「カメレオン・レンズ 」(英語 : Chameleon Lens )は、ポルノグラフィティ の楽曲。2018年 3月21日 にSME Records より46作目のシングル としてリリースされた。
概要
前作『キング&クイーン/Montage 』から約半年ぶりのリリース。
初回生産限定盤 (CD +DVD )、通常盤 (CD)の2形態でのリリース。初回生産限定盤の付属DVDには表題曲「カメレオン・レンズ」と既発曲「Working men blues 」のMV が収録されている。
ジャケット は不可能立体 が象徴的なデザインとなっており、不可能立体が角度によって見え方が変わるように、「人間も視点によって印象や見え方が変わること」が表現されている[3] [4] 。
収録曲
CD # タイトル 作詞・作曲 編曲 時間 1. 「カメレオン・レンズ」 新藤晴一 篤志 , Porno Graffitti4:29 2. 「前夜」 岡野昭仁 tasuku , Porno Graffitti4:11 3. 「カゲボウシ (Live at NHKホール・2018/01/31) 」 岡野昭仁 Porno Graffitti 6:25 合計時間:
15:05
楽曲解説
カメレオン・レンズ
テレビ朝日 系金曜ナイトドラマ 『ホリデイラブ 』主題歌[注釈 2]
"同じ景色を観ているはずなのに違う色に見えてしまう"男女のすれ違いをテーマにしたミディアムチューン[5] 。
既婚者同士の不倫をサスペンスタッチで描いたドラマ『ホリデイラブ』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、ドラマサイドからは「『渦 』みたいな曲を [注釈 3] 」というリクエストがあったという[6] 。
タイトルの「カメレオン・レンズ 」は、詞曲を手掛けた新藤が「ドラマのプロデューサーの方からドラマの構想を聴かせて頂いて、『人は見たいものしか見ようとしない 』というカエサル の言葉を思い出しました[5] 」とコメントしているように、自由自在に色を変えるカメレオン と「人は見たいものしか見ようとしない」という真理 がかかっている[7] 。
新藤は当初から「レゲエビート を使いたい」というような考えを持っていたといい[6] 、アレンジを担当した篤志 と一緒に自身のプライベートスタジオでアレンジの骨格やギターフレーズを決めていく中で[8] 、ある程度形になったものの感触が良く、そのイメージが最終的なアレンジにも踏襲されている[6] 。なお、楽曲の世界観は制作当初の段階から一貫していたが、メロディ自体はAメロを除きほとんど原型を留めておらず、仮の歌入れを何度も行う中でメロディがシャープに研ぎ澄まされていったという[6] 。また、サビ部分での大きな転調はメロディを変えていく中で生まれたものである[6] 。
歌詞のモチーフは新藤の中でも大きなテーマの1つである「人間同士は果たしてわかりあうことができるのか? [7] 」。ドラマでは不倫した夫婦の再生がテーマであったことから、「一度は違うものを見た2人が必死に同じものを見ようとしている様」もイメージしながら歌詞を書いたという[7] 。 また、制作の終盤でプロデューサーの田村充義 から「英語が多すぎる」との指摘を受け、1サビと大サビの最後のフレーズがそれぞれ日本語に変更された[7] 。岡野は「最後に英語で終わるカッコよさもあったけど、『双子の月』とか『月蝕の夜』とか、よりイメージしやすい日本語のワードに変わったことで聴き手への伝わりやすさは確実に強まったと思う[7] 」「曲の世界がぶ厚くなったような気がした[7] 」と語っている。
ゲストコーラスとしてSkoop On Somebody (同事務所 ・同レーベル 所属)のTAKE・KO-ICHIROが参加している[7] 。これは「シンセサイザー を使った今っぽいサウンドに対して、ちょっと懐かしい『Hotel California 』的なコーラスを融合させたらきっと面白くなるだろう」という新藤のアイデアによるものである[7] 。
『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』福岡公演(2018年1月17日)でライヴ初披露[注釈 4] 。
前夜
本作のリリース時期が春であることから「旅立ちを控えている人の背中を押すような曲になれば」と、旅立ちの前夜 をテーマに歌詞が書かれた[9] 。
レコーディングでは岡野がブルースハープ を担当している。
11thアルバム『BUTTERFLY EFFECT 』の制作段階でオケ録りが終わっており、収録曲の候補にもなっていたという[9] 。
カゲボウシ (Live at NHKホール・2018/01/31)
岡野の弾き語り による36thシングル表題曲のライヴバージョン[9] 。音源は『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』NHKホール 公演(2018年1月31日)で収録された。
Guest Musicians
カメレオン・レンズ
前夜
収録作品
タイトル
収録作品
カメレオン・レンズ
前夜
ライヴ映像作品
ライヴDVD/BD『16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019』
脚注
注釈
^ 過去最長となる約4年半の期間を要してのアルバム収録。
^ 「カゲボウシ」(2012年)以来となるドラマ主題歌。
^ 「渦」は同じく金曜ナイトドラマ(2003年1月クール)の『スカイハイ 』のオープニングテーマに起用されていた。
^ 同日はリリース情報解禁日であり、ファンからの要望に応え、メンバーは譜面を片手に急遽披露した。ツアー後半からは正式にセットリストに組み込まれ披露された。
^ 特典映像の『Visual Album "暁" 』内に収録。
^ 『16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019』に収録。
^ 特典映像の『CYBERロマンスポルノ'20 〜REUNION〜』に収録。
出典
岡野昭仁 (Vo) - 新藤晴一 (Gt) シングル
オリジナル
1990年代
2000年代
00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年
2010年代
10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年
2020年代
配信限定
1.m-FLOOD - 2.Zombies are standing out - 3.フラワー - 4.サウダージ - From THE FIRST TAKE - 5.テーマソング - From THE FIRST TAKE - 6.アビが鳴く - 7.THE DAY - From THE FIRST TAKE - 8.アゲハ蝶 - From THE FIRST TAKE
参加作品
1.Let's try again - 2.それを強さと呼びたい(配信限定)- 3.それを強さと呼びたい 〜2015ver.〜(配信限定)- 4.それを強さと呼びたい 〜2017ver.〜(配信限定)- 5.それを強さと呼びたい 〜2018ver.〜(配信限定)- 6.それを強さと呼びたい 〜2019ver.〜(配信限定)
アルバム
映像作品
その他 ラジオ 関連項目
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