ディートリック・エンス
Dietrich EnnsLGツインズ #34 |
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基本情報 |
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国籍 |
アメリカ合衆国 |
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出身地 |
イリノイ州ウィル郡フランクフォート(英語版) |
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生年月日 |
(1991-05-16) 1991年5月16日(33歳) |
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身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 210 lb =約95.3 kg |
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選手情報 |
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投球・打席 |
左投左打 |
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ポジション |
投手 |
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プロ入り |
2012年 MLBドラフト19巡目(全体607位) |
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初出場 |
MLB / 2017年8月10日 NPB / 2022年4月10日 KBO / 2024年3月23日 |
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経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
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ディートリック・アーサー・エンス(Dietrich Arthur Enns[1], 1991年5月16日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州ウィル郡フランクフォート(英語版)出身のプロ野球選手(投手)。KBOリーグのLGツインズ所属。左投左打。
経歴
プロ入りとヤンキース傘下時代
2012年のMLBドラフト19巡目(全体607位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー。22試合に登板して2勝0敗、防御率2.11、33奪三振を記録した。
2013年はA級チャールストン・リバードッグスとA+級タンパ・ヤンキースでプレーし、2球団合計で28試合(先発8試合)に登板して4勝6敗1セーブ、防御率2.94、112奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。
2014年はA+級タンパでプレーし、13試合(先発1試合)に登板して3勝2敗、防御率1.42、26奪三振を記録した。この年はシーズン途中にトミー・ジョン手術を受けた[2]ため、以降は全休している。
2015年は前年の手術の影響もあり、公式戦登板は6月になってからだった。この年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースとA+級タンパでプレーし、2球団合計で13試合(先発12試合)に登板して2勝1敗、防御率0.61、55奪三振を記録した。
2016年はAA級トレントン・サンダーとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、2球団合計で26試合(先発22試合)に登板して14勝4敗1セーブ、防御率1.73、124奪三振を記録した。オフの11月18日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[3]。
2017年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースとAAA級スクラントン・ウィルクスバリでプレーした。
ツインズ時代
2017年7月30日にハイメ・ガルシアとのトレードで、ザック・リッテルと共にミネソタ・ツインズへ移籍した[4]。移籍後は傘下のAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ配属された。8月10日にメジャー初昇格を果たし、同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦にて先発でメジャーデビュー(2.1回で降板して勝敗付かず)[5]。この年メジャーでは2試合(先発1試合)に登板した。
2018年5月1日にDFAとなり[6]、7日にマイナー契約でAA級チャタヌーガ・ルックアウツへ配属された[7]。この年はメジャーでの登板は無く、AA級チャタヌーガでプレーし、11試合(先発9試合)に登板して4勝5敗、防御率4.01、61奪三振を記録した。オフの11月2日にFAとなった[8]。
ツインズ退団後
2018年12月21日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
エルパソ・チワワズ時代
(2019年)
2019年は傘下のAAA級エルパソ・チワワズでプレーし、28試合(先発25試合)に登板して11勝11敗、防御率6.70、105奪三振を記録した。オフの11月4日にFAとなった。
2020年1月29日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだが、5月27日に自由契約となった[8]。
その後、独立リーグであるシティ・オブ・チャンピオンズカップに所属するタリー・モンスターズと契約を結んだ[9]。5試合(先発4試合)に登板して2勝0敗、防御率0.72、42奪三振を記録した。
レイズ時代
2020年8月18日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ[10]。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、メジャーにも昇格しなかったため、公式戦の登板は無かった。
2021年は5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級ダーラム・ブルズでプレーし、7月末までに14試合(先発10試合)に登板して6勝2敗、防御率2.44、74奪三振を記録した。8月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[11]、7日のボルチモア・オリオールズ戦で4年ぶりとなるメジャー登板を果たした[12]。この年メジャーでは9試合に登板して2勝0敗2セーブ、防御率2.82、25奪三振を記録した。オフの11月17日にNPBまたはKBOでのプレーを望み退団した[13]。
西武時代
2021年11月22日に埼玉西武ライオンズと契約した[14]。背番号は75。1年契約で推定年俸は1億円[15]。
2022年は新型コロナウイルスの影響で来日が3月6日となり[16]、4月10日の福岡ソフトバンクホークス戦で来日初登板初先発[17]。四球で走者を背負いながらも要所を締め、5回表の無死一・二塁のピンチでは味方のトリプルプレーにも助けられ、5回1安打4四球1奪三振無失点で来日初勝利を挙げた[18]。続く同17日のオリックス・バファローズ戦でも3回まで無失点に抑えていたが、4回から突如乱れ[19]、4回2/3を4安打3四球3失点で来日初黒星[20]。その後は少ない与四球で好投する試合[21][22][23]と制球を乱して先発の役割を果たせない試合[24][25][26]との好不調の波が激しい投球が続いた。6月29日の北海道日本ハムファイターズ戦では5回1安打無四球無失点と好投し[27]、勝利投手となるも、5回表の3アウト目を奪う際に打球が左足首付近を直撃し[28]、7月1日に出場選手登録を抹消された[29]。同13日の千葉ロッテマリーンズ戦で一軍復帰登板を果たし[30]、5回無失点で勝利投手となるも、5安打3四球と苦しい投球内容であり[31]、その後は打ち込まれる試合が増加し[32][33]、8月に入ると被本塁打の増加も目立つようになった[34][35]。9月4日のソフトバンク戦では序盤に制球を乱すも[36]、3回以降は立ち直り、6回無失点にまとめてシーズン10勝目を挙げ、球団の外国人左腕としてはマリオン・オニール以来69年ぶりとなる2桁勝利を達成した[37]。同19日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦は内海哲也の引退試合となり、先発として打者1人を抑えた内海の後を受けて[38]、来日初のリリーフ登板となったが、4回1/3を7安打6四死球2失点と不安定な投球内容で勝敗は付かなかった[39]。QS率40.9%は、この年パ・リーグで20試合以上に先発した21投手の中でワースト[40]とスタミナ面やゲームメイク能力に課題は残したものの、来日1年目は23試合(22先発)の登板で10勝7敗・防御率2.94という成績を残した[41]。オフの11月16日に、西武と推定年俸1億7000万円(前年比7000万円増)の単年契約を締結した[42]。
2023年は開幕ローテーション入りし、開幕2試合目のオリックス戦[43]でシーズン初登板初先発となったが、初回2死から四球を与えた直後に先制2ランホームランを被弾。3回には自身の悪送球で失点するなど[44]、3回5安打3四球6失点(自責点3)という内容で敗戦投手となった[45]。その後も自身の守備のミスが目立ち[46][47]、ピッチングでは試合序盤に好投しながらも1イニング複数失点で一気に崩れる登板が多く[48][49]、5月17日の日本ハム戦でも5回裏に3点を失い、イニング途中で降板[50]。4回1/3を3失点で両リーグワーストの6敗目を喫すると[51]、同20日には夫人の出産に立ち会うために帰国し、出場選手登録を抹消された[52]。10月2日のロッテ戦で4回4失点で降板し10敗目[53]。
登板は12試合に半減、成績も1勝10敗、防御率5.17と悪化した[54]。12月1日に自由契約となり、西武から退団となった。韓国球界でプレーする見込み[55]。
LG時代
2024年より、韓国のLGツインズと契約する[56]。
投球スタイル
平均94.2mph(約151.6km/h)、最速97mph[58](約156.1km/h)のフォーシームとカッターで三振を奪う本格派左腕であり、カーブやチェンジアップもまれに投げる[59]。
詳細情報
年度別投手成績
年
度 |
球
団 |
登
板 |
先
発 |
完
投 |
完
封 |
無 四 球 |
勝
利 |
敗
戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝
率 |
打
者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬
遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴
投 |
ボ 丨 ク |
失
点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P
|
2017
|
MIN
|
2 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
---- |
21 |
4.0 |
7 |
2 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
4 |
3 |
6.75 |
2.00
|
2021
|
TB
|
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2 |
1 |
1.000 |
88 |
22.1 |
17 |
1 |
6 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
8 |
7 |
2.82 |
1.03
|
2022
|
西武
|
23 |
22 |
0 |
0 |
0 |
10 |
7 |
0 |
0 |
.588 |
506 |
122.1 |
103 |
14 |
45 |
0 |
3 |
92 |
0 |
0 |
44 |
40 |
2.94 |
1.21
|
2023
|
12 |
12 |
0 |
0 |
0 |
1 |
10 |
0 |
0 |
.091 |
236 |
54.0 |
53 |
6 |
23 |
0 |
5 |
30 |
1 |
0 |
37 |
31 |
5.17 |
1.41
|
MLB:2年
|
11 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2 |
1 |
1.000 |
109 |
26.1 |
24 |
3 |
7 |
0 |
0 |
27 |
0 |
0 |
12 |
10 |
3.42 |
1.18
|
NPB:1年
|
35 |
34 |
0 |
0 |
0 |
11 |
17 |
0 |
0 |
.393 |
742 |
176.1 |
156 |
20 |
68 |
0 |
8 |
122 |
1 |
0 |
81 |
71 |
3.62 |
1.27
|
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手(P)
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2017
|
MIN
|
2 |
0 |
0 |
1 |
0 |
.000
|
2021
|
TB
|
9 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1.000
|
2022
|
西武
|
23 |
6 |
15 |
3 |
3 |
.875
|
2023
|
12 |
2 |
14 |
3 |
0 |
.842
|
MLB
|
11 |
0 |
2 |
1 |
0 |
.667
|
NPB
|
25 |
8 |
29 |
6 |
3 |
.860
|
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最多
記録
NPB
- 初記録
- 投手記録
- 打撃記録
KBO
- 初記録
- 投手記録
背番号
- 47(2017年)
- 75(2021年 - 2023年)
- 34(2024年 - )
脚注
関連項目
外部リンク
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監督 | |
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コーチ | |
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二軍監督・コーチ | |
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三軍監督・コーチ | |
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投手 | |
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捕手 | |
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内野手 | |
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外野手 | |
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