年 MLBドラフト3巡目(全体86位) |
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初出場 |
MLB / 2010年9月7日 NPB / 2016年3月25日 |
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最終出場 |
MLB / 2015年7月24日 NPB / 2017年6月30日 |
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経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
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ブレント・アンドレ・モレル(Brenton Andre Morel, 1987年4月21日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ベーカーズフィールド出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。
経歴
プロ入りとホワイトソックス時代
2008年のMLBドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから3巡目(全体86位)指名され、プロ入り。
2010年9月2日にメジャーへ初昇格を果たし、7日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー。10日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でブルース・チェンからメジャー初安打と初本塁打を記録した。
2011年は正三塁手として126試合に出場し、打率.245・10本塁打・41打点・5盗塁の成績を残した。
2012年は原因不明の腰背痛に悩まされ、椎間板ヘルニアと診断されたが、同年8月には痛みがなくなっている[1]。
パイレーツ時代
2013年12月23日にウェーバーでトロント・ブルージェイズへ移籍した。2014年2月21日にDFAとなった[2]。2月24日にウェーバーでピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[3][4]。3月21日に傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンズへ異動[5]。5月9日にメジャーへ昇格した[6]。同日のセントルイス・カージナルス戦で代打として出場したが、三振に終わり、5月11日にAAA級インディアナポリスへ降格。7月23日にスターリング・マルテが故障者リスト入りしたため、メジャーへ再昇格した[7]。8試合に出場後、8月3日にAAA級インディアナポリスへ降格したが、17日にチャーリー・モートンが故障者リスト入りしたため、再昇格した[8]。再昇格後は3試合に出場したが、5打数無安打と結果を残せず、20日にAAA級インディアナポリスへ降格。その後、30日に再昇格した[9]。この年は23試合に出場し、打率.179・4打点だった。オフの11月20日に40人枠から外れ、AAA級インディアナポリスへ降格した[10]。
2015年も開幕をAAA級インディアナポリスで迎えた。7月20日にメジャー契約を結んで昇格した[11]。25日にDFA[12]、28日にFAとなった[13]。
アスレチックス傘下時代
2015年7月30日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ。AAA級ナッシュビル・サウンズで38試合に出場し、打率.331と活躍した。オフにFAとなった[14]。
オリックス時代
2015年12月18日にオリックス・バファローズと契約した。背番号は4[15]。
2016年には、春季キャンプ前の1月26日に、ブライアン・ボグセビックやエリック・コーディエと共に入団会見へ臨んだ[16]。オープン戦15試合でノーアーチながら打率.302という成績を残すと、3月25日には、埼玉西武ライオンズとの開幕戦(西武プリンスドーム)に「4番・三塁手」としてNPBの一軍公式戦にデビュー。4回表の第2打席で公式戦初安打を放つと、9回表の第5打席で投手への内野安打によって公式戦初打点を挙げた[17]。4月2日の対千葉ロッテマリーンズ戦(京セラドーム大阪)では、4回裏に死球で出塁すると、二塁への盗塁成功によって公式戦初盗塁を記録[18]。自身の誕生日だった4月21日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天Koboスタジアム宮城)では、「4番・一塁手」としてスタメンに起用されると、第1打席から2打席連続本塁打を放った。ただし、3回裏の途中で降雨ノーゲームになった[19][20]ため、記録上は4月26日の対福岡ソフトバンクホークス戦(京セラドーム)の1回裏に放った2点本塁打が公式戦初本塁打になった[21][22]。シーズン通算では、一軍公式戦94試合に出場。しかし、打撃の調子が安定せず、一時は代打での起用や二軍調整も経験した。結局、打率.244、8本塁打、38打点という成績でシーズンを終えたが、11月上旬には球団との間で翌2017年の契約に合意[23]。この年にチームへ在籍していたボグセビックを含む4人の外国人野手から、「大化けを期待したい」というフロントの意向で、ただ1人残留することが決まった[24]。
2017年には、オープン戦期間中だった3月2日の守備練習中に、打球が右手を直撃した。後の診察で、右第2指節の骨折が判明。1か月間患部の固定を要すること[24]に加えて、新入団のステフェン・ロメロ外野手がオープン戦から4番打者として好調を維持していたことから、公式戦の開幕を二軍で迎えた。4月22日の対千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)でロメロが守備中に左膝を痛めたことから、4月25日にシーズン初の出場選手登録[25]を果たすと、登録初日の対埼玉西武ライオンズ戦(ほっともっとフィールド神戸)に「7番・一塁手」としてスタメンに起用。1回裏の第1打席で2点適時打を放った[26]ことによって、一軍でのシーズン初安打を記録した。「KANSAI CLASSIC 2017」の第2戦であった4月29日の対ソフトバンク戦(京セラドーム)でも、3回裏二死満塁の打席で放った走者一掃の二塁打によって、チームを勝利に導いている[27]。その後は、NPBの外国人枠などとの兼ね合いで、一軍と二軍を往復。6月30日の対西武戦(メットライフドーム)1回表の打席で三振した際に右脇腹を痛めて登録を抹消されてから[28]は、同月から入団した長距離打者のクリス・マレーロが一軍に定着したこともあって、一軍へ復帰できなかった。なお、一軍公式戦では通算38試合の出場で、打率.276、1本塁打、11打点を記録。ウエスタン・リーグの公式戦でも、47試合の出場で打率.290を記録した。しかし、「オリックスでの2シーズンで完全に燃焼した感があるので、2018年からは現役を退いて、家業であるブドウ農園の経営を継ぎたい」という意向を示したため、9月26日にはこのシーズン限りで契約を終了、引退することが球団から発表された。前々日の24日に行われたウエスタン・リーグの対広島東洋カープ戦(由宇練習場)が事実上の引退試合となり、その試合終了後には二軍首脳陣・ナインから胴上げされていた[29]。12月2日に自由契約となった[30]。
選手としての特徴・人物
レベルスイングで広角にライナーを放つ[31]中距離打者[32]。投手心理を読むことに長けるが[33]、選球眼に難があり[31]、右投手のスライダーに弱い[31]。
守備では三塁手として起用され、三塁線の打球に弱く[34]捕球ミスや悪送球も少なくないが[31]、強肩とダイビングキャッチを持ち味とし[31]、メジャー通算のDRSとUZR共に平均値を記録した。他にもマイナーでは内野の全ポジションと右翼手でも起用されたこともある。
愛称は「ビーモ」[35]。
オリックス時代はチームメイトであったステフェン・ロメロやクリス・マレーロの良き兄貴分的な存在であった。また、実家で栽培したぶどうをチームメイトに振る舞うこともあった[35]。
グルテンアレルギー持ち[1]。
詳細情報
年度別打撃成績
年
度 |
球
団 |
試
合 |
打
席 |
打
数 |
得
点 |
安
打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁
打 |
打
点 |
盗
塁 |
盗 塁 死 |
犠
打 |
犠
飛 |
四
球 |
敬
遠 |
死
球 |
三
振 |
併 殺 打 |
打
率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S
|
2010
|
CWS
|
21 |
70 |
65 |
9 |
15 |
3 |
0 |
3 |
27 |
7 |
2 |
0 |
0 |
1 |
4 |
0 |
0 |
17 |
2 |
.231 |
.271 |
.415 |
.687
|
2011
|
126 |
444 |
413 |
44 |
101 |
18 |
1 |
10 |
151 |
41 |
5 |
4 |
5 |
1 |
22 |
0 |
3 |
57 |
8 |
.245 |
.287 |
.366 |
.653
|
2012
|
35 |
125 |
113 |
14 |
20 |
2 |
0 |
0 |
22 |
5 |
4 |
1 |
5 |
0 |
7 |
0 |
0 |
39 |
3 |
.177 |
.225 |
.195 |
.420
|
2013
|
12 |
30 |
25 |
3 |
5 |
0 |
0 |
0 |
5 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
7 |
1 |
.200 |
.333 |
.200 |
.533
|
2014
|
PIT
|
23 |
41 |
39 |
1 |
7 |
2 |
0 |
0 |
9 |
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
0 |
9 |
1 |
.179 |
.220 |
.231 |
.450
|
2015
|
3 |
7 |
7 |
1 |
2 |
1 |
0 |
0 |
3 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
.286 |
.286 |
.429 |
.714
|
2016
|
オリックス
|
94 |
348 |
308 |
29 |
75 |
13 |
0 |
8 |
112 |
38 |
2 |
0 |
0 |
4 |
30 |
0 |
6 |
88 |
10 |
.244 |
.319 |
.364 |
.683
|
2017
|
38 |
110 |
98 |
9 |
27 |
8 |
0 |
1 |
38 |
11 |
0 |
2 |
0 |
0 |
12 |
0 |
0 |
28 |
3 |
.276 |
.355 |
.388 |
.742
|
MLB:6年
|
220 |
717 |
662 |
72 |
150 |
26 |
1 |
13 |
217 |
59 |
12 |
6 |
10 |
2 |
40 |
1 |
3 |
132 |
15 |
.227 |
.273 |
.328 |
.601
|
NPB:2年
|
132 |
458 |
406 |
38 |
102 |
21 |
0 |
9 |
150 |
49 |
2 |
2 |
0 |
4 |
42 |
0 |
6 |
116 |
13 |
.251 |
.328 |
.369 |
.697
|
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
一塁 |
二塁 |
三塁
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率 |
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率 |
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2016
|
オリックス
|
60 |
436 |
33 |
0 |
42 |
1.000 |
- |
25 |
16 |
22 |
5 |
1 |
.884
|
2017
|
14 |
99 |
10 |
2 |
15 |
.982 |
5 |
6 |
7 |
0 |
1 |
1.000 |
11 |
7 |
14 |
1 |
3 |
.955
|
NPB
|
74 |
535 |
43 |
2 |
57 |
.996 |
5 |
6 |
7 |
0 |
1 |
1.000 |
36 |
23 |
36 |
6 |
4 |
.907
|
記録
- NPB
背番号
- 22 (2010年 - 2013年)
- 59 (2014年)
- 53 (2015年)
- 4 (2016年 - 2017年)
脚注
関連項目
外部リンク