「NaNaNa サマーガール」(ナナナ サマーガール)は、ポルノグラフィティの楽曲。2005年8月3日にSME Recordsより18作目のシングルとしてリリースされた。
概要
前作『ネオメロドラマティック/ROLL』から5ヶ月ぶり、『7thライヴサーキット "SWITCH"』[注釈 1]の合間を縫ってのリリース。
ジャケットに描かれている犬は、表題曲の歌詞中にも登場するまゆ毛犬。が前作に引き続き、ジャケットデザインは藤田二郎、ADは榊原直樹が担当している。
本作より全収録曲のレコーディングでの演奏者がクレジットに表記されるようになった。
薄型のマキシCDケースでのリリース、♂・♀を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークの使用は本作が最後となっている[注釈 2]。
収録曲
全編曲:ak.homma, Porno Graffitti
- NaNaNa サマーガール
- 作詞・作曲:新藤晴一
- メンバー曰く「"夏"ってものにストレートに取り組んだ作品」[1]。
- イントロや間奏など曲の随所に使われている不思議な音色は、ギターの音色をトーキング・モジュレーターという特殊なエフェクターによって変化させたもの[注釈 3]。
- MVには『7thライヴサーキット "SWITCH"』沖縄公演[注釈 4](2005年7月23日)のドキュメント映像と同公演のアンコールで本楽曲を披露した際の映像が使用されている。
- 6thアルバム『m-CABI』初回生産限定盤には、本楽曲の続編となる「NaNaNa ウィンターガール」が収録されている[注釈 5]。
- 2020年8月17日に新藤のラジオ番組『カフェイン11』(bayfm)が放送900回を迎えた際には、岡野がゲスト出演し、本楽曲をリモートで生演奏した[2]。
- PRISON MANSION
- 作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
- タイトルは刑務所・監獄の意。
- 歌詞は現代の日本を風刺した内容となっており、夏を連想する言葉を羅列した「NaNaNa サマーガール」と対比した詞を書くという意図を持って制作された[1]。
- 「NaNaNa サマーガール」とシングル表題曲を争った楽曲で、岡野は「どちらを1曲目にするかすごく悩んだ」と語っている[1]。
- 稲妻サンダー99
- 作詞・作曲:ポルノグラフィティ
- 前2曲のレコーディング後のスタジオにて、2時間で制作した楽曲[1]。制作理由は、新藤曰く「2曲終わったときに『何か必要だな!』という心の声が聞こえたから」[1]。
- ポルノグラフィティ名義での作詞・作曲、メンバーの共同作曲は本楽曲が初である。
- タイトルの99は「ナインティナイン」と読み、曲の長さである1分39秒(99秒)と自身の99曲目を指す[注釈 6]。
- 制作当初の曲中の雄叫びは「SWITCH!」であったが、「それでは"SWITCH"ツアーが終わったら二度と使えない曲になる」という理由から、「ジャパン!」に変更された[注釈 7][1]。
演奏参加
Porno Graffitti
Additional Musicians
収録アルバム
NaNaNa サマーガール
脚注
注釈
- ^ 同年5月〜12月にかけて開催されたホールツアー。
- ^ ♂・♀を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークは、2ndシングル『ヒトリノ夜』から本作までの全作品のジャケットに使用されていた。本作以降は、2006年に再販された『ヒトリノ夜』、ライヴ映像作品『FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016』でのみ使用されている。
- ^ 演奏時は新藤がトーキング・モジュレーターのチューブ部分を咥えているために新藤の声だと誤認されることもあるが、実際にはギターの音色を口の中で変化させている。
- ^ 正式には『"SWITCH" SUMMER SPECIAL ポルノグラフテー IN OKINAWA Shine on the beach』。
- ^ メロディも本楽曲と同一のものとなっており、『8thライヴサーキット "OPEN MUSIC CABINET"』では両楽曲をミックスした「 NaNaNa サマー&ウィンターガール」として披露された。
- ^ ただし、自身99曲目ということについてはメンバーは意図しておらず、ファンクラブ会報にて会員の投稿により判明したものである。また、「サボテン Sonority」や「Mugen (Orchestra version)」をバージョン違いとすると99曲目ではなくなるため、これは単なる偶然だったといえる。
- ^ なお、『7thライヴサーキット "SWITCH"』では山梨公演(9月25日)より、オープニングSEとして本楽曲が使用された。その際「ジャパン!」の雄叫びは「SWITCH ON!」に変更されていた。
出典
関連項目
脚注
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岡野昭仁 (Vo) - 新藤晴一 (Gt) |
シングル |
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オリジナル |
1990年代 |
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2000年代 |
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配信限定 |
1.m-FLOOD - 2.Zombies are standing out - 3.フラワー - 4.サウダージ - From THE FIRST TAKE - 5.テーマソング - From THE FIRST TAKE - 6.アビが鳴く - 7.THE DAY - From THE FIRST TAKE - 8.アゲハ蝶 - From THE FIRST TAKE
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参加作品 |
1.Let's try again - 2.それを強さと呼びたい(配信限定)- 3.それを強さと呼びたい 〜2015ver.〜(配信限定)- 4.それを強さと呼びたい 〜2017ver.〜(配信限定)- 5.それを強さと呼びたい 〜2018ver.〜(配信限定)- 6.それを強さと呼びたい 〜2019ver.〜(配信限定)
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その他 | |
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関連項目 | |
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