株式会社アインファーマシーズ (英 : Ain Pharmaciez Inc. )は、札幌市 白石区 に本社を置き、調剤薬局 やドラッグストア などのチェーン店 を運営する企業。調剤薬局業界第一位。アインホールディングス (持株会社)の子会社である。
本項では、持株会社化以前の株式会社アインファーマシーズ(現・株式会社アインホールディングス )、及び持株会社化に際し新設された事業会社である株式会社アインファーマシーズについて記す。
沿革
1969年 (昭和44年)8月2日 - 受託臨床検査 を行う株式会社第一臨床検査センター として設立。
1988年 (昭和63年)3月 - 株式会社旭川第一臨床検査センターを吸収合併 。
1989年 (平成元年)5月 - 株式会社オータニを吸収合併。
1994年 (平成6年)3月 - 株式 を店頭公開 。
1997年 (平成9年)6月 - OICカウボーイグループ へホームセンター 部門を営業譲渡 。
1998年 (平成10年)
10月 - 株式会社第一臨床検査センター札幌ラボラトリー臨床検査部門をビー・エム・エル へ営業譲渡。
11月 - 株式会社アインファーマシーズ (初代)に商号変更。
1999年 (平成11年)
2002年 (平成14年)
6月 - ナイスドラッグ株式会社(現・アイン東海)と業務提携。
11月 - 今川薬品株式会社を吸収合併。
2004年 (平成16年)
5月 - 株式取得により、ナイスドラッグを子会社 化。
12月 - 丸紅からの株式取得により、持分法適用関連会社 の株式会社アインメディカルシステムズを子会社化。
2005年 (平成17年)4月1日 - 株式会社エスアールエルからの株式取得(87%)により、株式会社リジョイス(東京都 中央区 日本橋浜町 )及び株式会社リジョイス薬局(京都市 )を子会社化。
2006年 (平成18年)
4月 - ジェネリック医薬品 卸業をする株式会社ホールセールスターズを完全子会社として設立。
4月28日 - 旧経営者らからの株式取得により、株式会社ダムファールマ(山形市 )及びメディカルハートランド株式会社(山形県 川西町)を完全子会社化。
2007年 (平成19年)
1月31日 - 旧経営者らからの株式取得により、株式会社ダイチク(新潟市 )を完全子会社化。
2月28日 - 株式会社ハイレンと資本提携し、株式の15%を取得。
4月 - 子会社のダムファールマとメディカルハートランドを合併させ、株式会社メディカルハートランドに商号変更。
6月15日 - 旧経営者からの株式取得により、株式会社あさひ調剤(さいたま市 )を子会社化。
10月5日 - 株式会社CFSコーポレーション との株式移転 により、共同持株会社 「株式会社CFSアインホールディングス」(仮称)を設立し、経営統合することで基本合意。
11月 - エムワイ株式会社等からの株式取得により、サンウッド株式会社(富山市 )を子会社化。
12月26日 - 三井物産 からの株式取得(13%)により、株式会社リジョイス(東京都 新宿区 )を完全子会社化。
2008年 (平成20年)
1月22日 - 株式会社CFSコーポレーションの臨時株主総会 で、同社筆頭株主のイオン株式会社などが42.87%の反対票を投じて統合議案を否決したため、経営統合は白紙化。
6月1日 - 簡易株式交換 により、子会社のアインメディカルシステムズを完全子会社化。
8月5日 - 株式会社セブン&アイ・ホールディングス と資本・業務提携。
4月9日 - セブン&アイグループ3社との間で、共同出店等を行うための合弁会社 の設立で基本合意。
2009年 (平成21年)
4月2日 - 東京証券取引所 二部上場。
5月18日 - ジャスダック 上場廃止。
8月 - アインメディカルシステムズ(存続会社)が、当社子会社のリジョイスを吸収合併。
10月1日 - アイン東海(存続会社)が、当社子会社のリジョイス薬局を吸収合併し、同時に株式会社アインメディオに商号を変更。
2010年 (平成22年)
4月1日 - アインメディオ(存続会社)が、同じく子会社のサンウッドを吸収合併。
4月2日 - 東京証券取引所一部銘柄に指定される。
5月24日 - 札幌証券取引所 に上場。
2011年 (平成23年)4月1日 - 子会社のメディカルハートランドを吸収合併。
2012年 (平成24年)
4月1日 - アインメディオのドラッグストア事業を会社分割により継承。
8月1日 - アインメディカルシステムズを吸収合併。
時期不詳 - 岩手県内の調剤薬局の店舗で、店長が急性心臓死。15年に過重な時間外労働で労災認定がなされる[1] 。
2013年 (平成25年)11月11日 - 本社ビルを東区 東苗穂 より、白石区東札幌に移転。
2014年 (平成26年)10月1日 - 子会社の株式会社メディクスおよび有限会社パルアクティブを吸収合併[2] 。
2015年 (平成27年)
2月27日 - 株式会社メディオ薬局(沼津市 )を完全子会社化[3] 。
6月24日 - アイン分割準備株式会社(現・アインファーマシーズ)を設立。
9月 - 資生堂 からの株式取得により、株式会社アユーララボラトリーズ (東京都港区 )を完全子会社化[4] 。
9月12日 - 札幌・大通に総合ビューティー複合ビル「Le trois(ル・トロワ)」をオープン[5] 。
11月1日 - 持株会社 体制に移行。グループの経営管理以外の事業をアイン分割準備株式会社に吸収分割。アインファーマシーズ(初代)は株式会社アインホールディングス に商号変更。アイン分割準備株式会社は株式会社アインファーマシーズ (2代)に商号変更[6] 。
2017年 (平成29年)7月24日 - 新聞報道により、LGBT に対する取り組みを実施していると一般公表[7] 。社員の行動指針に差別しないことなどを明記。
2018年 (平成30年)4月 - リテール事業の営業利益が完全黒字化達成[8] 。
2023年 (令和5年)8月31日 - KKR札幌医療センター 敷地内に薬局を整備する事業の入札を巡り、社長と取締役が公契約関係競売入札妨害 容疑で逮捕された[9] 。9月21日、2人が同罪で起訴された[10] 。2024年4月18日、札幌地裁 は元社長と元取締役にそれぞれ懲役6月、執行猶予2年を言い渡した[11] 。
運営店舗
アイン薬局 南相馬店(2009年7月18日)
アインズ&トルペ 下北沢店
Le trois(ル・トロワ)
調剤薬局
ドラッグストア
アインズ(ainz)
アインズ&トルペ(ainz&tulpe) - 都市型店舗
コスメティック 専門店
その他
「Le trois(ル・トロワ )」 - 総合ビューティー複合ビル
過去の運営店舗
LIPS and HIPS
「LIPS and HIPS」は同社による化粧品・美容用品等のプライベートブランド の名称であるが、これらの商品を販売する同名の単独店舗も展開されていた。「LIPS and HIPS Style Store 新さっぽろサンピアザ 店」(2016年11月25日開店[12] 、2019年10月20日閉店)、「LIPS and HIPS 東急プラザ 表参道原宿店」(2017年4月21日開店[13] 、2020年8月30日閉店)を営業していた。
他社との統合・提携
2008年 (平成20年)4月にCFSコーポレーション と共同持株会社 を設立し、経営統合 する予定であったが、CFSコーポレーションの筆頭株主であるイオン の反対により、2008年 (平成20年)1月22日 のCFSコーポレーションの臨時株主総会 で議案が否決され、経営統合は白紙となった。なお、CFSコーポレーションはのちにイオングループ入りし、現在は合併によりウエルシア薬局 となっている。
2008年 (平成20年)8月5日 、セブン&アイ・ホールディングス と資本・業務提携し、出店、医薬品 販売、PB 商品開発で提携することになった。8月26日 に実施する第三者割当増資 により、セブン&アイ・ホールディングスが当社株式の7.8%を取得した。
提供番組
いずれの提供番組にも「アイングループ」名義で提供。太文字は現在の提供番組
脚注
注釈
^ 同日から月曜日前半ナショナルスポンサー。同年10月より金曜日に移動。2020年10月より現在。
出典
外部リンク